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来嶋靖生著 「大正歌壇史私稿」 が 第7回日本歌人クラブ評論賞 を受賞しました! 投稿日:2009/04/15

来嶋靖生著 「大正歌壇史私稿」 が 第7回日本歌人クラブ評論賞 を受賞しました。受賞式は、平成21年5月16日に日本歌人クラブ定期総会席上にて行われます。

新聞「日本」付録の“各県図”、青森県立図書館で展示中 投稿日:2009/03/09

新聞「日本」付録の“各県図”が青森県立図書館で展示中です。 
小社の復刻本と当時の付録地図「青森懸管内全圖(全図)」など七県の原地図が、青森県立図書館一階の一般閲覧コーナーで三月二十二日まで展示されています。
機会がありましたら是非ご覧下さい。

『名画鑑賞事典 美の系譜』2月12日刊行です 投稿日:2009/02/10

 新刊の「名画鑑賞事典 美の系譜」が出来てきたので、営業部のテーブルに置いていると、通りかかった部長が足をとめ、頁をめくりはじめました。
「僕が一番好きな画家はね、ゴヤなんだよ。実物を見たら凄くてね」
 そこで、部長につられてゴヤの頁を開いてみました。

 フランシスコ・ゴヤ(1746-1828)。ゴヤの頁には、ナポレオン軍によるスペイン人の処刑を告発した傑作『1808年5月3日』(1814)が大きく取り上げられています。そして、その横には、エドゥアール・マネ(1832-83)がメキシコ皇帝の処刑に衝撃を受けて描いた『皇帝マクシミリアンの処刑』(1867-68)。さらにその下には、パブロ・ピカソ(1881-1973)がアメリカ軍による民間人虐殺を描いた『朝鮮の虐殺』(1951)が並べられ、3つの絵を見比べられるようになっています。見ると、ゴヤの絵では、左側に犠牲者、右側に発砲する兵士達が描かれていますが、マネもピカソも同じ。さらには、ゴヤは、犠牲者の苦悶の表情を克明に描く一方で兵士の表情は見えないように描いていますが、二人の絵も、それも全く同じなのです。

「全然違う画風だけど、構図はそっくり。マネもピカソも、ゴヤにすごく影響を受けたんですね」
「そう、この本はね、画家達が、後世の画家達に次々影響を与えていく流れが一目でわかる本なんだよ。今度はマネの頁を開いてごらん。ゴヤに影響を受けたマネが、今度はメアリー・カサット(1844-1926)に影響を与えてるよ」
 その頁を見ると、マネの『舟遊び』(1874)とカサットの『舟遊びする人々』 (1893-94)が並べられていました。美しい2つの絵を眺めながら、画家達は、こんなふうにして絵画の生命を後世につないでいくんだなあ、と感慨にふけりました。

 もうすぐ店頭に並びます。書店でお見かけの際には、是非ご覧下さいませ。

『文藝時評大系』における『蟹工船』 投稿日:2009/02/09

 かつて小林多喜二の『蟹工船』が「戦旗」に掲載されたのは、大恐慌が世界中を襲った昭和4年のことでした。そして、またもアメリカ発の世界的不況が猛威を振るう今年、若手俳優 松田龍平主演で再度映画化されるようですね。

 『蟹工船』の時代を超えたブームは、多くの人を驚かせていますが、この作品が刊行された当時は、どのような反響があったのでしょうか。小社刊「文藝時評大系 昭和篇1 索引」で、『小林多喜二』と『蟹工船』を探してみました。さて、当時、どれだけ多くの時評で言及されたのでしょうか?

 刊行年の昭和4年、「小林多喜二」は51箇所、「蟹工船」は36箇所。やはり、刊行直後から大きな反響があったことがわかります。ことに、「戦旗」掲載直後の5月の時評からは、この作品への興奮が伝わってきます。少し引用してみます。

「作者の不屈な意力も感じられて愉快」(思久嶺)5月2日付『報知新聞』
「堂々と正面から押して来るところ、文句なしに作者の精力と気力の前に頭をさげたい感じがする」(林房雄)5月6日付『国民新聞』
「この作は國際的規模において、プロレタリアの姿を描きだしてをり、オホツク海の工船に虐使されてゐる労働者と丸ビルの重役とを一つの光景の中に見通させてゐる」(平林初之輔)5月7日付『東京朝日新聞』
「蟹工船といふ未だかつて文學に表れなかつた特殊の場面を描き出し、同時に資本主義社會のからくりを暴露した點に於てエポツクメーキングなものである」(上田進)5月22日付『信濃毎日新聞』

 これほど力漲る作品だからこそ、現代の人々の心を動かしたのですね。なお、「小林多喜二」への時評における言及は、昭和2年から20年までの間では、合計241箇所にもなります。では、昭和21年以降は?それは、3月に刊行予定の「文藝時評大系 昭和篇2 索引」にてお確かめください。

『江戸名所図会』、知識探索サイト JapanKnowledge に搭載 投稿日:2008/10/07

『江戸名所図会』が、知識探索サイト JapanKnowledge に搭載されています。
版本・挿画をキーワードで検索でき、拡大表示も可能です。

学術書目録「ゆまに書房重要文献情報 2008秋~年度末号」が出来ました 投稿日:2008/09/28

学術書目録「ゆまに書房重要文献情報 2008秋~年度末号」が出来ました

毎年秋に発行している学術書目録が出来ました。
ご希望の方は、ご連絡下さい。お送りいたします。

ゆまに書房営業部 eigyou@yumani.co.jp

第18回神保町ブックフェスティバルに出店します 11/1(土)~11/3(月)  投稿日:2008/09/28

今年も、第18回神保町ブックフェスティバル 11/1(土)~11/3(月) に出店いたします。これは、昭和35年より続く 「東京名物・神田古本まつり」 10/27(月)~ 11/3(月) の一環で、本好きにはたまらない楽しいイベントです。お越しの際は、ぜひゆまに書房ブースにもお立ち寄り下さい。