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膝栗毛文芸集成 第12巻 誹語堀之内詣 堀之内詣後編雑司ケ谷紀行 旧観帖発端奥州道中之記 滑稽旅賀羅寿

膝栗毛文芸集成 第12巻 誹語堀之内詣 堀之内詣後編雑司ケ谷紀行 旧観帖発端奥州道中之記 滑稽旅賀羅寿

定価21,600円(本体20,000円) 
ISBN 978-4-8433-3368-6
刊行年月 2010年12月

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本書の内容

『誹語堀之内詣』(東洋大学古典文庫旧蔵書)滑稽本。全二冊。角丸屋甚助・村田屋治郎兵衛ほか。文化十三年刊。神田八丁堀の長屋に住む佐次兵衛が、堀の内妙法寺に参詣する様子を面白おかしく描く。『江の島土産』『六あみだ詣』『大師めぐり』に続いて、霊場めぐりに出かけた人物の滑稽な行動・見聞などを綴った作品である。

『雑司ヶ谷記行』(東洋大学古典文庫旧蔵書)滑稽本。全二冊。葛飾北斎画。伊藤与兵衛。文政四年刊。前書『誹語堀之内詣』の後編で、佐次兵衛が雑司ヶ谷の鬼子母神法明寺を参詣する滑稽が描かれる。後年、『堀之内詣』と『雑司ヶ谷記行』を併せて改題本『千社の多和武連』も刊行された。

『奥州道中之記』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)滑稽本。全二冊。十返舎一九画か。鶴屋金助・伊勢屋忠右衛門。文化十四年刊。感和亭鬼武作『旧観帖』(文化三〜六念刊)の発端篇として、一九が描いた作品。奥州渕黒村の農夫福助とその老母が江戸見物をする様子を描いた『旧観帖』であるが、その二人が奥州から江戸へと向かう道中の滑稽を、『膝栗毛』の手法に倣って描いている。

『滑稽旅賀羅寿』(蓬左文庫尾崎久弥コレクション所蔵)合巻。全三冊。歌川国直画。鶴屋喜右衛門。文政三〜五年刊。『金草鞋』と並ぶ合巻形態の膝栗毛ものである。江戸から八王子、富士山、箱根、小田原、横浜への道中が描かれる。『大師めぐり』と同様、特定の主人公を設けず、道中の能楽者たちの滑稽談が綴られていく作品である。