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近代日本のセクシュアリティ 全35巻

近代日本のセクシュアリティ 全35巻

揃定価584,280円(揃本体541,000円) 
ISBN 978-4-8433-3208-5 C3336
A5判上製/カバー
刊行年月 2009年06月

関連情報

本書の内容

明治期から1955年までに執筆された単行本からそれぞれの時代を代表する〈性〉をめぐる言説を、現代的意識でテーマ別に集成。

近代日本のセクシュアリティ管理の思想史をたどりつつ、有閑階級・知識人・編集者・一般読者などいろいろな階層からの視点を通して、国家の性管理政策と生活者の現状を浮き彫りにします。セクシュアリティの問題は、女性学をはじめ、社会学、文学、近代史など広範囲にわたって、現在多く需要のある分野です。各巻に梗概と解説を、アンソロジーの巻には選者による解説を付します。

刊行のことば

セクシュアリティ〈sexuality〉とは、生物学的性差〈セックス〉や、心理的・文化的性差〈ジェンダー〉の枠組みとは異なる性的欲望のあり方を総称することばである。
 これまでの〈性〉についての研究は、動物学・医学・心理学など自然科学における領域が中心的であった。しかしおよそ30年前に、フーコーがこれまで”自明“のものとされてきた〈性〉に、”歴史がある“という考え方を打ち出し、性的欲望が歴史的に構成されてきたという視点を示したことから、セクシュアリティの言説分析が中心課題となり、人文社会科学の研究対象となった。
 本企画では、明治期から戦後までの近代日本のセクシュアリティ言説が、どのように構築されてきたのかを展望し考察できるように、埋もれていた重要な資料の発掘に心がけた。〈性〉という私たちにもっとも身近な視点から照射された「近代日本」は、これまでとは異なった視点を読者に供することと確信している。

近代日本のセクシュアリティ 第1回配本 全6巻 <性>をめぐる言説の変遷

刊行年月 2006年07月 揃定価105,840円 (揃本体98,000円) ISBN978-4-8433-2142-3 C3336
A5判上製/カバー

[編]斎藤光

近代日本のセクシュアリティ 第1巻 通俗性欲学以前

刊行年月 2006年07月 定価11,880円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-2143-0 C3336

明治前半期の社会進化論の文脈に沿って紹介されたテキストの復刻。一連の性科学書の紹介は「造化機論ブーム」とも言える現象を生み出した。この『通俗造化機論』三編はそのブームを受けて訳述されたもの。

『通俗造化機論』明治九年/稲田佐兵衛発行/ゼームス・アストン[著]/千葉繁[訳]
【目次から】陽経の論/精虫の論/陰経の論/情欲の論/懐妊の論/胎児に男女ある論/胎児の生長の論/早年にて交媾するの害ある論/淫欲を過して後に害ある論/淫に耽るの害ある論/志意と智慧との論/資質に区別ある論/婚姻并に性質に自然の理ある論/気力の強と弱との論/生命の寓在并に長生の論/懐妊を鑑定むる論/産徴并に誕生の論/淫欲を強むる薬剤の論

『通俗造化機論 二編』明治十一年/稲田佐兵衛発行/エドワルド・フート[著]/千葉繁[訳]
【目次から】懐妊の論/陰具を鄙む根元の論/身体の生長するに従ひて陰茎陰門の変化する論/交合の快楽は電気に基くの論/嫉妬の論/野蛮の国と開化の国との婚姻の論/夫婦同衾すべからざるの論/男女交合の度数の論

『通俗造化機論 三編』明治十二年/稲田佐兵衛発行/エドワルド・フート[著]/千葉繁[訳]
【目次から】売淫女/不和の夫婦/淫乱の病源/交合を嫌ひ又は交合に感なき病症/陰部の食傷/卵巣病/陰陽二関の適偶を撰ぶべき論/病婦の形容を論ず/病夫の形容を論ず/男子の密語/陰茎並に其病を論ず/陰嚢並に其病を論ず

近代日本のセクシュアリティ 第2巻 変態性欲と近代社会 1

刊行年月 2006年07月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-2144-7 C3336

一八八六年にドイツ語圏で刊行された『変態性欲心理』の原著は、「近代性科学の出発点」(解説より)に位置し、「サディズム」「マゾヒズム」「フェティシズム」等の、「性倒錯者」の概念が、ここから生まれ、世界的に普及した。?外も本書から刺激を受けている。日本の知識社会に「変態性欲(=性倒錯)」を紹介、現代に通俗的な意味にまで定着した上記の言葉を、はじめて体系的に解説した古典的著作の翻訳。

『変態性欲心理』大正二年/大日本文明協会発行/エビング(R・V・クラフト=エビング)[著]/黒沢良臣[訳] 
【目次から】色情生活の心理学に関する事項 生理学的事項 生物学的事項 性欲病理学(神経性及精神性)総論(末梢性神経病/脊髄性神経病/脳性なる神経病/倒錯的衝動に於ける対異性性欲/代償的色情及び性欲衝動に因る対異性感覚の消失)病理各論(精神的障礙の種々なる定型及び状態に於ける病的性欲生活の現象/後天的精神薄弱状態/癲癇/週期性精神病/躁病/女子淫乱症と男子淫乱症/憂鬱症/ヒステリー/偏執病)性欲的生活と法律(陰部露出症の形式に於ける猥褻罪/強姦及び淫楽的兇殺/ザディスムスを基礎とせる身体損傷、物体毀損、及び動物虐待/マゾヒスムス及び色情的隷属/フェティシスムスに基づける身体損傷、強盗及び窃盗/十四歳以下のものとの猥褻行為/反自然的猥褻行為(獣姦及び鶏姦)/屍好症/近親姦淫/被監督者に対する不道徳なる行為)

近代日本のセクシュアリティ 第3巻 変態性欲と近代社会 2

刊行年月 2006年07月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2145-4 C3336

大正一〇年前後、「変態」に関する著作が流行し、この巻に収録される二著も、そのブームに乗って刊行されたものである。『変態性欲講話』は、時流において刊行された著作。これに対し『変態性欲の研究』は、ドイツで学位を得、流行の一翼を担った羽太鋭治による通俗科学的著作。大正中期のブームの実相を伝える二著を収録。
 
『変態性欲講話』大正十年/三光社発行/高橋北堂[編]
【目次から】第一講 変態性欲総説(性欲及び変態性欲の意義と其範囲/変態性欲の原因/正当なる性欲発達の妨礙/変態性欲の防遏/色欲異常と微毒との関係)第二講 同性間の変態性欲(同性間変態性欲の意義及其の原因/生来の同性間変態性欲/後発的同性間性欲/半陰陽)第三講 狂的変態性欲(色情狂)(総説/狂的色欲病者の種類及各性質/性欲的狂崇/狂的強姦/狂的変態性欲者に準ずべきもの)第四講 混合性精神障礙(其意義及種類/変質者/変質的性格者)第五講 変態性欲の防遏方法(自涜的遂情の害及其の防遏方法/同性間性欲の害/同性間性欲の防遏)
 
『変態性欲の研究』大正十年/学芸書院発行/羽太鋭治[著]
【目次から】序論 性欲生活の一斑(性欲と恋愛/性欲生活の進化/性欲生活の生理/性欲生活の心理)本論 変態性欲の研究(変態性欲の分類/性欲亢進の異常/残忍性々欲/被残忍性々欲/性的狂崇/同性間性欲/男子先天的同性間性欲/女子先天性同性間性欲/児童時代と変態性欲/反自然的行為)

近代日本のセクシュアリティ 第4巻 生活における「性」への発言

刊行年月 2006年07月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-2146-1 C3336

『青年男女と性的生活』は、医学・生理学者の著者が結婚問題を通して、生物主義的道徳主義的観点から「性の教育」を説く。また『近代文化と性生活』は、「街頭の性」―つまり男女の社交としての近代の性文化を、医学者の立場から論じる。通俗性を抑制したその筆致からは、大正中期から昭和初期の「エロ・グロ・ナンセンス」時代の「性」を、アカデミズム主流がどう捉えていたかを窺う上で貴重な文献である。
 
『青年男女と性的生活』大正九年/婦女新聞社発行/永井潜[著]
【目次から】神秘の問題/飢餓と恋愛/動物の交尾期/人間の生殖/月経の起原に関する諸説/生殖線の内分泌/性欲問題と其取扱方/大脳の働の二方面/生活体は不死なり/モーバーの検査/生殖細胞と体細胞種/種族保続の為の自己保続/生殖と個体の生命/倫理思想もこゝに湧く/シルラーの『鐘の歌』/結婚問題/黄金の結婚/自由結婚/性欲濫用/恐るべき手淫の害/結局は各自の自覚

『近代文化と性生活』(性科学全集第二編)昭和六年/武侠社発行/杉田直樹[著]
【目次から】近代文化と性生活/力強き性欲本能/性教育の必要/性教育の理想/青年の性衛生/性生活と家庭/一夫一妻主義/夫婦の性的関係/夫婦問題の諸説/優生学上から観た結婚/断種絶産の手術/新らしき恋愛、新らしき貞操/恋愛と母性愛/離婚/医学上より見たる産児制限/婦人の一生と性欲/中年の婦人/四季と婦人美/春の婦人と其性欲の動き/女性美の性的魅力/現代表情美/婦人の容色の衰へ/婦人と禁欲/精神活動の源泉としての性欲/婦人の生活と能率増進/流行の心理/女性と精神変質/青春の危機/男女と職業/性生活と享楽、社交/宗教と性欲/近代人のエロチシズム/マソヒスムスとサヂスムス/売笑の現在と将来/裸体と文化/近代の神経病的犯罪/近代文化と性的犯罪/生殖機能と犯罪傾向/婦人と現代的神経病/性欲の疾患と変態/性欲機能の疾患/性病の智識/享楽生活の衛生/性雑題

近代日本のセクシュアリティ 第5巻 性とイデオロギー

刊行年月 2006年07月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-2147-8 C3336

一九一〇年代から三〇年代に世界を席巻したマルクス主義とモダニズムという「二つのM」(解説より)を通しての「性」に関する海外と国内の著作を収録。フロイド・デルは『機械時代の恋愛』でアメリカの性にまつわる因習を告発する。彼は「マルクス的Mからモダン的Mへ堕落した人物」とのレッテルを貼られた作家、批評家である。また太田典礼は「太田リング」で著名な産児調節運動で知られ、『貞操の分析』は彼の戦前の著述である。
 
『機械時代の恋愛』昭和七年/先進社発行/フロイド・デル[著]/中島幸子・田村とし子[訳]
【目次から】本書の内容目的/生物学と歴史/父系制の惰落と崩壊/現代に於ける父系的より近代的習慣への過度/父系的及近代的児童訓育/誤れる社会観念の二三/より以上誤れる社会観念の二三/尚一層誤れる社会観念の二三/異性愛へ到達の遅延及失敗/青年期の道程の四種/青年期に於ける異性愛の発達/結婚時代/近代に於ける結婚上の諸問題
 
『貞操の分析』昭和十一年/アスカ社発行/太田典礼[著]
【目次から】処女性を失つて悩める女性へ/処女性の医学的抹殺/貞操の分析/未婚者の性生活/喫茶店亡者/接吻の医学/青春の生理と心理/学生と性慾/売笑の現実/売笑婦の数字/身の上相談に現はれた性の悩み/不感症の医学/未亡人の問題/母性愛は絶対か/性と文学/春・女の美学/女性美/性とホルモン/堕胎について/婦人向き売薬の批判/新・性教育論

近代日本のセクシュアリティ 第6巻 アンソロジー 明治期の性言説をめぐって

刊行年月 2006年07月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2148-5 C3336

明治初年から明治末まで医学雑誌、一般誌に掲載されたセクシュアリティ関連記事論文(本編78編、補遺1編)を集成。造化機論系の言説の形成から、通俗性欲学的言説圏が「性雑誌」と呼ばれる一群を生む前提として、伝統的性欲観「色」「淫」から、ヨーロッパ的「科学的」性観念「性慾」「性」への変遷を跡付ける。8編を収録する鴎外の記事論文からは、明治期のセクシュアリティ全体の中における彼の位置が明らかになるだろう。

【主な収録内容】淫欲抑制剤トシテ「サリシリツク」酸ヲ用フル説/男子陰具の変形/男子生殖器ニ関係セル神経諸病ノ論/手淫ニ耽リタル一少年ノ奇説/■事病ニ沃土保爾母溶液ノ効アル説/処女膜ノ解剖説/■事病ニ於ル一種ノ治法/交媾力衰弱(腎虚)交媾力虚脱及ビ陰萎症ノ説/ほか69編

近代日本のセクシュアリティ 第2回配本 全6巻  女性の描かれ方にみるセクシュアリティ1

刊行年月 2007年03月 揃定価88,560円 (揃本体82,000円) ISBN978-4-8433-2192-8 C3336
A5判上製/カバー

[編]岩見照代

近代日本のセクシュアリティ 第7巻 異文化性幻想1

刊行年月 2007年03月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2193-5 C3336

明治期に刊行された海外における”魔窟“の事情を紹介するテキストを復刻。『西洋娼妓事情』はパリにおいてなされた実地調査と統計的手法による精細なレポート、"La prostitution a Paris au XIXe siecle"を紹介。『加奈陀の魔窟』は、カナダの日本語新聞「大陸日報」記者、長田正平による在カナダの日本人娼婦たちのドキュメンタリーである。
 
『西洋娼妓事情』明治二十年/嘯月楼発行/エム・パレン・ヅーシャッテレー[著]/横山訒[訳]

『加奈陀の魔窟』明治四十三年/大陸日報社発行/長田正平[著]/出版地カナダ
【目次から】魔窟の表裏/探険の方針/場所は何処?/現在の状況/最も古ひ場所/娼婦の日常生活/娼売のやりかた/男との関係/元老株/魔窟開拓の径路/警察当局の態度/娼婦の素性/醜業婦輸入/利害の打算/醜陋なる実例(一)/醜陋なる実例(二)/雑纂/結論

近代日本のセクシュアリティ 第8巻 異文化性幻想2

刊行年月 2007年03月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2194-2 C3336

大正前期に刊行されたテキストを復刻。日本人によるロンドン、パリの風俗レポート『倫敦 巴里 魔窟の真相』は”魔窟“のみならず、国際都市の裏側を見事に活写した好資料である。比較参考として、明治期に刊行された東京でのレポート『魔窟の東京』を併録。

『倫敦 巴里 魔窟の真相』大正二年/神田書房発行/依田碧浪(信太郎)[著] 
【目次から】「上の巻 暗黒の倫敦」倫敦の不夜城/ピムリコの魔窟術/百鬼夜行の倫敦/哀れなる街頭の花/仮装舞踏会の醜態/夜半倶楽部の秘密/頓狂倶楽部の午前三時/喫煙倶楽部の日曜の夜/奇席劇場の暗黒面/珈琲店の地下室/街頭の珈琲露店/留置場の啜り泣き/倫敦の港町「下の巻 歓楽の巴里」歓楽世界の巴里/濃艶な巴里の女/活きた裸体画/地下室の恋/日曜の夜の巴里/巴里の酒と女/魔窟の野獣

〔参考:日本編〕
『魔窟の東京』明治三十五年/国民評論社発行/川上峨山[著]
【目次から】広告詐欺/学生社会/桂庵の内幕/見世物娘/乞食の境遇/娘義太夫/博徒社会/俳優の裏面/貧民窟/待合営業/ポン引/私窩子/車夫生活/芸娼妓/公園の妖怪/符牒と隠語/起源と濫膓

近代日本のセクシュアリティ 第9巻 異文化性幻想3

刊行年月 2007年03月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2195-9 C3336

石井(渡辺)筆子は近代女子教育者として、なによりも日本における知的障害者福祉の創始者の一人として、今注目を集めている。本巻では、貴重なテキストである、彼女の青春期の留学回想録『過にし日の旅行日記』を復刻。また彼女の創作集である『もしほぐさ』『鐘のひゞき』を併録する。
 
『過ぎにし日の旅行日記 ―明治三十一年米国に使せし折りの顛末―』昭和十一年/澤田廣憲発行/石井筆子[著]
【目次から】米国へ行く迄(渡米問題・出発・上陸・赤毛布)/米国ところどころ(デンバー市・アイダホー行・シカゴ市のさすらひ・社会事業・サンダスキー其他・聖公会及夫人伝道補助会・マウントンヴアノン・渡英問題・ワアナメーカー氏)/帰朝(シカゴより横浜へ・帰朝後の事ども・内謁見のこと・津田梅子女史を憶ふ・追記・付録〈大日本婦人教育集会に於ける米国視察についての講演〉)
 
『鐘のひゞき』大正十一年/滝野川学園後援会刊/石井筆子[著]
【目次から】栴壇の二歯/伏屋のクリスマス/同胞のまこと/縦の若木/ツールーズ城の公主/隠れたる英雄

『もしほぐさ』大正十年/東京堂発行/石井筆子[著]
【目次から】ふしぎな井/お母さまの御誕生日/父心/蛙のおはなし/豆のおはなし/睡眠城

近代日本のセクシュアリティ 第10巻 性と〈悪〉1

刊行年月 2007年03月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2196-6 C3336

本テーマでは、婦人犯罪を紹介したテキストを復刻。『花井梅女公判傍聴筆記』は、明治期における貴重な婦人犯罪の裁判傍聴記。併録の『婦人の犯罪に関する研究と行刑上及釈放後に於ける実際的考察』は、昭和初期における膨大な調査とデータに基づいた精密なレポートである。

『花井梅女公判傍聴筆記』明治二十年/精文堂発行/佐藤盈三[編]
【目次から】公訴状/花井うめ宣告
 
『婦人の犯罪に関する研究と行刑上及釈放後に於ける実際的考察』昭和五年/司法省調査課/吉本栄一[著]
【目次から】法律上に於ける婦人の地位/婦人犯罪の法律学的観察/婦人犯罪の生理学的観察/婦人犯罪の心理学的観察/婦人犯罪の環境的観察/婦人犯罪の種々相/婦人犯罪者の処遇/婦人受刑者の行刑上における実際的考察/婦人受刑者の釈放後に於ける実際的考察/釈放者の保護事業

近代日本のセクシュアリティ 第11巻 性と〈悪〉2

刊行年月 2007年03月 定価15,120円 (本体14,000円) ISBN978-4-8433-2197-3 C3336

明治末年に刊行された『性欲の研究』内「性欲禍」では、”性欲“により予想されるさまざまな犯罪のケースを考察。明治末年より興った”カフェー“は大正期の興隆を経て、昭和初期には夜の街を彩る存在となっていた。『女給日記』には夜毎繰り広げられる男達の欲望、女給達の希望と悲哀の日常が綴られた、昭和初期の”カフェー“をめぐる貴重な資料である。 
 
『性欲の研究』(抄)明治四十五年/尚文館発行/勝永徳太郎[著]
【目次から】「性欲の研究付録〈性欲禍〉」声色の禍害/可恐淫乱的自然主義/魔風恋風/春情売買観/咄!芸妓売淫の陋習/吁々貴婦人と俳優/肉体と心霊/可戒美人と淫楽/醜婦の深情/美男子と色魔/女性の堕落/可恐男女学生手淫の害/乳倫的蛮行/強姦及輪姦撲滅策/姦通及姦通の径路/強姦と和姦/少女玩弄の悲惨/妻の強淫=夫の警戒/圧制的交接の害/色欲狂/春画及催春の害毒/真正の快楽は身体の強健にあり/過房の害

『女給日記』昭和五年/金星堂発行/木谷絹子[著]
【目次から】盗まれた唇/家庭荒し/めも…(私の手帳から)/鼻・鼻・鼻

近代日本のセクシュアリティ 第12巻 アンソロジー 変容する女の〈性〉をめぐる言説 ―明治・大正期―

刊行年月 2007年03月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2198-0 C3336

アンソロジーである本巻では、女性という〈性〉が、明治・大正・昭和の変動の中で、どのように扱われ、問いかけられてきたかを検証する。”個人“という近代的な観念のもとに成る男女の結婚論(『男女結婚論』村井弦斎)、女性による「女性的なるもの」からの超越の呼びかけ(『女性から人間へ』花園歌子)、変動する国際社会に対して女性のあり方(『世界改造を控へての日本婦人』三谷民子)、など多彩な論文を収録。

【主な収録内容】三十年前洋行の夢(津田梅子)/欧米週遊雑記(鳩山春子)/世界改造を控へての日本婦人(三谷民子)/女から人間へ(花園歌子)/男女結婚論(村井弦斎)/婦人の犯罪(勝水淳行)/ほか

近代日本のセクシュアリティ 第3回配本 全6巻 思想・文学に見るセクシュアリティ

刊行年月 2007年07月 揃定価102,600円 (揃本体95,000円) ISBN978-4-8433-2662-6 C3336
A5判上製/カバー

[編]鈴木貞美

近代日本のセクシュアリティ 第13巻 恋愛観の変遷1

刊行年月 2007年07月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-2663-3 C3336

厨川白村の朝日新聞への連載「近代の恋愛観」(大正十年九月)は、連載中に起こった白蓮事件などとあいまって、空前の恋愛論ブームを巻き起こす。本巻には『近代の恋愛観』より、白村が反響を受け執筆した「再び恋愛を説く」を抄録。そのほか、土田杏村の著作『恋愛の諸問題』より、当時の人気知識人であった石原純の恋愛論に反論した「恋愛の本質」を抄録、そして、その石原純の昭和前期の著作『恋愛の史的考察』を収録した。

『近代の恋愛観』(抄)大正十一年/厨川白村[著]
【目次から】「再び恋愛を説く」(一 緒言として/二 革新の理想を見よ/三 質問第一/四 人生の問題として/五 恋愛と結婚と経済関係/六 一夫一婦、恋愛、貞操/七 恋愛と自由)

『恋愛の諸問題』(抄)大正十四年/土田杏村[著]
【目次から】「恋愛の本質」(第一序説/第二 性欲の純化とは何を意味するか/第三 性欲と恋愛価値との関係/第四 愛価値と恋愛価値)

『恋愛の史的考察』昭和六年/武侠社発行/石原純[著]
【目次から】序/一 恋愛の起源/二 恋愛の発達/三 中世前期に於ける恋愛/四 中世後期に於ける恋愛/五 近世に於ける恋愛/六 現代/七 近世期に於ける情痴風俗/八 明治初年情痴異聞

近代日本のセクシュアリティ 第14巻 恋愛観の変遷2

刊行年月 2007年07月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-2664-0 C3336

昭和初期、翻訳紹介されたコロンタイの『赤い恋』は、「プロレタリアの恋愛観」を表した小説として左翼青年に大流行した。本巻では、コロンタイの小説を徹底的に論じた今野賢三の『プロレタリア恋愛観』、併せて、昭和戦前期に活躍した評論家・杉山平助の『新恋愛論』を収録した。
 
『プロレタリア恋愛観』昭和五年/世界社発行/今野賢三[著] 
【目次から】第一章 現在日本の男女はどんな恋愛生活をしてゐるか/第二章 恋愛の資質的考察/第三章 結婚地獄と性的危機/第四章 新恋愛の大胆なる肯定と解釈/第五章 恋愛生活発展の具体例(一 青年期こそ、自然発生的恋愛時代/二 第二期、目的意識性への発展/三『赤い恋』への発展、その研究)/第六章 コロンタイ女史の『三代の恋』を吾らは如何に考ふべきか?/第七章 厨川白村の恋愛観の解剖/跋(金子洋文)

『新恋愛論』昭和十二年/中央公論社発行/杉山平助[著]
【目次から】第一章 恋愛の発生/第二章 恋愛の諸徴候/第三章 恋愛の型/第四章 発火・期間・戦術/第五章「武器」・爆発・消火/第六章 恋愛とエゴイズム/第七章 恋愛と社会/第八章 恋愛と倫理

近代日本のセクシュアリティ 第15巻 性と犯罪

刊行年月 2007年07月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-2665-7 C3336

本巻には、法医学者・文筆家である著者が、その豊富な知識をもとに古今の犯罪を縦横無尽に論じる『犯罪と人生/変態性欲と犯罪』を収録した。
 
『犯罪と人生/変態性欲と犯罪』〈近代犯罪科学全集 第1巻〉昭和四年/武侠社発行/高田義一郎[著]
【目次から】千住の酒屋鏖殺事件/相馬事件筋書/夢遊病と犯罪/女性犯罪の特徴/強姦沙汰の裏と表/夏季と性的犯罪/徳川時代の堕胎業者「中條流」/堕胎罪と妊娠させた男/模範町村と犯罪/Vitriolage/兇行者は何故出刃庖丁を逆手に持つか(兇器の使分けと危険率との話)/自殺と他殺との創の区別/与一兵衛の死体検案/天一坊事件と血痕の検査/犯人の異同識別と写真/父子鑑別問題の今昔/犯罪捜査と科学/生命保険詐欺の種々相/家庭相手の詐欺いろいろ(主婦用心帳)/犯罪の大半は模倣/変態的の犯罪/投獄の懲罰的効果/證據裁判の悲哀(死刑から無罪へ)/親の犯罪と其の子/本邦に於ける死刑の変遷/くがだち(盟神探湯)/変態性欲と犯罪

近代日本のセクシュアリティ 第16巻 性科学の諸相

刊行年月 2007年07月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-2666-4 C3336

本巻には、雑誌「変態性欲」主幹・法医学者の田中香涯(祐吉)が、出版物氾濫によって混乱する性科学認識を、整理し著した力作『近世性欲学精義』を収録。そのほか、社会学者・米田庄太郎が、「恋愛至上主義」を科学的に批判考察した『恋愛と人間愛』から同名章を抄録。併せてマーガレット・サンガー(大正十二年に初来日)が、性教育の重要性を説く『性教育は斯く実施せよ』を収録した。
 
『近世性欲学精義』大正十一年/実業之世界社発行/田中香涯[著]
【目次から】緒論/第一章 生殖機能の初発及び其の持続期限/第二章 性欲と生殖器官との関係/第三章 性欲興奮の原因/第四章 性欲の強弱/第五章 性的実行力及び抵抗力/第六章 性生活と内分泌/第七章 性生活と神経機能/第八章 生殖論/第九章 両性の差異及び関係/第十章 売笑論/第十一章 変態性欲論/第十二章 性的犯罪論/第十三章 性欲の昇華

『恋愛と人間愛』(抄)大正十二年/弘文堂発行/米田庄太郎[著]
【目次から】「恋愛と人間愛」(第一章 第一節 恋愛自由の要求の淵源/第二節 我国の女子の自覚と恋愛自由の要求/第三節 恋愛至上思想の科学的批判/第四節 恋愛と人間愛との根本的差別/第五節 フロイド説/第六節 性欲の昇華/第七節 フロイド説の批判/第八節 ソルヴエー派の社会的親和説/第九節 群本能の説明に就て/第十節 社会的親和と人間愛/第十一節 性欲の昇華と人間愛/第十二節 至上の愛)
 
『性教育は斯く実施せよ』大正十三年/朝香屋書店発行/マーガレット・サンガー[著]
【目次から】序論/第一編 性教育の出発(第一章 総論/第二章 性教育実施者の心得べき性的智識)/第二編 性教育の実施法(第一章 幼年期の性的生活/第二章 幼年期の性教育/第三章 児童期の性的生活/第四章 児童期の家庭に於ける性教育/第五章 児童期の学校に於ける性教育/第六章 青春期の性欲生活/第七章 青年期の性教育/第八章 結婚当夜に授ける性教育)/第三編 当事者と性的智識の補足(第一章 性欲の生理的考察/第二章 感覚と性欲との関係)/第四編 結論(第一章 社会的性教育の実際的方法/第二章 学校当事者の心得と教授法の実際/第三章 子を持つ現代の母親に与ふるの書/第四章 産児制限と其実行方法)

近代日本のセクシュアリティ 第17巻 性をめぐる発言

刊行年月 2007年07月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-2667-1 C3336

本巻に収録した『性と恋愛の研究』は、「近代に於ける、性と恋愛大観」(はしがき)を自称することからも分かるように、当時の知識人の性、恋愛への発言を広く集成した、極めて優れたアンソロジーである。 
 
『性と恋愛の研究』大正十二年/日本書院発行/佐藤寿[編]
【目次から】性教育(性といふ言葉/性の解放/性教育の必要/性教育は男女の自覚に待つ/性教育の実際/性慾の強弱/性慾と性殖/性と愛/いつまでも愛の心/性的満足の機会をつくれ/異性を解する力/異性相撰ぶの要求/異性の交際は神聖だ/若き婦人の希望/婦人の性慾/婦人の性慾苦/性的親和力/女性を傷つけること/恵まれたる女性/性的感情の緩和/性の危険性を避け/快楽の対象と性慾の満足/変態性慾と同性の愛/繁殖否定説と禁慾主義/現代生活と性の悩/性道徳の殉教者/母的本能の偶然的産物/本妻の子と情婦の子/青年期の血における両性の相違/若い女性の淋しい心/女から見た男性/性の争闘/貞操観念と性の闘争/性的衝動の崇高化/性教育の理想/性の生活に対する現代人の反省)恋愛研究(恋愛/恋愛至上/恋愛と人生/恋の純潔/壊れない恋/愛と恋愛/結婚/恋愛と結婚/恋愛結婚/恋愛生活/恋愛生活と実生活/仮想的な恋愛生活/或新型夫婦の会話/甘い夫婦/恋愛と性慾/自由恋愛と貞操/自由恋愛結婚と家庭生活/私の自由恋愛賛成論/理解のある結婚/私どもの結婚/結婚の実際的方法/近代の小説に描かれた夫婦の愛/愛の感激/美人を愛する心/男の観た美しい女/婦人間の同性愛/女の美/同性愛の女子教育上における新意義/結婚は人気があり過ぎる/乱婚/結婚後のあくび/結婚に失望した二人の女の対話/結婚難と離婚難/妻の認識/妻の美/理解を欠いた夫婦生活/女性の美しさ/春の女性美/愛の力/愛は婦人の生命/愛と理解/愛し得る心/愛は力強し/美貌と魅力/愛嬌と魅力/犠牲の女性/結婚のなやみ/独身/なぜ私は妻を迎へないか/自由思想と恋愛/女子の地位と恋愛の権利/恋愛対社会の悲劇/恋愛の三角関係/恋愛媒介所/西洋の戯曲に現れた恋愛/恋愛生活と文化生活/夫婦愛情の心理的性的考察/新貞操観)

近代日本のセクシュアリティ 第18巻 アンソロジー 優生学より見るセクシュアリティ

刊行年月 2007年07月 定価9,720円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-2668-8 C3336

本巻には、大正・昭和戦前期における優生学関連の雑誌論文・アンケートを集成する。

近代日本のセクシュアリティ 第4回配本 全5巻 風俗から見るセクシュアリティ

刊行年月 2007年12月 揃定価87,480円 (揃本体81,000円) ISBN978-4-8433-2769-2 C3336
A5判上製/カバー

[編]井上章一

近代日本のセクシュアリティ 第19巻 ジャーナリズムと性

刊行年月 2007年12月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2771-5 C3336

北村兼子は、大正十二(一九二三)年に聴講生として関西大学に入学(最初の女子学生である)。修了後の大正十五(一九二六)年、大阪朝日新聞の花形記者となる。入社より自由闊達な執筆活動を展開し注目を集める。昭和二(一九二七)年退社、本巻にはこの時期の著書『竿頭の蛇』、『怪貞操』を収録。退社後もホノルルでの汎太平洋婦人会議(一九二八)、ベルリンでの万国婦人参政権大会(一九二九)に日本代表として出席するなど活躍をしたが、昭和六(一九三一)年、二十七歳で病没。
 
『竿頭の蛇』大正十五年/改善社書店発行/北村兼子[著]
【目次から】馬鹿で児を産め/むし/妙な良心/最近事件の一考案/眼/細紐/失業者/家族制度/映画になる実話/『ひげ』の自己宣伝/卒業して、それから/桃を盗んだ女巡礼/ある夫婦の話/泥棒になる話/ウソからでた実話/婦人記者の観た女性犯罪/泥棒礼讃罪人歓迎(刑務所を労働学校としてはどうか)/下駄直し/フランス嘆美/凱旋のその夜/眼を開いて夢を見てゐる男/毛織会社にて/中山歌子事件の一考察/破産詩人/馬賊/女の見た男/姑の死顔/魔ヶ淵心中/辰の行衛/『ひげ』の批評の批評/▼大阪朝日の婦人記者▲北村兼子さんに贈る書 里の仙人/兼子女史著『ひげ』=婦人記者といふもの=/女の見た『ひげ』/『ひげ』の北村兼子女史へ 和製のカイゼルより/筑/馬鹿で児を産め―続編―
 
『怪貞操』昭和二年/改善社書店発行/北村兼子[著]
【目次から】遊廓改良から公娼廃止まで/竜宮ものがたり/人利引上げ/堕落婦人記者/恋の潜航を著した時の心持/女秘書/嬰児が商品に/男心と女心/遊廓の建主改従主義/川柳感/婦人科/婦人の力による小作争議解決/にせもの/特作映画 卑怯なる者よ汝の名は男なり/犬の手にころぶ/女がかいた女が男がかいた女と同じだ/吾輩は弁士である/尼さん/うどん戦/恋の潜航の批評/怪貞操(続)

近代日本のセクシュアリティ 第20巻 異郷と性

刊行年月 2007年12月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-2772-2 C3336

奥野他見男は明治二二(一八八九)年、石川県生まれ。大正四(一九一五)年にデビューし一世を風靡したユーモア作家である。『ハルピン夜話』は「東洋の楽天地」ハルピンの歓楽をなまなましく伝える、「実体験レポート」であり、大ベストセラーとなった。好評を受けて発表された『支那街の一夜』はその前日譚。
 
『ハルピン夜話』大正十二年/潮文閣発行/奥野他見男[著]
【目次から】あゝハルピンよ/一夜千金の歓楽郷/カフエーの女/夜の公園/秘密室/深夜の享楽/夜の一時二時頃/二人の世界/快よき人々/床屋さん/美しき母娘/晩餐の招待/珍らしき話/純ロシアの家庭/恍惚たる美女/一代の豪華/日本の芸者/赤裸々の群れ/左様なら/附録

『支那街の一夜』/大正十二年/潮文閣発行/奥野他見男[著]
【目次から】あゝ驚奇の世界/カフエーで歌う支那娘/舟遊びの艶姿/物凄い泥棒街/支那の吉原見物/喇嘛寺の淫怪/美しい仙境/支那にあるロシア酒場/佳人に戯むるゝ一夜/悲しき栄華の跡よ/女学校参観/小鳥の如く震へる娘/アカシヤの誘惑/赤裸々の女を見るの記/手紙の主/湯崗子の一夜/馬賊に捕はれた人の話/美しき暁の悲劇/小さき訪づれ/歓迎会/名曲の奏でらるゝ所/万感に乱れて/船室の物語/波をゆくエピソード/総てよ、左様なら

近代日本のセクシュアリティ 第21巻 性の空間1

刊行年月 2007年12月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2773-9 C3336

平山蘆江は明治十五年(一八八二)神戸生れ。長谷川伸、白井喬二らと「二十一日会」を結成し、第一次『大衆文藝』の同人として活躍。日露戦争中に満洲に渡った後、帰国し『都新聞』の記者となり花柳演芸欄を担当する。都都逸や小唄の革新と普及にも努めた。現在の「風俗ライター」の走りであろうか。花柳界に通じた著者による、2作品を収録する。
 
『花柳行状記』昭和九年/岡倉書房発行/平山蘆江[著]
【目次から】序/花柳行状記/花柳下半季/花柳やりくり帖/花柳街通信/新橋情話/口腹自伝

『芸者繁昌記』昭和十一年/岡倉書房発行/平山蘆江[著]
【目次から】芸者繁昌記/情事うらおもて/花柳界雪月花/指の香/花柳人情話/そばとすし/風俗夫婦物語/怪談/木曽路の秋/お大事に/桐の雨/蘭杏クラブ/ふところ手

近代日本のセクシュアリティ 第22巻 性の空間2

刊行年月 2007年12月 定価23,760円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-2774-6 C3336

松川二郎は明治二〇(一八八七)年、福井県生まれ。明治三九(一九〇六)年に読売新聞に記者としてつとめる。旅行記、探検記などを多くこなすジャーナリストとして活躍。昭和五(一九三〇)年には旅行時代社を興す。『全国花街めぐり』は「全国の花街を網羅した最初の著述」(「著者の言葉」)であり、各花街ごとに、簡潔かつ細密な情報を記した本書は「後世史家が昭和の時代相を考究する上にも」(「同」)必読の資料である事は間違いない。
 
『全国花街めぐり』昭和四年/誠文堂発行/松川二郎[編]
【目次から】著者の言葉/東京/東京総記/新橋/柳橋/浜町/芳町/日本橋/赤坂/池の端/浅草公園/神楽坂/富士見町/四谷荒木町/四谷大木戸/麻布/白山/駒込神明町/湯島天神/講武所/鳥森/新富町/霊岸島/深川/向島/吉原/州崎/新宿/品川/五反田/目黒/渋谷/玉川/二子神明町/調布/玉の井/青梅/八王子/松山武蔵/浦和/大宮/秩父/木更津/鴨川/松岸/潮来/水戸/下館/宇都宮/足尾/大田原/伊香保/下仁田/磯部/甲府/下諏訪/高田越後/柏崎/三条/新潟/名古屋/犬山/岐阜/木曽福島/岡崎/浜松/静岡/伊東温泉/宇治山田/山中温泉/片山津温泉/高岡/富山/滑川/魚津/小川温泉/大阪/大阪総記/大阪花柳辞典/南地五街/曽根崎/新町/堀江/松島・飛田/住吉/京都/京都総記/祇園新地/先斗町/木屋町・下河原/宮川町/島原/宇治/奈良/広島/宮島/松山伊予/道後温泉/鳥取/松江/美保関/博多/熊本/中津・耶馬渓/別府/大分/下之江/佐伯/日田/延岡/長崎/仙台/石ノ巻/気仙沼/鳴子温泉/八戸/山形/湯田川/湯ノ浜/酒田/横手/角館/秋田/土崎港/能代港/弘前/東山温泉/花巻温泉ほか

近代日本のセクシュアリティ 第23巻 アンソロジー 「美人論」の変遷

刊行年月 2007年12月 定価9,720円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-2775-3 C3336

明治・大正・昭和を通しての「美人」とはいかなるものか、を考察する多彩な文献を収録する。
【主な収録内容】美貌の新しき解釈(真葛居士)/新聞記者はなぜに醜婦にも美人の称号を与へるか(松崎天民)/街頭装飾品としての東京の女と大阪の女(清水康三)/誰でも美人になれる座談会(諸家)/美人の印象(諸家)/女の表情と表情術(斎藤羽雪)/日本婦人と表情美(森律子)/表情の様式化(有島生馬)/夏の女(諸家)/芸術家の観たる「夏の女」(諸家)/夏季服装軽美論(加藤咄堂)/浴衣姿の美人に対して(諸家)/夏と女(諸家)/曲線美を見せるお仕度の仕方(遠藤波津子)/夏の女性の醜い姿態と美しい姿態(諸家)/美人箴/美人と毒婦(深尾韶)/美人訓(河岡潮風)/大臣に美人なしと評された女学校(川村文芽)/美しい女と賢い女と(三輪田元道)/容貌の美と誘惑の手(三輪田元道) ほか

近代日本のセクシュアリティ 第5回配本 全6巻 女性の描かれ方にみるセクシュアリティ2

刊行年月 2008年10月 揃定価106,920円 (揃本体99,000円) ISBN978-4-8433-2973-3 C3336
A5判上製/カバー

[編]与那覇恵子

近代日本のセクシュアリティ 第24巻 若き女性へ

刊行年月 2008年10月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-2974-0 C3336

 昭和初期モダニズム文学の一翼を担った作家、浅原六朗(一八九五~一九七七)が『日本女性』などに掲載された論文を纏めたものが、本書『若き女性の倫理』である。かつて『少女の友』、『婦人世界』などの編集に携わっていた浅原ならではの編集、文章術が光る一冊。
 木村俊夫(一九一三~、和辻哲郎に師事。教育心理学など)による『若き女性の心理』は、三人の娘の父親である木村が「果して三人の娘のよき父たり得るか」という疑問と不安に応える心理学書を見いだせなかったことから、近隣の高等女学校に特別講義を志願し、材料を集めて執筆した一冊である。

『若き女性の倫理』 昭和十九年/昭和刊行会発行/浅原六朗[著]
【目次から】若き女性の倫理(修養篇)/大東亜戦争覚え書/女性文化ノオト(人物篇)/女性文化ノオト(生活篇)

『若き女性の心理』― 女子青年の心理学的研究/昭和二十四年/刀江書院発行/木村俊夫[著]
【目次から】娘時代/娘の性格/娘の開眼/娘心の展開

近代日本のセクシュアリティ 第25巻 未亡人という生き方

刊行年月 2008年10月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-2975-7 C3336

 古谷綱武(一九〇八~一九八四)は文藝評論のみならず、女性論、児童文学、人生論などに積極的に発言、戦後も活躍。『悩める未亡人のために』は古谷の幅広い評論活動の中でも、未亡人を主題に据えた数少ない著作である。
 みずからも未亡人である生田花世(一八八八~一九七〇)が、自身を含んだ様々な事例、「いつか長編小説に書いて世に残そうと計画していた材料(「あとがき」)」をもとに、終戦後の日本における「未亡人」の生き方について論じた一冊。

『悩める未亡人の為に』昭和二十四年/中内書店発行/古谷綱武[著]
【目次から】序/この本のはじめに/女性としての生活について/母としての生活について/ひとつの記録

『未亡人』〈女性の書 第十四巻〉昭和二十四年/三元社発行/生田花世[著]
【目次から】本篇より(未亡人となる/生活の生き埋め/悲壮の幸福/肉体の波/未亡人の恋愛/再婚のむずかしさ) 結論より(戦争の犠牲/暗い売春行為/未亡人の相互扶助/明日の未亡人) ほか

近代日本のセクシュアリティ 第26巻 躍動する女性たち

刊行年月 2008年10月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-2976-4 C3336

 「女高師問題」は東京女子高等師範学校において、旧来女性が務めてきた寄宿舎における生徒監を、「男性」に充てたことに対して起きた、学生・卒業生による反対運動。文部省、OG会を巻き込んで、人事問題に留まらず男尊女卑問題、女子教育権擁護に拡大した。本書は「女高師問題」の経緯を、運動主体の卒業生有志がまとめたもので、当時の新聞雑誌の時評などが多く集められている。
 北村兼子(一九〇三~一九三一)は、昭和初期に活躍した女性ジャーナリストの草分け的存在。本巻に収録の『世界一蹴』は、ベルリンでの万国婦人参政権大会出席(一九二九)など。著者の三度にわたる世界旅行で感じた所感を表した一冊である。
 
『女高師問題の真相と批判』昭和二年発行/東京女子高等師範学校卒業生有志[編]
【目次から】経過報告より(発端と私共の態度/第一回校長との会見/第一回文部当局訪問/卒業生への檄文/在京卒業生有志大会/批判演説会/桜蔭会との交渉/事態の結末)社会の反響より(批判演説会速記/新聞掲載社説/新聞掲載論説/雑誌掲載論説)ほか

『地球一蹴』昭和五年/改善社発行/北村兼子[著]
【目次から】A地球は廻る/B女浪人随筆/C社会短評/D世界浪遊浪筆

近代日本のセクシュアリティ 第27巻 情死について

刊行年月 2008年10月 定価25,920円 (本体24,000円) ISBN978-4-8433-2977-1 C3336

小峰茂之は明治十六(一八八三)年、神奈川県生まれ。王子脳病院院長として医療に従事。大正十四年に小峰病院を開院、同時に財団法人小峰研究所を創設した。小峰には心中、情死など自殺に関する研究のほか多くの著作があるが、本巻では同研究所紀要刊行の情死をテーマとした二著作を収録する。

『情死に対する医学的考察』〈小峰研究所紀要 第六巻〉昭和十三年発行/小峰茂之[編]
【目次から】序文/医学より見たる情死(情死の概念)/時代相と恋愛、情死史/遊里史/恋愛に対する考察/恋愛に対する余の考察/情死に対する考察/余の情死に対する考察/明治・大正・昭和年間に於ける情死調査/引例(慶長年間より安政年間まで)ほか
 
『無理情死の医学的考察(貞操及嫉妬の真因とその生物学的考察)』〈小峰研究所紀要 第七巻〉昭和十五年発行/小峰茂之[編]
【目次から】▼序文 ▼貞操嫉妬より(人類創始時代の生物学的貞操観/医学的に見たる貞操観/我国古代よりの貞操の慣習と引例及其の考察〈優生学的貞操の道徳観〉/我国古代よりの妾の制度及慣習/我国古代よりの姦通に対する史的考察)ほか ▼嫉妬より(〈嫉妬の概念とその考察/嫉妬の分類と其成因/女性嫉妬の発達観〉/生物学及精神病学より見たる嫉妬の真因/嫉妬の本能生活と性格学的の考察/嫉妬を其因とする犯罪の考察)ほか ▼無理情死より(明治・大正・昭和年間に於ける無理情死の統計的並医学的考察/無理情死の季節及月別関係/無理情死に関する経済的関係/無理情死の疾病的関係) ほか

近代日本のセクシュアリティ 第28巻 性教育の変遷

刊行年月 2008年10月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2978-8 C3336

「純潔教育」は、戦後より六〇年代ごろまで展開された道徳教育を重んじる文部省の性教育方針である。その活動の一環として刊行された「純潔教育シリーズ」より、久布白落実(婦人解放運動家・一八八二~一九七二、『廃娼ひとすじ』(一九七三)など)による『純潔教育はなぜ必要か』。望月衛(一九一一~一九九三、心理学)による『青春期の性の心理』を収録。その対比となるよう、戦前の性教育を示す一冊として、『若き男女のための性知識』を併せ一巻とした。

『若き男女のための性知識』〈性知識普及叢書:第一輯〉昭和十一年/高千穂社出版部発行/性知識普及会[編]
【目次から】情熱を知らぬ性教育/少女期/春期発動期/性的本能/受胎から分娩まで/若き男女に与える性知識/迫り来る月経閉止期/性生活の本態

『純潔教育はなぜ必要か』〈純潔教育シリーズ2〉昭和二十四年/印刷庁発行/久布白落実[著]
【目次から】はしがき/純潔教育の目標/純潔教育の方針/純潔教育の対象/純潔教育の場所/純潔教育の方法/純潔教育の諸問題/むすびのことば

『青春期の性の心理』〈純潔教育シリーズ5〉昭和二十六年/印刷庁発行/望月衛[著]
【目次から】まえがき/考え方の根本―性教育の目的と要否論―/幼児から少年へ/青春期の生活

近代日本のセクシュアリティ 第29巻 アンソロジー 女性の<性>と<性意識>の変遷

刊行年月 2008年10月 定価9,720円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-2979-5 C3336

【主な収録内容】愛の絶頂に歓喜の死を迎へた有島氏の情死事件/有島氏の情死事件を若き女性はいかに見るか/裁かれる『国際愛の破綻』フエリシタ事件の公判を聴く/未亡人と人道問題(二葉亭四迷)/悩み多き未亡人(三宅やす子)/日満支の婦人と生活を語る大陸の婦人記者の座談会/性教育に就ての感想(山川菊枝)/処女を喪ふとどうなるか(式場隆三郎)/日本女性はどう考えてゐるか(『婦人画報』アンケート) ほか

近代日本のセクシュアリティ 第6回配本 全6巻 同性愛言説・性教育から見るセクシュアリティ

刊行年月 2009年06月 揃定価92,880円 (揃本体86,000円) ISBN978-4-8433-3201-6 C3336
A5判上製/カバー

[編]古川誠

近代日本のセクシュアリティ 第30巻 同性愛のルポルタージュ

刊行年月 2009年06月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-3202-3 C3336

流山竜之助による実名風小説『エロ・グロ男娼日記』。戦後に「男娼」という言葉を定着させた『男娼の森』、著者の冷徹な観察眼の光る『ゲイ』、いずれの著書にも、混沌とした世相の「底」がくっきりと映し出されている。
 
『エロ・グロ男娼日記』昭和六年/三興社発行/流山竜之助[著] 
【目次から】朝から夜中まで/いゝ鴨、悪い烏/打ち明けられたメカケの直談/ブル紳士とドライブした話/新聞記者の来襲/銀座街頭へ進出/留置場の一喜劇/男がオトコに恋したら/仇な情けにホダされて/新婚のゆめ

『男娼の森』昭和二十四年/日比谷出版社発行/角達也[著]
【目次から】序(阿部真之助)/男娼の森/どん底の性欲/跋(菊岡久利)/あとがき

『ゲイ』昭和三十三年/東京書房発行/富田英三[著] 
【目次から】そのはじめに/ママ青ちゃん/咲き乱れる隠花植物/男色者の手紙/変質の群/蘭子/リズのパンティ/結婚の生態/S・BとM&W/ゲイと少女/発生/系図/美少年ケニーと自殺したミチル/ドールのおしげ/演技派ハリー/第三の性/カマンチ族/女装癖者/ゲイという言葉?/ニューヨークの谷間/ニューヨークの黒い女装の男/そのおわりに

近代日本のセクシュアリティ 第31巻 戦後小説に描かれた同性愛

刊行年月 2009年06月 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-3203-0 C3336

「第三の性」を描くことに取り組んだ二冊を収録。「異例なあり得べからず物語」(太田典礼・『そどみあ挽歌』序文)に描かれる世界には、戦後という時代が色濃く影を落としている。
 
『そどみあ挽歌』昭和三十三年/新鋭社発行/扇屋亜夫[著]
【目次から】異例な書(太田典礼)/見えない無数の人々へ(比企雄三)/世の皮相な観念を是正(原比露志)/体験と事実の裏付(角達也)/世紀の謎の究明(橋爪檳榔子)/門外漢(長崎謙二朗)/紅いベレエ/雁来紅の家/薔薇盗人/素朴な活火山/そどみあ無頼/ひと夜の情熱/絶望への前夜/肉体への反逆/白い情欲/そどみあ遍路/白い血の猟人/そどみあ挽歌/磐梯のホルムス/港の見える丘/氷雨の夜/バアのひととき/外道/跋(武野藤介)

『男色の部屋』昭和三十四年/光書房発行/樫村幹夫[著]
【目次から】第一章 三面鏡の秘密/第二章 愛と遊戯/第三章 情事の記憶/第四章 かわいた行為/第五章 男色の美学

近代日本のセクシュアリティ 第32巻 戦前性教育

刊行年月 2009年06月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-3204-7 C3336

赤津誠内(一八八六~一九七三)は、アメリカ留学時代の野口英世との交流が著名である。性科学全般を取り扱っている本書は、「性欲現代に置かれる位置」「夫婦が知らねばならぬからだの相違」という見出しからもうかがえるように、より啓蒙的な性格を持って書かれている。
 
『性典』 昭和二年/誠文堂発行/赤津誠内[著]
【目次から】人生を創作して来た性欲/性欲の言葉としての明暗/夫婦が知らねばならぬ身体の相異/否認の研究と不妊の悲哀/処女に説明すべき性の諸相/若返り法、性欲増進その他/人生を暗黒にする婦人病/最も恐るべき黴毒/不品行を示す軟性下疳/執拗な淋毒/簡易なる花柳病予防法

近代日本のセクシュアリティ 第33巻 戦後性教育

刊行年月 2009年06月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-3205-4 C3336

戦後の性教育の潮流であった「純潔教育」を指導という観点からまとめられた本書は、戦前との性教育の立場の異なりを明確に示し、当時の「思想と性の解放」への対応を考えて編まれた一冊である。
 
『純潔指導』〈別冊附録:純潔読本 十代のための心理と生理〉昭和二十九年/日本文化科学社発行/鈴木清・間宮武[著]
【目次から】はしがき/第一篇 純潔指導のねらい(純潔指導の必要/性の特殊性と指導の困難性)/第二篇 性の発達(性の発達の諸相/子どもにおける性の身体的・行動的発達/性に関する人間関係の発達/性の社会的展開と適応)/第三篇 純潔指導の計画(純潔指導の形態と準備/純潔指導に適当な時期/指導の機会と担当者/指導内容とカリキュラム)/第四篇 純潔指導のための資料と実践上の留意点(教材のあたえ方/おとなになること/成熟期への到達/明るい交際/幸福な結婚)/引用文献/別冊附録:純潔読本十代のための心理と生理

近代日本のセクシュアリティ 第34巻 性の煩悶

刊行年月 2009年06月 定価11,880円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-3206-1 C3336

明治四十三年の刊行「性欲倫理」(フォーレル)は「道徳と性欲の新たなる調和をめざす」(訳者跋文)とし、自然主義の流行による無自覚な「性欲賛美」に警鐘を鳴らしている。戦後昭和二十五年刊行の「学生の性科学」は、執筆陣の学生に対するフランクな語り口がユニークな一冊である。
 
『性欲倫理』明治四十三年/雑誌之雑誌社発行/フオーレル[著]/雑誌之雑誌社[抄訳]
【目次から】緒言/一般的倫理/性欲倫理 

『学生の性科学』昭和二十七年/山海堂発行
橋爪一男・渡辺一夫・河盛好蔵・田辺貞之助・山崎正一[共著]
【目次から】学生の愛情発展/学生の性本能/学生の性生理(橋爪一男)/学生の恋愛(山崎正一)/学生の性倫理(田辺貞之助)/〈質問と答〉学生の肉体的恋愛煩悶(河盛好蔵)/学生の精神的恋愛煩悶(渡辺一夫)/学生の肉体的性煩悶(橋爪一男)

近代日本のセクシュアリティ 第35巻 アンソロジー 文藝作品に描かれた同性愛

刊行年月 2009年06月 定価9,720円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-3207-8 C3336

【主な収録内容】「小歴史家」(西村酔夢)/「給仕の室」(日下■)/「君と私と」(里見弴)/「小さき世界」(武者小路実篤)/「女人神聖」(谷崎潤一郎)/「晩秋の懊悩」(綿貫六助)/「丘の上の家」(綿貫六助)
※「■」は、「言」に「念」です。