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コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 全15巻

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 全15巻

[監修] 和田博文

揃定価405,000円(揃本体375,000円) 
ISBN 978-4-8433-3760-8 C3392
A5判/上製
刊行年月 2012年01月

関連情報

本書の内容

好評企画第2弾。代表的な都市モダニズムの稀覯詩誌をテーマ別に集成。

※各巻定価: 本体25,000円+税

刊行のことば     和田博文

都市モダニズム詩へのアプローチは、ダダイズム・シュールレアリスム・新即物主義などのイズムや、短詩運動・新散文詩運動などのムーヴメントからだけ可能なのではない。隣接する文化諸ジャンルとの関係に着目すると、詩は新たな姿で浮かび上がる。映画との交通をクローズアップすれば、シナリオやシネポエムから刺激を受けた言語実験が見えてくる。美術との交通を意識化すれば、コラージュや色彩の問題が浮上する。音楽との交通を前景化すれば、リズムの問題や、童謡・民謡・歌詞を含めた言葉と音の出会いが明らかになる。同じ短詩型文学でも俳句との交通は、定型はもとより、フランス俳諧詩や戦争と、詩人がどう向き合ったのかという問題に私たちを導いてくれる。
 都市モダニズム詩の展開は、東京だけで行われたのではない。1920年代前半に名古屋で発行された『青騎士』は象徴主義の詩誌であるが、ここから出発した春山行夫は都市モダニズム詩全般の編集者となり、山中散生はシュールレアリスムのオルガナイザーになった。海港都市の開放的な風が吹く神戸では、竹中郁や山村順の『羅針』が新しい形式に取り組み、中桐雅夫が編集する『LUNA』は都市モダニズム詩を吸収しながら、戦後詩への胎動を始めている。古都と目される京都でも、画家の天野隆一が『青樹』『麺麭』を創刊して、単なる地方詩誌とは異なるモダンな詩のステージを形成していた。
 『コレクション・都市モダニズム詩誌』全30巻の刊行によって、1920年代〜1940年代前半の詩の全体性を視野に収めることが可能となる。それは特定の詩人を追いかけるだけでは手にすることのできない、この時代の問題系へ私たちが開かれることを意味している。都市モダニズム詩から戦後詩へ、どのような遺伝子が受け継がれ、どのような切断が行われたのかというドラマは、その先に初めて姿を現すはずである。

【本書の特色】

●代表的な都市モダニズムの稀覯詩誌をテーマ別に復刻。
●代表的な都市モダニズムの稀覯詩誌をテーマ別に復刻。新たな調査を行い、現存しているものを可能な限り収録。
●当時のモダニズム詩人は、文学のみならず写真・美術・映画などの西洋文化の紹介の中心的存在であり、これらの雑誌は、たんなる詩の雑誌ではなく、モダン都市文化の交通の網目の中心に存在するものとしてきわめて重要な役割を果たした。
●各巻末にエッセイ・関連年表・解題・人名別作品一覧・主要参考文献を付す。

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 第1回・全3巻

刊行年月 2012年01月 揃定価81,000円 (揃本体75,000円) ISBN978-4-8433-3761-5 C3392
A5判/上製

コレクション・都市モダニズム詩誌 第16巻 映画と詩 Ⅰ

刊行年月 2012年01月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3766-0 C3392
A5判/上製

[編]早川芳枝

北川冬彦を中心とする「シナリオ研究十人会」は、機関誌として『シナリオ研究』を発行。詩における映画的表現の可能性を探り、萩原朔太郎らが、シネポエムを寄稿した。
◆『シナリオ研究』第1冊〜第4冊(1937・5〜1938・3)
◎エッセイ「映画と詩—無声映画の時代」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第17巻 映画と詩 Ⅱ

刊行年月 2012年01月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3767-7 C3392
A5判/上製

[編]水谷真紀

多くの詩人を同人として擁する『シナリオ研究』は、映画シナリオの文学・芸術化を目指すシナリオ文学運動において中心的役割を担った。
◆『シナリオ研究』第5冊〜第8冊(1938・6〜1940・9)
◎エッセイ「映画と詩—トーキーの時代」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第18巻 美術と詩 Ⅰ

刊行年月 2012年01月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3768-4 C3392
A5判/上製

[編]小泉京美

棚夏針手が参加した『君と僕』、三科造型美術協会の『造型』、紀伊國屋書店刊行の『アルト』を舞台にモダニズム詩と美術が交差する。
◆『君と僕』(1922・10〜1923・8)
◆『造型』(1925・4)
◆『アルト』第1号〜第7号(1928・5〜1928・11)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「詩とアヴァンギャルド美術」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 第2回・全2巻

刊行年月 2012年07月 揃定価54,000円 (揃本体50,000円) ISBN978-4-8433-3762-2 C3392
A5判/上製

コレクション・都市モダニズム詩誌 第19巻 美術と詩 Ⅱ

刊行年月 2012年07月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3769-1 C3392
A5判/上製

[編]川勝麻里

紀伊國屋書店の田辺茂一を中心に創刊された『アルト』は、美術家の木村荘八、今和次郎、中川紀元らを編集同人として擁し、最先端の芸術思潮を紹介した。
◆『アルト』第8号〜第13号(1928・12〜1929・6)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「詩と都市モダニズム美術」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第20巻 音楽と詩

刊行年月 2012年07月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3770-7 C3392
A5判/上製

[編]野呂芳信

1910年代、北原白秋らが民謡に注目したことをきっかけとして、詩と音楽を結びつける様々な試みが展開した。
◆詩誌掲載作品(民謡・童謡・リズム論などのアンソロジーとして編集)
◎エッセイ「音楽と詩」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 ◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 第3回・全3巻

刊行年月 2012年10月 揃定価81,000円 (揃本体75,000円) ISBN978-4-8433-3763-9 C3392
A5判/上製

コレクション・都市モダニズム詩誌 第21巻 俳句・ハイクと詩 Ⅰ

刊行年月 2012年10月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3771-4 C3392
A5判/上製

[編]和田桂子

モダニズム詩の俳句への接近は、岩佐東一郎の『風流陣』、吉川則比古の『鶴』といった詩人による俳句誌を生み出した。
◆『風流陣』第1冊〜第35冊(1935・10〜1939・4)
◆『鶴』(1934・9〜1934・12)
◎エッセイ「フランス俳諧詩と都市モダニズム詩」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第22巻 俳句・ハイクと詩 Ⅱ

刊行年月 2012年10月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3772-1 C3392
A5判/上製

[編]青木亮人

八十島稔が編集を引き継いだ『風流陣』、『鶴』の流れを汲んで創刊された『鷺』において、詩人の俳句は、さらなる深化を見せた。
◆『風流陣』第36冊〜第65冊(1939・5〜1944・1)
◆『鷺』(1943・7〜1943・11)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「戦争下の都市モダニズム詩と俳句」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第23巻 名古屋のモダニズム

刊行年月 2012年10月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3773-8 C3392
A5判/上製

[編]井原あや

モダニズムを代表する詩人・春山行夫を輩出した名古屋モダニズムは、『青騎士』、『機械座』、『ウルトラ』を舞台に展開した。
◆『青騎士』(1922・9〜1924・6)
◆『機械座』(1927・10〜1927・11)
◆『ウルトラ』(1929・2)
◎エッセイ「名古屋のモダニズム」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 第4回・全4巻

刊行年月 2013年04月 揃定価108,000円 (揃本体100,000円) ISBN978-4-8433-3764-6 C3392
A5判/上製

コレクション・都市モダニズム詩誌 第24巻 京都のモダニズム Ⅰ

刊行年月 2013年04月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3774-5 C3392
A5判/上製

[編]外村 彰

天野隆一ら、美術学校の学生を中心に発行された『青樹』(第一次)は、京都モダニズムの出発点となった。
◆『青樹』〈第一次〉(1925・1〜1931・12)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「1920年代の京都のモダニズム」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第25巻 京都のモダニズム Ⅱ

刊行年月 2013年04月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3775-2 C3392
A5判/上製

[編]熊谷昭宏

京都詩壇のオルガナイザー、天野隆一は、『麪麭』、『青樹』(第二次)を発行し、京都におけるモダニズム詩運動を推し進めた。
◆『麪麭』(1932・6〜1933・12)
◆『青樹』〈第二次〉(1934・4〜1937・6)
◎エッセイ「1930年代の京都のモダニズム」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 ◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第26巻 神戸のモダニズム Ⅰ

刊行年月 2013年04月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3776-9 C3392
A5判/上製

[編]名木橋忠大

若き日の竹中郁が活躍した『横顔』、『羅針』(第一次)は、岡本唐貴らと交流しながら、神戸‐東京のモダニズム・ネットワークを形成した。
◆『横顔』(1924・11〜1925・10)第1号〜第5号、第7号、第9号〜第10号
◆『羅針』〈第一次〉(1924・12〜1926・11)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「1920年代の神戸のモダニズム」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 ◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第27巻 神戸のモダニズム Ⅱ

刊行年月 2013年04月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3777-6 C3392
A5判/上製

[編]季村敏夫

パリから帰国した竹中郁により『AIR POCKET』、『一家』、『羅針』(第二次)が立て続けに創刊され、華々しい展開を見せた神戸モダニズムは、『神戸詩人』(第四次)への弾圧事件によって終わりを迎える。
◆『AIR POCKET』(1930・5〜1930・10)
◆『一家』(1933・4)
◆『羅針』〈第二次〉(1934・2〜1936・3)
◆『神戸詩人』〈第四次〉第1号、第3号〜第5号 (1937・3〜1939・11)
◎エッセイ「1930年代の神戸のモダニズム」
◇関連年表 
◇解題 ◇人名別作品一覧
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第Ⅱ期 第5回・全3巻

刊行年月 2014年03月 揃定価81,000円 (揃本体75,000円) ISBN978-4-8433-3765-3 C3392
A5判/上製

コレクション・都市モダニズム詩誌 第28巻 モダニズム第二世代

刊行年月 2014年03月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3778-3 C3392
A5判/上製

[編]和田博文

『MADAME BLANCHE』、『椎の木』で活躍した若手モダニストたちは、饒正太郎を軸とする『20世紀』に集結した。
◆『20世紀』(1934・12〜1936・12)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「モダニズム第二世代の実験室」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第29巻 戦後詩への架橋 Ⅰ

刊行年月 2014年03月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3779-0 C3392
A5判/上製

[編]田口麻奈

戦後詩の歴史は、戦争下で発行された鮎川信夫らの『荒地』、中桐雅夫らの『LUNA』において、すでに始まっていた。
◆『荒地』第1号〜第2号、第4号〜第5号(1939・3〜1940・5)
◆『LUNA』第4号、第8号〜第13号(1937・12〜1938・4)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「戦前の荒地派とモダニズム」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 ◇主要参考文献

コレクション・都市モダニズム詩誌 第30巻 戦後詩への架橋 Ⅱ

刊行年月 2014年03月 定価27,000円 (本体25,000円) ISBN978-4-8433-3780-6 C3392
A5判/上製

[編]宮崎真素美

中桐雅夫、鮎川信夫、田村隆一、三好豊一郎らによる『LE BAL』、『詩集』、『故園』、『蝶』は、戦前の都市モダニズム詩から戦後詩への架橋となった。
◆『LE BAL』〈※『LUNA』号数を継続〉第14号〜第22号、第24号(1938・6〜1940・8)
◆『詩集』〈※『LE BAL』号数を継続〉第25号、第27号〜第31号(1940・11〜1942・5)
◆『故園』(1943・1〜1943・9)
◆詩誌掲載作品
◎エッセイ「戦前の荒地派と戦争」
◇関連年表 ◇解題 ◇人名別作品一覧 
◇主要参考文献