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社史で見る日本経済史 第6期

社史で見る日本経済史 第6期

C3321

関連情報

本書の内容

好評シリーズ第6弾。映画・演劇関連の社史を中心に収録。

「社史は、企業戦略の具体的な事例集であり、企業経営を学ぶ際のケーススタディの宝庫である。」                      村橋勝子『社史の研究』

★本シリーズの特色と編纂方針

●好評を博してまいりました『社史で見る日本経済史』シリーズの第6期として、今回も稀覯本を中心に社史に準ずる図書も含んで選書を行った。
●各社史ごとに解説を付す。
●丹念に収集した経営史料や文献により、今日でも高い資料的価値を持ち続けているものを厳選。
●経営諸史料の適切な利用と公開が実現され、高い実証性を備えているものを収録。
●企業経営活動の歴史が正確かつ体系的・客観的に記述されているものを選択。
●単なる社史に止まらず、近世から近代にかけての第一級の産業史・文化史となり、 その分野の学問水準を著しく引き上げているものを収録。

社史で見る日本経済史 第6期 第1回 全6巻

刊行年月 2015年06月 揃定価113,400円 (揃本体105,000円) ISBN978-4-8433-4784-3
A5判・B5判/上製/函入

[監修]加藤厚子

社史で見る日本経済史 第6期 第80巻 日活の創立事情(と、自分の責任観) (梅屋庄吉 著 1926年) 日活の社史と現勢 (加茂令堂 著・日活の社史と現勢刊行会刊 1930年)

刊行年月 2015年06月 定価14,040円 (本体13,000円) ISBN978-4-8433-4786-7

[解説]上田学

1912年、吉沢商店、エム・パテー、横田商会、福宝堂の4社トラストによって日本活動写真株式会社が創立された。『日活関西東京両撮影所十週年記念写真帖』はその10年の歴史を写真資料の数々から語る稀覯書。『日活の創立事情(と、自分の責任観)』は、トラスト日活創立の立案者である実業家・梅屋庄吉が創立当時の状況を記録した貴重な手記。各商社の買収額や資金繰りの苦難、梅屋が辞任にいたるまでの経緯等が記されている。『日活の社史と現勢』では創立者のひとりである横田商会・横田永之助を中心に日活の社歴、展望が詳細に述べられる。「如何にして映画事業を発達せしむべきか」に注意を払い、映画事業の企業化に最善の努力を傾けた日活の様相を映し出す好史料。日活は2014年に高水準の『日活100年史』を刊行したが、これら3冊は日活の初期の活動と発展を知るうえで貴重な文献である。

社史で見る日本経済史 第6期 第81巻 株式会社写真化学研究所 設立趣意書・起業目論見書 (株式会社写真化学研究所 著・刊 1932年) J.O.トーキースタヂオ(発行年未詳) 東宝映画十年史抄(岩下一郎 編・東宝映画刊 1942年)

刊行年月 2015年06月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-4787-4

[解説]加藤厚子

写真化学研究所は、技術研究から出発し貸スタジオとしてトーキー製作に関与した。『株式会社写真化学研究所 設立趣意書・起業目論見書』では、演劇興行を基盤とする従来の業者と異なる自社の姿勢が強調されている。『J.O.トーキースタヂオ』は所有する設備・機材を紹介し自社の特長を述べる会社説明であり、豊富な写真は1930年代前半の技術資料としても貴重である。のちに両者は株式会社東京宝塚劇場とともに東宝ブロックの一角を成し日本映画市場に参入するが、『東宝映画十年史抄』はその経緯から東宝映画株式会社の設立、映画臨戦体制に伴う再編に至る通史であり、後発企業として日本映画市場に参入した東宝の足跡を理解するために必須の史料である。

社史で見る日本経済史 第6期 第82巻 東宝十年史(西村晋一 編・東京宝塚劇場刊 1943年) 東宝二十年史抄(中川公 編・東宝刊 1954年)

刊行年月 2015年06月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-4788-1

[解説]加藤厚子

1932年の東京宝塚劇場創立は、近世以来の演劇興行と異なる新しい興行形態の展開、有楽町近辺の開発という二点において大きな転換点となった。『東宝十年史』は専属劇団による演劇興行の足跡と、傘下団体や劇場の現勢を中心に詳述する通史で、東宝の主力コンテンツであり映画とも関連の深い演劇部門の展開過程を知るうえで不可欠の史料である。東宝は、戦時中の映画臨戦体制による市場解体・再構築、戦後の過度経済力集中排除法による指定とそれに伴う処分、東宝争議による混乱と、約10年の短期間に激しい変化を経験したが、『東宝二十年史抄』はその記憶も新しい1954年に発行されており、極めて重要な歴史資料としての価値を有する稀覯書である。

社史で見る日本経済史 第6期 第83巻 東和商事合資会社社史 昭和三年−昭和十七年 (東和商事刊 1942年)

刊行年月 2015年06月 定価28,080円 (本体26,000円) ISBN978-4-8433-4789-8

[解説]土田環

東和商事合資会社(現:東宝東和株式会社)は外国映画輸入配給社のさきがけとして1928年、川喜多長政によって設立された。社名「東和」は「東ニ和ス、即ち東亜ト調和ス」を意味する。妻・かしことともに長政はヨーロッパ各国の映画を数多く日本へ輸入・配給し、日本の映画文化の向上に貢献した。本書は1942年の外国映画配給統制による東和商事映画部解散を機に編まれ、15年間の映画事業を詳細に伝える「東和商事社史」、川喜多長政・かしこ夫妻の「川喜多夫妻訪欧日記」、「欧州映画輸入作品目録」等を収録。巻頭には数々のヨーロッパ映画の貴重写真のほか、色鮮やかな宣伝ポスターが収められている。映画で世界と日本を結んだ川喜多夫妻、東和商事の事跡を辿ることのできる、高い資料的価値をもつ社史である。

社史で見る日本経済史 第6期 第84巻 1936 DAITOEIGA (宮崎輝清、北里俊夫 編・大都映画宣伝部刊 1937年) 大都映画株式会社沿革誌(河合徳三郎 編・刊 1939年)

刊行年月 2015年06月 定価14,040円 (本体13,000円) ISBN978-4-8433-4790-4

[解説]加藤厚子

1920年代後半、日活・松竹が圧倒する映画市場の峡間を、小規模の映画業者が争奪していたが、その一つである河合映画会社を母体として1933年に設立されたのが大都映画株式会社である。1939年発行の『大都映画株式会社沿革誌』は、関東大震災前後の創業者の活動、河合映画会社時代を含む大都の複雑な設立経緯と、日活・松竹による支配の下で市場獲得に工夫を凝らす大都の動向を知ることができる好史料である。作品や俳優を含む撮影所員を写真とともに紹介する『1936 DAITOEIGA』は、当時の大都の現勢を示すカタログであり、映画臨戦体制に伴い新興・日活製作部門と統合され大映となったために、企業資料が散逸している大都においては、社史に準ずる貴重な史料である。

社史で見る日本経済史 第6期 第2回 全5巻

刊行年月 2016年07月 揃定価88,560円 (揃本体82,000円) ISBN978-4-8433-5032-4
A5判/上製/函入

社史で見る日本経済史 第6期 第85巻 湯崗子温泉株式会社二十年史(千葉千代吉 編・湯崗子温泉株式会社刊 1941年)

刊行年月 2016年07月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-5033-1

[解説]高 媛

満洲の三大温泉地のひとつと称される湯崗子温泉は、日露戦争を境に広く知られようになる。1920(大正9)年、満鉄が後援となって湯崗子温泉株式会社が設立される。温泉を中心とした旅館業務を展開し、多くの観光客が訪れた。溥儀が滞在した温泉地としても知られる。本書は、こうした事業の発展を概観しながら戦前期満洲における観光事業を映し出す、高い史料的価値をもつ稀覯書である。

社史で見る日本経済史 第6期 第86巻 回顧六十年(山口堅吉 編・富士屋ホテル株式会社刊 1938年)

刊行年月 2016年07月(予定) 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-5034-8

[解説]砂本文彦

1878(明治11)年、山口仙之助は箱根宮ノ下にある藤屋旅館を買収・改装し、外国人専用のホテルとして富士屋ホテルを開業する。1891(明治24)年には木造建築の本館に火力及び水力発電設備を備え、最新式設備が施された。本書には各国から訪れた著名人等の記録も数多く収められている。日本の近代化を側面から支えた、日本初のリゾートホテルの60年を辿る好史料。

社史で見る日本経済史 第6期 第87巻 萬年社四十年史要(株式会社萬年社 刊 1930年)

刊行年月 2016年07月(予定) 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-5035-5

[解説]竹内幸絵

萬年社は1890(明治23)年に高木貞衛が大阪で創業した、日本最古の広告代理店。その初期より大阪毎日新聞と大阪朝日新聞と契約し全国的に業務を拡大する。1910(明治43)年には業名を広告取次業から広告代理業と改称し、広告デザインの研究にも力を注ぐ。本書はその40年史を「創立」「奮闘」「革新」「前進」の4つの時代に分けて詳述する重要文献。近代日本の広告業界をリードした企業の発展が描かれる。

社史で見る日本経済史 第6期 第88巻 森永航空宣伝史(池田文痴菴 編・森永製菓株式会社刊 1931年)

刊行年月 2016年07月 定価23,760円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-5036-2

[解説]井川充雄

森永製菓株式会社は1931(昭和6)年に「森永ミルクキャラメル飛行機セール」を展開した。飛行機を効果的に利用した宣伝は、北海道から九州までおよび、各地の有力な新聞社の協賛のもと、大規模な宣伝イベントとなった。本書は、航空宣伝スケジュールのほか、各訪問地での様相を伝える写真や新聞記事等を豊富に収録。戦前期に画期的な宣伝方法を試みた企業の貴重史料である。

社史で見る日本経済史 第6期 第89巻 日蓄(コロムビア)三十年史(川添利基 編・株式会社日本蓄音器商会刊 1940年)

刊行年月 2016年07月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-5037-9

[解説]倉田喜弘

日本で最初のレコード会社、株式会社日本蓄音器商会(日蓄)の30年史。日蓄はアメリカ人のF・W・ホーンによって1910(明治43)年に設立された。大正期には吉田奈良丸「殿中刃傷」や松井須磨子「カチューシャの唄」などが流行し、また、昭和期には宝塚少女歌劇主題歌「モン・パリ」などのレコードが人気を博す。自社の発展を音楽産業の歩みとともに纏めた好著。

社史で見る日本経済史 第6期 第3回 全5巻

刊行年月 2017年06月(予定) 揃定価108,000円 (揃本体100,000円) ISBN978-4-8433-5161-1
A5判/上製/函入

社史で見る日本経済史 第6期 第90巻 濱屋百貨店二十年史(株式会社濱屋百貨店 刊 1960年)

刊行年月 2017年06月(予定) 定価22,680円 (本体21,000円) ISBN978-4-8433-5162-8

[解説]末田智樹

1939(昭和14)年、長崎県長崎市に地上2階(木造建築)、地下1階(鉄筋建築)建ての百貨店が開業する。本書は、創業の当初から経営に参与した常務取締役が「私記的に記述していたものを、濱屋創業二十年を機会に、その記録を一本にまとめ」たもの(「濱屋百貨店二十年史刊行にあたりて」)。地方都市における百貨店の沿革史であるとともに、当時の雰囲気も伝わる重要な資料。2017年現在、浜屋百貨店は創立80周年を迎え、長崎唯一の百貨店として営業を続ける。

社史で見る日本経済史 第6期 第91巻 今 井 沿革と事業の全貌(現:札幌丸井三越)(田中一 編・日刊土木建築資料新聞社 刊 1940年)

刊行年月 2017年06月(予定) 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-5163-5

[解説]末田智樹

今井(現:札幌丸井三越)は、1872(明治5)年、今井藤七が札幌に開業した呉服商に始まる。その初期から滝川、室蘭、函館、小樽、旭川に支店を展開し、1916(大正5)年に「時代に適せる百貨店」として札幌本店の営業を開始、1919(大正8)年には株式会社今井商店となる(「今井商店年譜」)。本書には、現存しない建築物の図面・写真も多数掲載され、百貨店史および建築史としても高い資料的価値を持つ。巻末の「資料篇」に収録される広告も興味深く貴重である。

社史で見る日本経済史 第6期 第92巻 ホテルの想ひ出(大阪ホテル/名古屋ホテル)(下郷市造 著・大阪ホテル事務所 刊 1942年)

刊行年月 2017年06月(予定) 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-5164-2

[解説]砂本文彦

大阪ホテルは、20世紀初頭の大阪を代表するホテルの一つ。「大阪に於ける草分けのホテル」、「超モダンの豪華なホテル」として脚光を浴びる(「株式会社大阪ホテル(中之嶋公園)」)。一方、名古屋ホテルは、名古屋に於ける「草分けの洋式建物」、「本格的ホテル営業の元祖」として人気を博すが(「名古屋ホテルの前身」)、1921(大正10)年には経営不振により大阪ホテルの傘下となる。本書は、両ホテルの発展を近代日本のホテル産業の歩みとともに纏めた好史料といえる。

社史で見る日本経済史 第6期 第93巻 東洋汽船六十四年の歩み(中野秀雄 編 1931年)

刊行年月 2017年06月(予定) 定価22,680円 (本体21,000円) ISBN978-4-8433-5165-9

[解説]松浦 章

1896(明治29)年、渋沢栄一、安田善次郎、大倉喜八郎らの協力のもと、浅野総一郎を社長として東洋汽船株式会社が創立される。1898(明治31)年には、日本最初の本格的な貨客船として、3隻(日本丸、亜米利加丸、香港丸)のサンフランシスコ線定期航海を開始。日露戦争の際には社船すべてが御用船として徴用される。1926(大正15)年に経営難のため定期航路を日本郵船に譲渡した後は貨物船専業となる。現存する同社の資料から読みやすくまとめられた本書は、近代日本の海運史を背景に、その発展の軌跡を辿れる貴重社史である。

社史で見る日本経済史 第6期 第94巻 阿波國共同汽船株式会社五十年史(阿波國共同汽船株式会社 編・刊 1938年)

刊行年月 2017年06月(予定) 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-5166-6

[解説]松浦 章

徳島・阪神間航路(阿摂航路)を独占的に利用していた大阪商船(1884年設立)が、徳島県の主要物産であった藍の運賃を値上げしたことから、1887(明治20)年に対抗機関として阿波國共同汽船が設立される。1906(明治39)年には芝罘大連線を開設し大連を中心に航路を拡げていく。本書では、その事業の発展を「沿革」、「航路」、「船舶」、「資本」、「事務組織」、「営業所」、「事業及び財産」に分けて詳述する。近代日本の海運業界を映し出す稀覯書である。