社史で見る日本経済史 第7期
C3321
本書の内容
好評シリーズ第7弾。経営学、経営史研究に最適な社史を厳選。財務データの集積ではこぼれ落ちてしまう、企業の歴史の襞までたどれるような社史を収録。
★本シリーズの特色と編纂方針
●好評の『社史で見る日本経済史』シリーズ第7期として、今回も稀覯本を中心に社史に準ずる図書も含んで選書。
●各社史ごとに解説を付す。
●丹念に収集した経営史料や文献により、今日でも高い資料的価値を持ち続けているものを厳選。
●経営諸史料の適切な利用と公開が実現され、高い実証性を備えているものを収録。
●企業経営活動の歴史が正確かつ体系的・客観的に記述されているものを選択。
●単なる社史に止まらず、近世から近代にかけての第一級の産業史・文化史となり、 その分野の学問水準を著しく引き上げているものを収録。
社史で見る日本経済史 第7期 第1回 全4巻
刊行年月 2021年07月
揃定価53,350円
(揃本体48,500円)
ISBN978-4-8433-6071-2 C3321
A5判/上製/カバー
社史で見る日本経済史 第7期 第104巻 セメダイン五十年史(セメダイン株式会社著・刊 1973年)
刊行年月 2021年07月
定価11,000円
(本体10,000円)
ISBN978-4-8433-6072-9 C3321
「なんでもよくつくセメダイン」と謳われ、今では接着剤の代名詞となっている「セメダイン」を生み出したパイオニア的接着剤メーカーの社史。大正末、外国産に席巻されていた接着剤を駆逐するため開発を重ねたその旺盛な開拓精神と飛躍発展の歴史は日本の化学工業発展の歴史やモノを補修して使う時代であったことと重なり興味深い。
社史で見る日本経済史 第7期 第105巻 紅葉屋十年志 附 風雲六十三年神田鐳蔵翁(紅葉屋調査部編・刊 1911年、附録は紅葉会、1953年)
刊行年月 2021年07月
定価19,800円
(本体18,000円)
ISBN978-4-8433-6073-6 C3321
愛知県出身の神田鐳蔵は1900年(明33)東京で株式仲買の紅葉屋を創業。同業者の排斥を受けるが、日露戦後の大相場で巨富を得る。その間、有価証券金庫銀行設立の急務を渋沢栄一に陳情し知遇を得、1911年には国債証券の保護預りも行う紅葉屋銀行設立に至った。わずか10年の沿革史であるが、店舗や株券、渋沢栄一の書状等の写真が掲載され、明治期に刊行された貴重な社史である。紅葉屋銀行は1918年(大7)神田銀行となるが、1928年(昭3)破産した。附録として 『風雲六十三年神田鐳蔵翁』(抄録)を参考に付した。
社史で見る日本経済史 第7期 第106巻 大日本製薬 我社五十年のあゆみ (大日本製薬株式会社編・刊 1947年)
刊行年月 2021年07月
定価13,200円
(本体12,000円)
ISBN978-4-8433-6074-3 C3321
複数ある大日本製薬の社史のうち、最初に刊行された本書は1897年(明30)、前身である大阪製薬株式会社創立から1898年大日本製薬合資会社との合併、1908年大阪薬品試験株式会社との合併など、創業当初の子細な史料が収められている。中でも刊行当時の役員たちによる座談会は、本社史でしか見ることのできない、当時の雰囲気も伝わる重要な史料。戦後まもなく刊行され、現在入手困難である点も含め貴重な社史といえる。
社史で見る日本経済史 第7期 第107巻 西洋料理事始 —中央亭からモルチェまで (株式会社中央亭編・刊 1980年)
刊行年月 2021年07月
定価9,350円
(本体8,500円)
ISBN978-4-8433-6075-0 C3321
幕末、横浜居留地のオランダ公使館下働き料理人から出発し、華族会館料理長を務めた渡辺鎌吉は、1907年(明治40)に、三菱八号館に中央亭を開き名声を博した。のち、1918年(大正7)経営は明治屋に譲ったが、鎌吉は日本女子大学校で17年間も教鞭をとった人物であった。本書は渡辺鎌吉の生い立ちから戦時下の休業を経て、1970年(昭和45)本格的フレンチレストラン・モルチェの開店までを読みやすくまとめながら、戦前の日本西洋料理史の重要な資料となっている。
社史で見る日本経済史 第7期 第2回 全4巻【new!】
刊行年月 2024年09月(予定)
定価71,500円
(本体65,000円)
ISBN978-4-8433-6827-5 C3321
A5判/上製/カバー
社史で見る日本経済史 第7期 第108巻 創立二十周年記念 明治製菓株式会社二十年史 附 社業大要 明治製菓株式会社
刊行年月 2024年09月(予定)
定価8,800円
(本体8,000円)
ISBN978-4-8433-6828-2 C3321
(明治製菓株式会社編・刊 1936年、附録は1930年頃刊)
1906年(明39)台湾に設立された明治製糖は砂糖の消費量増進のため、1916年(大5)大正製菓を設立。その後同時期設立の東京菓子と合併し、キャラメルやビスケットを発売し好評を博した。さらに1920年(大9)房総練乳を合併し製乳事業も開始。1924年(大13)明治製菓と改称。朝鮮、満州、スマトラにも進出した。20年史は会社設立の経緯の後、製菓部と製乳部それぞれの工場略史を掲載。今回は、附録として、昭和5年頃作成されたとみられる『社業大要』を附した。
社史で見る日本経済史 第7期 第109巻 白木屋の歴史・白木屋300年の歴史
刊行年月 2024年09月(予定)
定価13,200円
(本体12,000円)
ISBN978-4-8433-6829-9 C3321
(白木屋刊 1937年、同刊 1961年序)
江戸時代の古文書や錦絵に描かれた白木屋の姿に始まり、明治・昭和期の貴重な写真資料までが解説付きで見られるビジュアルな社史。前者は国文学研究資料館のみの所蔵。後者は1961年発行と見られ、早稲田大学図書館のみの所蔵という極めて貴重な社史資料。
社史で見る日本経済史 第7期 第110巻 (安田生命保険株式会社)六十年史
刊行年月 2024年09月(予定)
定価33,000円
(本体30,000円)
ISBN978-4-8433-6830-5 C3321
(安田生命保険株式会社編・刊 1942年)
明治初期、近代的生命保険会社ができる前の黎明期、安田財閥の創始者、安田善次郎が「相互扶助機関」として1880年(明治13)設立した「共済五百名社」が合資会社を経て安田生命保険株式会社に発展していく様相が具体的にうかがえる、生命保険揺籃期の貴重社史。
社史で見る日本経済史 第7期 第111巻 ロッテのあゆみ
刊行年月 2024年09月(予定)
定価16,500円
(本体15,000円)
ISBN978-4-8433-6831-2 C3321
(只野研究所編・刊 1965年)
戦後、進駐軍によって本格的にもたらされたチューインガムに触発されて、チューインガムこそが戦後の新しい菓子になることを確信し、ガムの製造を始めた菓子メーカー、ロッテの1964年までの急速な発展を描いた社史。業界随一の販売網ロッテ会、歌番組のスポンサー、美人コンテスト、世間を驚かせた「1000万円懸賞」キャンペーン、など多彩で急速な販売網の拡充とそれを支えた堅実な菓子作りをなしたロッテの発展を詳細に描いた、入手困難な貴重社史。