HOME書籍検索 > 映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界> 全9巻

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界> 全9巻

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界> 全9巻

[監修] 東京国立近代美術館フィルムセンター [解題] 佐崎順昭

揃定価232,200円(揃本体215,000円) 
ISBN 978-4-8433-4348-7 C3374
A5判/上製/カバー装
刊行年月 2014年01月

関連情報

本書の内容

終戦時の混乱を免れて生き延びた 戦時下の映画の風景を生々しく伝える 極めて稀少な第一級資料群!!

『プロパガンダの一季節—映画公社旧蔵資料の復刻にあたって』東京国立近代美術館フィルムセンター

 日本映画の戦時体制は、業界のプロフェッショナルが議論を重ね、物資を切り詰め、ぎりぎりまで制度を簡素化することで成立した。そうした非常時に、映画の本質的な業務である〈製作・配給・興行〉を垂直的に統制する任を負って発足した社団法人映画公社は、いわば戦時映画統制の究極の形態であった。一九四五年六月一日に業務を開始し、敗戦後の十一月三十日に解散したこの短命組織は、配給業務を一手に担った映画配給社のほか、官民合同の統制機関だった大日本映画協会、大日本興行協会・映画部などの団体を統合して成立したものである。職能集団として夏はプロパガンダの実務に徹し、そして秋にはプロパガンダの終焉に、つまり「日本映画の敗戦処理」にも立ち会うこととなった。
 この団体が存在した、たった六ヶ月の意味はことのほか大きい。そこには、戦前期にあって映画界の資料を意識的に収集していたキネマ旬報社調査部の旧蔵品も含め、さまざまな業界団体の蓄積してきた資料が集まっていた。ここには、映画新体制の啓発、映画を介した国民運動、青少年を含む観客の指導、映画資材の管理と節約、全国の映画館調査表、戦時下の映画をめぐるマスコミの動向、映画会社の企画審議、外地の映画状況の報告、南方占領地での映画宣撫工作、映画法に基づく映画人の技能審査など、この時代が強いた驚くべき主題の拡がりがある。
 戦後発足した日本映画連合会(現在の日本映画製作者連盟)に引き継がれたこうした資料は、一九五一年に国立国会図書館に寄贈され、のちの一九七四年に日本初の国立映画機関たる東京国立近代美術館フィルムセンターに移管された。今回の復刻は、フィルムセンター図書室にありながら長い間整理に着手する余裕がなかった資料が、二〇一一年度にようやくリスト化されたことが契機となった。その成果はまず「東京国立近代美術館紀要」第十六号(二〇一二年)で佐崎順昭により発表されたが、この度の復刻版の出版にあたっては、中でも戦時下の映画の風景を生々しく描出していると判断された大多数の資料を選び出した。
 手前味噌ながら、太平洋戦争と映像メディアの関わりを知ろうとする多くの人々にとって、この資料が等閑視されることはもはや考えにくいと思われる。研究のためのマテリアルとして、この資料を、映画研究者はもちろん、現代史、メディア史などに携わる幅広い分野の方々が活用されることを望む。
(主任研究員・岡田秀則)

★特にお薦めしたい方 
映画史、メディア史、歴史学、思想史、社会史、政治史、近代史、文化史、風俗史などの研究者・研究機関。大学図書館。映像・メディア関係専門学校。海外の日本学関連研究施設など。




映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第1回配本 全4巻

刊行年月 2014年01月 揃定価93,960円 (揃本体87,000円) ISBN978-4-8433-4349-4

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第1巻 映画公社関係資料

刊行年月 2014年01月 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-4351-7

映画公社の「週間報告」や「日本劇映画目録」、軍部が南方より持参したアメリカ映画のフィルム(総数一二〇巻)等を記す「米国敵産管理関係書類」等々映画公社に関する資料。
【収録資料】週間報告最終号 第一部 製作局総務部記録総輯(1945.10.10)/日本劇映画作品目録 自昭和六年一月至昭和廿十年八月(1945.9)/米国敵産管理関係書類(1945.11)/映画公社本社図面(1945)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第2巻 映画配給社資料 

刊行年月 2014年01月 定価25,920円 (本体24,000円) ISBN978-4-8433-4352-4

大日本映画配給社の業務規定や社団法人映画配給社が一九四三年二月一日創刊し、一日と一五日の月二回発行した「映画配給社報」及び同社の定款、事業予算等収録。
【収録資料】大日本映画配給社業務規程(1941.11.11)/社団法人大日本映画配給社(仮称)配給業務規程要綱(1941.11.24)/社団法人映画配給社定款(1942)/社団法人映画配給社第一年度事業予算/社団法人映画配給社配給業務規程(1942.1.24)/社団法人映画配給社配給業務規程案(1942.1.31)/映画配給社報 第4号(1943.3.15)〜第13号(1943.8.1)、第15号(1943.9.1)、第17号(1943.10.1)〜第19号(1943.11.1)/映画配給社第一回職員養成所講演録(※雑誌『映画旬報』連載)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第3巻 大日本活動写真協会調査月報 1

刊行年月 2014年01月 定価28,080円 (本体26,000円) ISBN978-4-8433-4353-1

「大日本活動写真協会」は、日活・松竹・新興キネマ・大都映画の四社(後に極東キネマ・全勝キネマが加わる)にて構成された業界団体。内務省に映画検閲の統一を要求するなどの活動を行った。「大日本活動写真協会調査月報」は同協会の定期刊行物。
【収録資料】第3巻第1号(1937.1.31)〜第3巻第4号(1937.4.30)/第3巻第6号(1937.7.31)〜第3巻第7号(発行年月日不明)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第4巻 大日本活動写真協会調査月報 2

刊行年月 2014年01月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-4354-8

【収録資料】第3巻第8号(1937.8.31)〜第3巻第12号(1937.12.31)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第2回配本 全5巻

刊行年月 2014年05月 揃定価138,240円 (揃本体128,000円) ISBN978-4-8433-4350-0

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第5巻 大日本映画協会資料 1 脚本講習会 

刊行年月 2014年05月 定価32,400円 (本体30,000円) ISBN978-4-8433-4355-5

大日本映画協会主催映画脚本講習会の採録原稿。出版を見越してそれぞれ鉛筆で修正が入っている。
【収録資料】挨拶・城戸四郎(1944.3.15)/挨拶・井上清一情報局芸能課長(1944.3.15)/講演・菊池寛 その一(1944.3.17)/講演・菊池寛 その二(1944.3.31)/講演・城戸四郎「国民大衆と映画」(1944.4.12)/講演・依田義賢「映画脚本としてのストーリーの組立て方」(1944.4.26)/講演・島津保次郎「脚本は如何に映画化されるか」(1944.5.12)/講演・松浦晋「映画と行政」(1944.6.7)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第6巻 大日本映画協会資料 2 映画法

刊行年月 2014年05月 定価29,160円 (本体27,000円) ISBN978-4-8433-4356-2

【収録資料】絵とき「映画法」(1939)/本邦映画事業概要(1939.2.20)/本邦映画事業概要(1944.11)/映画技術用語(映写関係)(1940.10.10)/映画関係資材要覧(1944)/映画関係法令・技能證明書発行規程及手続 昭和十五年七月(1940.7.25)/映画関係法令及手続 昭和十六年二月(1941.2.5)/入場税法抜萃昭和十九年四月一日実施(1944.3)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第7巻 外地関係 1

刊行年月 2014年05月 定価19,440円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-4357-9

【収録資料】「日本映画に就いて」南方特別留学生の手記(1944.3)/「東印度の映画事情」(1942.11)/「比律賓の映画事情」(1942.6)/「仏印映画界の近況」(1943.8.5)/南方向劇映画筋書 篠懸三郎「十億の合唱」(1943)/南方向劇映画筋書 土屋伸之助「太陽の都」(1943)/南方向劇映画筋書 港春平「ビルマの土」(1943)/南方向劇映画筋書 名和隆之介「黎明」(1943)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第8巻 外地関係 2

刊行年月 2014年05月 定価30,240円 (本体28,000円) ISBN978-4-8433-4358-6

「映画配給社南方関係書類」は、背表紙に〈南方全般〉と書かれ、南方における製作・配給・上映・資材・資金等、主として軍の映画による南方工作について詳細に記されている。さらに、資金の流れが分かる「南方局帝国銀行室町支店当座勘定通帳」等極めて興味深い生の資料が多く残されている。
【収録資料】映画配給社南方関係書類/社団法人南洋映画社(仮称)設立要綱(案)(1942.4以前)/南方映画工作要綱(案)(1942.4以前)/朝鮮映画界日誌 附諸統計(1942年度前半期)/社団法人映画配給社南方局帝国銀行室町支店当座勘定通帳(1943.7〜1944.8)/南方局北ボルネオ支社計算表(1943.2〜1943.6・8)

映画公社旧蔵 戦時統制下映画資料集<第Ⅰ期 統制下の映画界>第9巻 映画製作関係(劇映画・文化映画)

刊行年月 2014年05月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-4359-3

【収録資料】大日本映画製作株式会社(仮称)定款(案)(1941.12)/大日本映画製作株式会社 第十九回企画審議会議事録(1943.11.17)/大日本映画製作株式会社 第二十九回企画審議会議事録(1944.9.12)/大日本映画製作株式会社 第三十回企画審議会議事録(1944.10.12)/大日本映画製作株式会社 第三十一回企画審議会議事録(1944.11.11)/大日本映画製作株式会社 第三十二回企画審議会議事録(1945.1.12)/大日本映画製作株式会社 第三十三回企画審議会議事録(1945.2.20)/我社系全国各常設館に対する映画製作上の各般調査事項統計報告書(1942.3)/雷撃隊出動 特報 第1号他、東宝撮影所連絡報道(1944)/劇映画企画進行状態届表(東寶株式会社)昭和十九年六月二十五日現在、劇映画企画進行状態届表(松竹株式会社)、劇映画企画進行状態届表(松竹京都撮影所)昭和十九年七月十一日現在、劇映画企画進行状態届表(大日本映画製作株式会社)昭和十九年六月三十日現在(1944.6〜7)/関東映画製作業者調査表文化映画認定室(1939)/文化映画製作会社統合促進に関する質疑応答(1941.9)/文化映画関係書類(1945.3.7)/戦記映画・長篇記録映画企画案昭和十九年度 昭和十八年八月 附・現地報道映画(1943.8)/アメリカの短篇映画昭和十九年三月調(1944.3)