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叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 全40巻【堂々完結!】

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 全40巻【堂々完結!】

[監修] 森仁史

揃定価730,080円(揃本体676,000円) 
ISBN 978-4-8433-3470-6 C3370
A5・B5判・B4判変形/上製/函入
刊行年月 2010年10月

関連情報

本書の内容

それぞれの時代の歩みを希少な原典で再現。近代日本の造形文化とその固有性を浮き彫りにする画期的シリーズ、第3弾。

※このシリーズの第1~9巻は、「叢書・近代日本のデザイン 明治篇 全9巻」で、第10~28巻は、「叢書・近代日本のデザイン 大正篇 全19巻」です。


【本書の特色】

◆造形文化の深層に迫る
明治以来の真剣な取り組みの中から、日本デザインのオリジナルな発想や源泉を読み取ることができる。

◆近代日本のデザインを総括
戦後はモダンデザイン偏重だったため、殆ど省みられなかった近代日本のデザインを総括的に見渡すことができる。

◆高い資料価値
日本デザインの個性が求められている現在の風潮にとって、格好の参考資料となる。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第1回 全5巻

刊行年月 2010年10月 揃定価75,600円 (揃本体70,000円) ISBN978-4-8433-3471-3

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第29巻

刊行年月 2010年10月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-3472-0
B4判変形/上製

[解説]森仁史

産業工芸試験所30年史
工業技術院産業工芸試験所 昭和三十五年

日本で最初のデザイン指導機関というべき、昭和三年創設の工芸指導所の歴史を、創設から体制整備・タウトの造形理念を範とした方針の確立・戦時体制と組織拡大・戦後の再建と工業デザインの開発・産業工芸試験所の体制確立の五期に区分して記述。これ以降は業務がデザイン指導から離れてしまうので、この記念誌が最も利用価値が高い。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第30巻

刊行年月 2010年10月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-3473-7
B5判/上製

[解説]森仁史 [解説]宮田昌俊

商工省工芸指導所[編]
商工省工芸指導所研究試作品展覧会図録
工政会出版部 昭和八年
商工省工芸指導所[編]
輸出向工芸品図録 工政会出版部 昭和九年
日野 厚[講演]
日野厚氏講演 海外工芸近況 東京府 昭和十一年頃


『商工省工芸指導所研究試作品展覧会図録』は、来日したブルーノ・タウト(ドイツ工作連盟、表現主義建築家)が批判したことで有名な工芸指導所研究試作展(昭和八年)の図録。これ以降同所は、タウトの思想「見る工芸から使う工芸へ」を理念として掲げることとなる。その反省は昭和九年に開催された第二回輸出工芸展覧会に活かされ、その折に同所が出展した試作研究作品をまとめたのが『輸出向工芸品図録』。『日野厚氏講演海外工芸近況』は、大倉陶園支配人であった日野厚が、昭和十年〜十一年に商工省の嘱託を受けて海外調査員として欧米を視察、その帰朝講演集。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第31巻

刊行年月 2010年10月 定価11,880円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-3474-4
A5判/上製

[解説]宮田昌俊

水町和三郎・商工省貿易局[編]  
南北亜米利加の工芸概観
日本輸出工芸連合会 昭和十六年

商工省は輸出振興政策の一環として海外調査員制度を設置、昭和八年から第二次大戦頃まで和田三造、杉田禾堂、宮下孝雄、高村豊周ら洋画家・図案家・工芸家が派遣された。当時、報告者の水野は国立陶磁器試験所に在籍。南米のデザイン市場動向や、アメリカでのラッセル・ライトの流行などを報告しつつ、伝統と固有性を背景とした「日本趣味の西洋化」を主張した。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第32巻

刊行年月 2010年10月 定価11,880円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-3475-1
A5判/上製

[解説]宮田昌俊

山崎覚太郎・商工省貿易局[編]
海外工芸の新傾向 日本輸出工芸連合会 昭和十二年

漆芸家の山崎覚太郎が、東京美術学校助教授時代に商工省嘱託として欧米に派遣された際の報告書。政府の輸出向漆器の振興策を背景に編纂されているが、報告者自身の、機能主義(用即美)から同時代のモダニズムへという心境の変化を読み取ることが出来る。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第33巻

刊行年月 2010年10月 定価17,280円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-3476-8
B5判/上製

[解説]緒方康二

回顧三十年(大阪府立商品陳列所) 大阪府立商品陳列所 大正九年

農商務省貿易品陳列館に先立って明治二十三年に開所した、大阪府立商品陳列所(現、大阪府産業デザインセンター)の創立三十周年記念誌。同所は、国産品の輸出振興や商業活動の助成、大阪府下の工業の改善発展を活動目的とし、その先見性は高く評価されるべきであろう。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第2回 全3巻

刊行年月 2011年11月 揃定価47,520円 (揃本体44,000円) ISBN978-4-8433-3682-3

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第34巻

刊行年月 2011年11月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-3683-0 C3370
A5判/上製

[解説]佐藤一信

藤江永孝伝 故藤江永孝君功績表彰会 昭和七年 非売品

藤江永孝(1865~1915)は東京職工学校(後の東京工業学校)出身でワグネルに師事、京都市陶磁器試験場の初代場長に就任し我が国窯業界の人材育成と発展の礎を築いた。藤江の没後十七年を経て、師であった中沢岩太を中心に業績を記念する出版事業が計画され、本書編纂の任には当時の陶磁器試験所長野耕輔、藤岡幸二があたった。伝記、追懐文、年譜等のほかに、藤江永孝の「伯林起居日記」(明治三十二年十月~同三十三年九月、海外実業練習生期間)「渡米日誌」(明治四十二年七月ー八月、渡米実業団派遣)が収録される。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第35巻

刊行年月 2011年11月 定価23,760円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-3684-7 C3370
B5判/上製

[解説]宮田昌俊

陶磁器試験所業績大要 商工省所管陶磁器試験所 昭和六年
 附元京都市立陶磁器試験場の主なる業績

陶磁器試験所報告附図  陶磁器試験所大正11年~昭和5年
 農商務省所管陶磁器試験所[編]
   陶磁器試験所報告第一号(附図) 大正11年11月
   陶磁器試験所報告第二号附図  大正12年12月
   陶磁器試験所報告第三号附図  大正13年12月
 商工省所管陶磁器試験所[編]
   陶磁器試験所報告第四号附図  大正15年1月
   陶磁器試験所報告第五号附図  昭和2年3月
   陶磁器試験所報告第五号附図説明書 昭和2年3月工政会出版部
   陶磁器試験所報告第六号附図  昭和3年3月  工政会出版部
   陶磁器試験所報告第六号附図説明書 昭和3年3月
   陶磁器試験所報告第七号附図  昭和4年3月 工政会出版部
   陶磁器試験所報告第七号附図解説書 昭和4年3月
   陶磁器試験所報告第八号附図  昭和5年3月 工政会出版部
   陶磁器試験所報告第八号附図解説書 昭和5年3月 

明治二十九年に京都市が創設した京都市立陶磁器試験場は、我が国初の陶磁器研究専門機関であったが、大正八年に商工省所管となり陶磁器試験所が設立された。第二代所長の平野耕輔が編集にあたった『商工省所管陶磁器試験所業績大要』は、大正八年から昭和六年までの研究業績がインデックス化されている。さらに本書からは、参照すべき『陶磁器試験所報告」所収の論文や同報告書『附図』掲載の製品図版を辿ることができる。今回は『大要』と合わせて、報告書『附図』および『附図説明書』『附図解説書』を復刻。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第36巻

刊行年月 2011年11月 定価10,800円 (本体10,000円) ISBN978-4-8433-3685-4 C3370
B5判/上製

[解説]宮田昌俊

大倉陶園二十五年譜紀 大倉陶園 昭和十九年 非売品

昭和十九年五月に創立二十五周年を迎えた大倉陶園が八百部限定で刊行した記念出版物。日本陶器の硝子部門から分離独立し設立準備期にあった大正七年から、戦時統制下に皇室や諸官省の受注で経営を続けていた昭和十九年までの社史である。本書に収められた数多くの製品図版には、大倉陶園の支配人日野厚と同じ蔵前工業出身者や東京高等工業出身者のほか、画家(満谷国四郎、硲伊之助、柚木久太など)や彫刻家(池田勇八、堀信二、沼田一雅など)の名が記されている。同時代の画壇や彫刻界との人的交流、影響関係は注目すべきである。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第3回 全4巻

刊行年月 2012年03月 揃定価64,800円 (揃本体60,000円) ISBN978-4-8433-3841-4

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第37巻

刊行年月 2012年03月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-3842-1 C3370
A4判/上製

[解説]梅宮弘光 [解説]沢良子

家具と室内構成 建築資料叢書 川喜田煉七郎著 昭和六年
生活の新様式 住宅・家具 桑沢洋子編 昭和十二年

前者は、型而工房主催・国際建築協会後援で昭和六年六月に開催された講習会のうち、川喜田煉七郎が連鎖劇やドイツの左翼演劇人ピスカートアの演出にヒントを得たプレゼンテーション「新しい住宅建築と家具の講習会」をまとめたもので、初の単著にあたる。当時川喜田は、ウクライナ劇場国際設計競技で入賞を果たし、建築関係雑誌で旺盛な執筆活動を展開していた。本書では「家具の標準」「家具の構成と組み合わせ」「室内の構成」について、二百点超の図解を対応させつつ詳述。具体例(身辺の現実)の観察に始まり、抽象的思考、具体例(将来の理想)を提示するまでの川喜田煉七郎の思索のプロセスを、一九三〇年代における日本のモダニズムの流れのなかで捉え直す。後者は、住宅改良会機関誌『住宅』取材記者だった桑沢洋子が、『婦人画報』編集長中村正利の依頼を受けて、〈女性と服飾〉〈女性と台所〉という問題意識に比べ遅れていた〈女性と住居〉について「新時代の住生活の簡易化、能率化を女性に啓蒙する」意図で編纂したもの。同時代のドイツで、バウハウスの鐸々たるデザイナ~が表紙を手がけた雑誌『ノイエ・リニエ』にイメージを重ねながらも、当時の日本人の生活に浸透しはじめつつあったデザインへの意識を、桑沢はこの一冊で見事に表現している。本書に登場するのは当時第一線で活躍していた建築家・デザイナーら、小池新二、蔵田周忠、土浦亀城、山口蚊象、山脇巖、久米権九郎、堀口捨己、市浦健、谷口吉郎、山越邦彦、藤井厚二、関重広、山田守、龍居松之助、鈴木信次、以上十五名にのぼる。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第38巻

刊行年月 2012年03月 定価7,560円 (本体7,000円) ISBN978-4-8433-3843-8 C3370
B5判/上製

[解説]梅宮弘光

YSY METAL TUBE FURNITURE 日本金属加工株式会社
YSY METAL TUBE FURNITURE 国際建築第8巻第3号抜刷
SSS CATALOGE 東京建材工業所
METAL TUBE FURNITURE 鋼管製家具 横浜船渠株式会社
軽金属家具 西川友武著 工業図書株式会社 昭和十年

一九三〇年代の日本において金属製家具は「生産主義的構成主義」の表れであった。本書は、バウハウスやドイッメーカー製品を範に日本人モダニスト建築家が設計し、それを日本で初めて製品化したとされる日本金属加工株式会社をはじめ国産メーカー三社の商品カタログ、商工省工芸指導所の西川友武が一九三三年のアルミニウム家具国際競技会第一等受賞を記念して刊行された『軽金属家具』を収録。日本での金属製家具の受容と展開を知るうえでの貴重資料集。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第39巻

刊行年月 2012年03月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3844-5 C3370
A5判/上製

[解説]横川公子

染織図案変遷史 織田萌著 毛斯論協会 昭和四年

日本の重要な国家産業の一分野に成長を遂げ、来るべき新しい時代に対応するべくさらなる発展を期待されていた染織業界の過去六十年間の変遷を、京都染織図案界唯一の文献者といわれた村上文芽編著『近代友禅史』(本叢書第四〇巻所収)を経糸に、業界の古老大家や百貨店関係者らの談話等を緯糸として織りあげられた一書で、京都大阪を中心とする業界団体であった毛斯輪協会が発行した記念的出版物である。「染織図案変遷史之部」「染織意匠界功労者略伝之部」の前半部と、全国二百名超の図案家について肖像写真入りで経歴を紹介した「現代図案家略伝之部」および「図案家及実業家名簿之部」の後半部から成る。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第40巻

刊行年月 2012年03月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3845-2 C3370
A5判/上製

[解説]横川公子

近代友禅史 村上文芽薯 友禅協会 昭和二年

本書は明治二五年設立の友禅図案協会を母体とする友禅協会が、同会の三十周年を記念して発行したもの。編纂を委嘱された村上文芽により友禅の近代化の過程が、明治元年から二〇年までを基礎時代、明治二一年から四〇年までを振興時代、明治四一年から大正一五年までを結実時代として全三期に区分する構成をとる。とりわけ第二期では、協会設立の経緯について、会員名、会則等を全文掲載するほか、会主催の懸賞図案募集(第一回・明治二五年ー第三七回・明治四四年)の図題が列挙されており、巻頭口絵の各回一等賞の図版と合わせて見れば当時の潮流をより具体的に伺い知ることが出来る。また第三期では、時代の流行を牽引した高島屋百貨店「百選会」の事績、裾模様や半襟の変遷と製作現場の状況などを詳細に記録している。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第4回 全6巻

刊行年月 2012年07月 揃定価105,840円 (揃本体98,000円) ISBN978-4-8433-3911-4

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第41巻

刊行年月 2012年07月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-3912-1
A4判/上製

[解説]清水真砂子

ジロー木工50年 林二郎著 八宝堂 昭和五十年
ジロー木工50年 第二集 林二郎著 八宝堂 昭和五十七年

ペザント家具に魅せられた林二郎(一八九五~一九九六)が生涯にわたり制作し続けた家具の写真集。第一集には一二一点、第二集には九〇点を収録。志賀直哉邸、首相官邸の作品を含む。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第42巻

刊行年月 2012年07月 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-3913-8
A4判/上製

[解説]木元文平 [解説]森仁史

素人のための手芸図案の描き方 付録応用図案百種
藤井達吉著 主婦之友社 大正十五年
手芸図案 広川松五郎著
『家庭科学大系』第十六回配本 非売品 昭和四年
自由学園工芸図案集 自由学園工芸部 昭和六年

本巻には、一般に向けて書かれた手工芸に関する文献を収録。『素人のための手芸図案の描き方』は雑誌「主婦之友」全七回連載に応用図案百種を加え単行本化したもの。著者の藤井達吉(一八八一~一九六四)は、工芸をアマチュアに開放することで伝統の呪縛を脱却しようと数多くの具体的な方策を提案した。『自由学園工芸図案集』は図案の事例および刺繍、蝋纈染、機織、木版、陶器、木工な
どの様々な技法によって作られた実作品図版にモチーフの説明を添えた、計三八枚のプレート集。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第43巻

刊行年月 2012年07月 定価23,760円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-3914-5
B5判/上製

[解説]森仁史 [解説]敷田弘子

型而工房ラポルト 1 パイプ家具
手塚敬三・松本政雄著 型而工房・国際建築協会
型而工房ラポルト 2 椅 子
小林登・豊口克平・斉藤四郎著 型而工房・国際建築協会
型而工房ラポルト 3 アパートメントの室内図解と数字
豊口克平著 型而工房 昭和九年五月
型而工房ラポルト 4型而工房第二回標準家具(1936年)
(未刊)豊口克平著 『国際建築』第十三巻第四号 昭和十二年四月
生産工業的家具 型而工房編 洪洋社
標準家具 豊口克平著 東学社 昭和十年

本巻には、昭和三年に蔵田周忠(一八九五~一九六六)を中心に結成された型而工房および同人の豊口克平(一九〇五~一九九一)の文献を収録。『国際建築』
誌上でパイプ家具、椅子、アパートメントの収納問題の調査とそれに基づく具体的提案を発表し、後に別刷の機関誌として発行した『ラポルト』をはじめ、当時のモダニストの生活様式や日本が到達していたモダンデザインの水準を示す貴重資料集。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第44巻

刊行年月 2012年07月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-3915-2
B5判/上製

[解説]木田拓也

无 型 1号、4号~13号 昭和二年一月~昭和三年十二月

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第45巻

刊行年月 2012年07月 定価23,760円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-3916-9
B5判/上製

[解説]木田拓也

无 型 14号~28号 昭和四年二月~昭和七年四月

大正十五年の発足から昭和八年の解散までの間に、工芸の現代化を目指した高村豊周(一八九〇~一九七二)や広川松五郎(一八八九~一九五二)らが結成した工芸家団体「无型」が発行した謄写版による機関誌。現在確認されている二八号までを収録。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第46巻

刊行年月 2012年07月 定価10,800円 (本体10,000円) ISBN978-4-8433-3917-6
B5判/上製

[解説]木田拓也

第二回実在工芸美術会展覧会報告
高村豊周編 実在工芸美術会 昭和十二年
回顧録(工人社十周年記念) 工人社 昭和十一年

无型解散から三年後に高村豊周はじめ旧同人を中心に結成された実在工芸美術会は、「用即美」を理念に掲げ美術工芸だけでなく生活の場にあふれる量産品にも目を向けた。『報告書』には戦後のグッドデザインやクラフトにつながる活動の論文と図版を収録。後者は、金工家の北原千鹿(一八八七~一九五一)を中心に結成され、无型よりさらに前衛的であった工人社の戦前における回顧記録。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第5回 全4巻

刊行年月 2012年10月 揃定価76,680円 (揃本体71,000円) ISBN978-4-8433-4093-6

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第47巻

刊行年月 2012年10月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-4094-3
A4判/上製

[解説]服部文孝 [解説]長井千春

新興食器集 小森忍著 第一書房 昭和六年
陶磁工芸 丸本悳萍著 金星堂 昭和七年

前者は量産を視野に入れ脱美術工芸を目指した小森忍が、小森陶磁器研究所(山茶窯)での研究成果(試作品)として編纂した作品集。小森自身による個別解説付。後者は商工省工芸指導所技師の西川友武を中心に企画された「新興工芸シリーズ」の一書で、新興工芸を陶磁器の分野で主張した数少ない文献。解説では著者の丸本悳萍の経歴を初めて明らかにする。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第48巻

刊行年月 2012年10月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-4095-0
A5判/上製

[解説]梅宮弘光

欅 山脇巌著 アトリエ社 昭和十七年

日本のモダンデザイン運動を担った建築家・山脇巖のエッセイ集。「デッサウの追憶(一九三〇年八月)」から「日本へ渡ったバウハウス(一九七〇年九月)」まで、バウハウス留学時の回想を含む計96篇を収める。書名は自ら設計した自邸(一九三五年)に植え大樹に育った欅に由来する。穏やかの筆致のなかに、バウハウスへの留学生であり紹介者という以上の山脇自身の姿や、当時の実情を垣間見ることが出来る。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第49巻

刊行年月 2012年10月 定価15,120円 (本体14,000円) ISBN978-4-8433-4096-7
A5判/上製

[解説]梅宮弘光

欅 続 山脇巌著 井上書院 昭和四十八年

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第50巻

刊行年月 2012年10月 定価24,840円 (本体23,000円) ISBN978-4-8433-4097-4
A5判/上製

[解説]金子一夫

構成教育大系 川喜田煉七郎・武井勝雄著 学校美術協会 昭和九年

昭和初期の図画教育界において、自由画運動の克服は重要課題であった。本書はその回答の一つとして、建築工芸学院主宰および雑誌「アイシーオール」責任編集者の川喜田煉七郎と永田町小学校で教職にあった武井勝雄が、バウハウス流デザイン教育の方法論を具体的実践を踏まえて記述した「構成教育」の研究書であり指導書。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第6回 全6巻

刊行年月 2013年10月 揃定価112,320円 (揃本体104,000円) ISBN978-4-8433-4299-2

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第51巻

刊行年月 2013年10月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-4300-5
A5判/上製

[解説]土田眞紀

雑器の美(民芸叢書第一篇) 日本民芸美術館 工政会出版部 昭和二年

民芸運動の草創期に刊行された本書は、民芸運動の原点を示す庶民の生活道具二十三点の写真図版、柳宗悦はじめ河井寛次郎、濱田庄司、富本憲吉、石丸重治、能勢克男によるテキストと一九二六年四月に配布された「日本民芸美術館設立趣意書」から成る。「雑器」=「民芸」「下手物」がもつ無名性の美への驚きとその意味を、各著者がそれぞれの視点で探っている。また刊行と同じ頃に東京銀座の鳩居堂で「日本民芸品展覧会」を開催し、将来的には美術館の開設を目指していた。本書刊行の前後には、『无型』創刊(一九二七年一月)、商工省工芸指導所や型而工房(一九二八年)の開設など、デザインや工芸が新たな段階を迎える時期であった。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第52巻

刊行年月 2013年10月 定価14,040円 (本体13,000円) ISBN978-4-8433-4301-2
A5判/上製

[解説]木田拓也

現代日本の工芸美術 渡辺素舟著 図案工芸社 昭和三年

工芸史家渡辺素舟は、无型創立メンバーとして工芸界の革新運動に積極的に関与するなど、昭和戦前期の工芸界に影響力をもった工芸評論家でもあった。著者は、さまざまな工芸運動の高まりのなかから生まれた「工芸美術」という新しい分野に的を絞り、古典主義、新古典主義、様式、象徴主義、写意、写実主義、現実主義、構成派、というカテゴリーに分類、その動向を客観的に分析している。当時の工芸美術界の鳥瞰図を示す重要な著作である。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第53巻

刊行年月 2013年10月 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-4302-9
A5判/上製

[解説]寺尾健一

現代工芸論 蒲生欣一郎著 大理書房 昭和十八年

著者は金沢の地を拠点に石川県美術館の開設運動や美術展の開催、金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)開校など一連の文化運動を推進した主要メンバーのひとり。若い頃から工芸への関心を抱き、東京美術学校教授高村豊周の知遇を得るなどして工芸概念の思索に取り組んだ。本書は未発表論考「工芸の思想性」(一九四〇年)を母胎とし、同時代ならではの論理と状況分析に取り組んだ貴重な成果。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第54巻

刊行年月 2013年10月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-4303-6
A4判/上製

[解説]森仁史

多摩川原遊園京王閣図集 高梨由太郎 洪洋社 昭和二年
北九州の一住宅 安川第五郎氏邸 国際建築協会 昭和十二年五月 非売品
等々力住宅区の一部 国際建築協会 昭和十一年九月
白柱居 箱根仙石原山荘 国際建築協会 昭和十二年十月 非売品

本巻は建築家蔵田周忠の作品集四冊を収める。多摩川原遊園は、京王電軌鉄道が企業活動として一九二七年に開設した都市居住者のための郊外遊園施設(一九七九年閉園)。『京王閣』はコンクリート造のインターナショナル・スタイルに近い躯体の造形に、連続するアーチ型の窓や大浴場の逆円錐形の柱など表現主義の要素を残し、建築家の個性的表現と建物が社会で担う機能性とが共存している。『北九州の一住宅 安川第五郎氏邸』『等々力住宅区の一部』『白柱居 箱根仙石原山荘』は工場生産の規格材を用いたトロッケンバウによるいわば実験的な住宅建築。蔵田は室内の動線計画や備えられる家具についても合理性を追求している。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第55巻

刊行年月 2013年10月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-4304-3
B5判/上製

[解説]内田青蔵

朝日住宅写真集 朝日新聞社 昭和二年

昭和四年二月の朝日新聞社主催「中小住宅建築設計競技」入選案より十六案を成城学園住宅地に建設し展覧会を実施した。本書はそれら「朝日住宅」十六棟の写真集で、詳細な説明と、櫻井忠温ほか居住者の感想や蔵田忠周の展示場印象記の記事を採録。欧米の様式を追随した「文化住宅」への反省や生活改善運動を背景に、昭和という新しい時代にふさわしい新しい生活様式としての住宅を、現実的観点から捉えるよう変化した。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第56巻

刊行年月 2013年10月 定価30,240円 (本体28,000円) ISBN978-4-8433-4305-0
B5判/上製

[解説]内田青蔵 [解説]林美佐

住宅論 佐野利器著 文化生活研究会 大正十四年
紫烟荘図集 分離派建築会編 洪洋社 昭和二年
住宅双鐘居 堀口捨己編 洪洋社 昭和三年

『住宅論』は昭和戦前期建築界の重鎮佐野利器が、関東大震災後、帝都復興院の理事・建築局長として帝都復興院の計画への参加や、東京市建築局長として区画整理事業等を推進するなど国家的事業に携わるのと並行して、生活改善同盟会(文部省外郭団体として大正九年創設)や本書発行元である文化生活研究会(大正九年創設)にも深く関わっていた頃の著作。社会改良家として「社会事業としての住宅計画」(本書第五章)という広い視点から住宅建築や生活に対する自らの考え方を示している。『紫烟荘(しえんそう)図集』『住宅双鐘居』はいずれも、建築家堀口捨己がその活動の初期一九二〇年代に手掛けた牧田清之助(呉服商)宅の、外観・内観のモノクローム写真を主とした作品集である。施主の牧田は堀口が翻訳した『現代オランダ建築』(一九二四年)に感銘を受けて設計を依頼したという。『紫烟荘図集』は分離派建築会の作品集のひとつとして編纂されており、巻頭には堀口捨己「設計者の感想 建築の非都市的なものについて」を掲げ、平面図一点、モノクローム写真十九点、居間の敷物のデザイン画(カラー)一点を収める。一方の『双鐘居』には、この作品集が分離派建築会第七回展に合わせて発行された旨の一文が掲げられ(堀口「はしがき」)、モノクローム写真二十三点と同じくカラー図版による居間の敷物のデザイン画一点、簡略な図面説明文を収める。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第7回 全7巻

刊行年月 2014年11月 揃定価123,120円 (揃本体114,000円) ISBN978-4-8433-4659-4

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第57巻

刊行年月 2014年11月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-4660-0
A5判/上製

[解説]森 仁史

我が家を改良して 木檜恕一著 博文館 昭和五年

木檜は東京高等工芸学校設立準備のため一九二一年四月からアメリカ・ヨーロッパへ留学し、目指すべき社会の姿と人々の暮らしとの関連性をより深く考察するようになる。本書は女性(特に主婦)を読者に想定して自邸の「改良」にかんする講演や著作をまとめたもの。「椅子式生活」を既存の木造和風住宅で実践するための提案書となっている。使用目的や家族構成の変化に対応する「組合せ家具」等にみられるとおり、世界的な「現代の合理主義」に基礎を置きつつも、現状を前提として柔軟に対応しようとする木檜のデザイン哲学が窺われる。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第58巻

刊行年月 2014年11月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-4661-7
A4判/上製

[解説]梅宮弘光

今日の住宅 朝日新聞社 昭和十年

本書サブタイトル「その健康性と能率化への写真と解説」のとおり、新しいライフスタイルにふさわしい居住空間とはどのようなものかが一目で分かるよう、四百点超の写真図版と建築家の解説によって具体的に提案している。元々は『アサヒグラフ』の連載記事。最終章「今日の住宅とは」として実際的指針ともなる記事五稿を収録。編集に参加した建築家は、岸田日出刀、吉田鉄郎、蔵田周忠、山脇巌、山脇道子、松本政雄、斉藤寅郎、今井謙次、山田守、十代田三郎、杉山豊桔、山越邦彦、土浦信子、櫻井省吾、豊口克平、谷口吉郎、堀口捨巳、市浦健、田辺平学の十九名。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第59巻

刊行年月 2014年11月 定価11,880円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-4662-4
B5判/上製

[解説]藤井素彦

現代産業美術 長谷川七郎著 東和出版社 昭和十六年

著者の長谷川七郎(一九一三〜二〇〇五)は詩人で建築家。本書は一九四〇年前後に雑誌『美術』『アトリヱ』『広告界』に寄稿した論考を柱としてまとめたもの。当時の前衛芸術運動との関連性とともに、バウハウスやニュー・バウハウスの動向に拠りつつ日本の「産業美術」の諸問題と進むべき方向性を分析している。写真、博覧会展示技術、ポスター等の宣伝広告技術、機械関係雑誌の表紙やレイアウト、機械メーカーのカタログなどについても豊富な図版を添えて言及。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第60巻

刊行年月 2014年11月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-4663-1
A5判/上製

[解説]藤井素彦

工芸美術を語る アトリエ社 昭和五年

雑誌『工芸時代』『アトリヱ』に掲載された工芸美術にかんする多様な三十九の論考をまとめた一書。「思潮・講話・感想」の三部から成る。執筆者は田辺孝次、大島隆一、宮下孝雄、畑正吉、仲田定之助、上野伊三郎、尾瀬敬止、ウエトロフ、御木本隆三、大槻憲二、青山民吉、山本鼎、明石染人、木檜恕一、大隅爲三、沼田一雅、小川三樹、渡辺進、香取秀真、前田公篤、宮田三郎、木村和一、恩地孝(四郎)、高木長葉、津田信夫、高村豊周、広川松五郎、斉藤佳三、今和次郎、渡辺素舟、富本憲吉、石川確治、間部時雄、藤井浩祐。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第61巻

刊行年月 2014年11月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-4664-8
A5判/上製

[解説]正木喜勝

左翼劇場 ピスカトール著 村山知義訳 中央公論社 昭和六年

ドイツの演出家エルウィン・ピスカトールが一九二〇年代の活動をまとめた著作で、原書は一九二九年刊行。自身の演劇・戯曲論、劇場論、作品解釈から上演の様子までを豊富な写真資料とともに紹介。賛否分かれる劇評等を引用するなど自身の社会的・政治的・芸術的環境を明らかにしようとする姿勢に貫かれ、本書はヴァイマル共和国時代におけるプロレタリア演劇運動の一側面を伝える証言として重要な価値を持つ。日本でのピスカトール紹介は一九二八年以降に本格化。翻訳を手がけた村山知義は映画の応用と、バウハウスのヴァルター・グロピウス設計の「総体的劇場」(das Totaltheater 本書第一六章)を高く評価している。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第62巻

刊行年月 2014年11月 定価15,120円 (本体14,000円) ISBN978-4-8433-4665-5
B5判/上製

[解説]高橋宏幸

舞台美術 田中良著 西川書店 昭和十九年

舞台美術家の田中良(一八八四〜一九七四)は東京美術学校洋画科を卒業後、画業のかたわら和田英作の助手として帝国劇場背景部に参加、舞台美術の道を歩み始める。大正八年に欧米の舞台美術を視察し、帰国後は歌舞伎、新舞踊、新劇、宝塚少女歌劇など多様なジャンルで日本舞台美術の発展に寄与した。本書は、昭和十九年三月の決戦非常措置要綱発令に伴い全国の大劇場が閉鎖された数か月後に刊行。戦時下における舞台設計の基礎文献、また舞台芸術全般の教科書として意義は大きい。巻頭に舞台装置の図版三十六点、巻末には著者が舞台装置を手がけた七八八件の上演記録を収める。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第63巻

刊行年月 2014年11月 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-4666-2
A5判/上製

[解説]高橋宏幸

舞台照明五十年 遠山静雄著 相模書房 昭和四十一年

遠山静雄(一八九五〜一九八六)は日本の舞台照明の草分けである。東京高等工業学校で電気工学を学び、横浜電気工業に勤めるが、大正期には未開拓だった舞台照明を志して退職、数多の先駆的業績を残す。遠山照明研究所の創設、東宝の舞台課長、文芸部長、帝劇支配人等を歴任するなど第一線で活躍を続け、舞台照明の確立と普及、後進の教育に尽力した。本書は、著者が設立に関わった国立劇場の竣工(昭和四十一年十月)直前までの、半世紀にわたる仕事に基づく日本初の舞台照明史であり、現場から見た貴重な近代日本演劇史料でもある。巻末には一三三編の既発表論文・随筆リストを収録。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第8回 全5巻

刊行年月 2015年12月 揃定価124,200円 (揃本体115,000円) ISBN978-4-8433-4945-8

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第64巻

刊行年月 2015年12月 定価35,640円 (本体33,000円) ISBN978-4-8433-4946-5
A5判/上製

[解説]中島直人

都市計画及国土計画 石川栄耀著 日本工学全書 工業図書 昭和十六年
日本国土計画論(抄録) 石川栄耀著 八元社 昭和十六年
都市の生態(抄録) 石川栄耀著 春秋社教養叢書 昭和十八年
都市に生きる 石川栄耀縦横記 根岸情治著 作品社 昭和三十一年

我が国を代表する都市計画家・石川栄耀の戦前の著作より、独創的な都市計画理論を色濃く反映する『都市計画及国土計画』(初版)を柱に、ほぼ同時期に刊行された著作から三論考を抄録。石川は都市計画の思想や文化的側面にも広く眼を向けながら、都市の魅力を生涯探求し続け独自の都市論を構築した。『都市に生きる 石川栄耀縦横記』は石川の没後に従弟にあたる人物が記した貴重な評伝。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第65巻

刊行年月 2015年12月 定価24,840円 (本体23,000円) ISBN978-4-8433-4947-2
A5判/上製

[解説]梅宮弘光

構作技術大系(付・再版抄録) 川喜田煉七郎著 図画工作社 昭和十七年

川喜田煉七郎が『構成教育大系』(昭和九年)で示した「抽象構成」への、当時の教育界からの要請を受けて、後藤福次郎主宰の図画工作社より上梓。経験技術の理論化・社会化の過程と、一九三〇年代初期におけるバウハウス・インパクトに始まる機能主義的・生産主義的デザイン理論が、一九四〇年代の戦時体制下においてどのように変容し息づいていたのかを証する著作。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第66巻

刊行年月 2015年12月 定価25,920円 (本体24,000円) ISBN978-4-8433-4948-9
B5判/上製

[解説]梅宮弘光

創意工夫事典 図画工作研究所著 図画工作社 昭和十八年

動作研究に基づき、身体と道具ひいては環境との合理的関係性を主題として、食器や家具など日常生活にある身近な道具から、船舶や戦車など国家規模に至るまでの具体的事例を豊富な図版と文章で解説。戦前期日本のデザイン研究において、『構成教育大系』『構作技術大系』とあわせ検証すべき文献。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第67巻

刊行年月 2015年12月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-4949-6

[解説]藤原惠洋

汎美計画 小池新二著 アトリエ社 昭和十八年

戦前戦後を通じて日本の産業デザイン立国に貢献したデザイン評論家・デザイン政策者の小池新二が、昭和二年からの十五年間に書き溜めた論考をまとめ、戦時体制真っ只中に世に問うた気鋭の書。生活と造形、造形政策、建築、宣伝と展示形式の四部構成に、興亜院の委嘱を受けて昭和一七年春に工芸視察に訪れた中国旅行日誌を付す。七〇頁超の図版も収録。戦後日本デザインの在り方を検証するうえでも必須重要文献。

叢書・近代日本のデザイン 昭和篇 第68巻

刊行年月 2015年12月 定価16,200円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-4950-2
A5判/上製

[解説]森仁史

昭和篇 論文選

Ⅰ 工芸とその周辺 青山民吉「工芸美術といふ概念」(『アトリヱ』六巻三号)/北園克衛「芸術型体の理論」(『建築紀元』二年一・二号)/「工芸美術座談会」(『アトリヱ』八巻二号〜四号)他
Ⅱ デザイン領域の覚醒 水谷武彦「構成基礎教育」(『建築画報』二二巻一〇号)/柳亮「産業美術と技術の私有に就て」(『DESEGNO』一〇号)/剣持勇「戦時住ひ方後記」(『生活美術』三巻五号)/満岡忠成「決戦生活と工芸」(『美術』三号)他
Ⅲ 転機の建築 佐藤功一「合理主義の建築」(『建築新潮』一一年一号)/「日本工作文化聯盟 趣意書・綱領・規約」(『現代建築』一号)/「建築と壁画 建築家と画家の座談会」(『新建築』一八巻四号)/西山卯三「大東亜聖地祝祭都市計画案覚書」(『新建築』一九巻一号)他
Ⅳ 海外デザイン動向への自覚 仲田定之助「バウハウス」(『アトリヱ』五巻九号)/牧野正己「ル・コルビジエを語り日本に及ぶ」(『国際建築』五巻五号)/吉田薫「デッサウ訪問記」(『建築新潮』一〇年一一号)他