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膝栗毛文芸集成 第1期 第2回 全5巻

膝栗毛文芸集成 第1期 第2回 全5巻

揃定価93,960円(揃本体87,000円) 
ISBN 978-4-8433-3356-3 C3393
刊行年月 2010年12月

本書の内容

※解題は、各巻末に収録。

膝栗毛文芸集成 第8巻 続々膝栗毛

刊行年月 2010年12月 定価15,120円 (本体14,000円) IISBN978-4-8433-3364-8

(東洋大学図書館所蔵 古典文庫旧蔵書)滑稽本。全三編六冊(三編は二世一九作)。美濃屋甚三郎。天保二〜六年刊。初・二編は、江戸に戻った弥次喜多の神田八丁堀長屋での生活の滑稽を描く。二編を執筆してまもなく一九が病死したため、三編は二世一九の手によって継承された。その三編は鹿島詣に旅立つ弥次喜多が描かれるが、刊行は途絶して未完のまま終わった。

膝栗毛文芸集成 第9巻 滑稽江の島土産

刊行年月 2010年12月 定価16,200円 (本体15,000円) IISBN978-4-8433-3365-5

(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)滑稽本。全三巻五冊。勝川春亭画(初・三編)、喜多川月麿画(二編)。村田屋治郎兵衛・鶴屋金助。文化六〜七年刊。当時江戸庶民に人気のあった江の島参詣を題材に採り、ね助と頓太郎という二人の主人公を軸に、道筋や参詣の庶民の行動・風俗を描く作品。

膝栗毛文芸集成 第10巻 串戯教諭六あみだ詣

刊行年月 2010年12月 定価15,120円 (本体14,000円) IISBN978-4-8433-3366-2

(東洋大学図書館所蔵 古典文庫旧蔵書)滑稽本。全三巻五冊。、喜多川月麿画。中村屋幸蔵。文化八〜十年刊。本作も、当時の江戸庶民に流行していた府内近郊の六阿弥陀(豊嶋村西福寺・下沼田村応味寺・西ケ原村無量寺・田畑村与楽寺・下谷長福寺・亀井戸常光寺)参詣に取材した作品。場末の平長屋の大屋と、その長屋住人の一行が巡る滑稽な参詣の様子を描く。

膝栗毛文芸集成 第11巻 滑利諭言大師めぐり  滑稽臍栗毛  秋葉山鳳莱寺一九之紀行  滑稽三人生酔

刊行年月 2010年12月 定価25,920円 (本体24,000円) IISBN978-4-8433-3367-9

『大師めぐり』(関西大学総合図書館所蔵)滑稽本。全三冊。関玉・玉東画。平野屋宗七・河内屋太助・河内屋嘉七。文化九年刊。大坂にある弘法大師の霊場二十一ケ所参詣(大師めぐり)の様子を描く作品。特定の主人公を設けず、大師めぐりをする様々な人々の人情・風俗が滑稽に綴られていく。

『滑稽臍栗毛』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)滑稽本。全二冊。画工不明。村田屋治郎兵衛・鶴屋金助。文化十一年刊。本作は膝栗毛ものではないが、『道中膝栗毛 発端』『続々膝栗毛』等にも通じる長屋を舞台にした住民たちの滑稽譚である。稀覯書であり、外題も『膝栗毛』の流行に肖った影響作であるため、ここに収録する。

『一九之紀行』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)滑稽本。全二冊。十返舎一九画か。鶴屋金助・松屋善兵衛・河内屋太助。文化十二年刊。作者の一九自身が主人公となって、供の清治とともに、鳳来寺から秋葉山へと経巡る旅の滑稽を描いている。

『滑稽三人生酔』(國學院大學図書館所蔵)滑稽本稿本。全二巻一冊。十返舎一九自筆草稿である。神田八丁堀の長屋に住む佐次郎兵衛のもとに集った三人の男たちが酔って騒いだ挙句、旅に出かける様子が描かれる。『道中膝栗毛』発端や『滑稽臍栗毛』同様の長屋ものでありつつ、膝栗毛ものへと発展していくような終結を見せるが、未完。

膝栗毛文芸集成 第12巻 誹語堀之内詣 堀之内詣後編雑司ケ谷紀行 旧観帖発端奥州道中之記 滑稽旅賀羅寿

刊行年月 2010年12月 定価21,600円 (本体20,000円) IISBN978-4-8433-3368-6

『誹語堀之内詣』(東洋大学古典文庫旧蔵書)滑稽本。全二冊。角丸屋甚助・村田屋治郎兵衛ほか。文化十三年刊。神田八丁堀の長屋に住む佐次兵衛が、堀の内妙法寺に参詣する様子を面白おかしく描く。『江の島土産』『六あみだ詣』『大師めぐり』に続いて、霊場めぐりに出かけた人物の滑稽な行動・見聞などを綴った作品である。

『雑司ヶ谷記行』(東洋大学古典文庫旧蔵書)滑稽本。全二冊。葛飾北斎画。伊藤与兵衛。文政四年刊。前書『誹語堀之内詣』の後編で、佐次兵衛が雑司ヶ谷の鬼子母神法明寺を参詣する滑稽が描かれる。後年、『堀之内詣』と『雑司ヶ谷記行』を併せて改題本『千社の多和武連』も刊行された。

『奥州道中之記』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)滑稽本。全二冊。十返舎一九画か。鶴屋金助・伊勢屋忠右衛門。文化十四年刊。感和亭鬼武作『旧観帖』(文化三〜六念刊)の発端篇として、一九が描いた作品。奥州渕黒村の農夫福助とその老母が江戸見物をする様子を描いた『旧観帖』であるが、その二人が奥州から江戸へと向かう道中の滑稽を、『膝栗毛』の手法に倣って描いている。

『滑稽旅賀羅寿』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)合巻。全三冊。歌川国直画。鶴屋喜右衛門。文政三〜五年刊。『金草鞋』と並ぶ合巻形態の膝栗毛ものである。江戸から八王子、富士山、箱根、小田原、横浜への道中が描かれる。『大師めぐり』と同様、特定の主人公を設けず、道中の能楽者たちの滑稽談が綴られていく作品である。