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川上音二郎欧米公演記録【new!】

川上音二郎欧米公演記録【new!】
―付・貞奴の女優養成

[編著] 倉田喜弘

定価4,180円(本体3,800円) 
ISBN 978-4-8433-5681-4 C3074 NDC:772
A5判/上製/カバー装/244頁
刊行年月 2020年03月

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本書の内容

音二郎は、欧米から何を学びとったのか?欧米に伝えたかったものとは何か?同時代メディアが報じた、欧米公演の全貌。

日本演劇近代化の推進者である川上音二郎が貞奴とともに1899年から1908年にかけて行なった、四回にわたる欧米渡航・公演について、旅程、公演の様子、現地の文化人や政治家等との交流などを伝える川上の署名記事や記者による新聞記事を翻刻。音二郎と貞奴が欧米から何を学び、また欧米に何を伝えたかを跡づける。第三部では、貞奴の女優養成について資料を掲載。

【本書の特色】
●演劇近代化の中心人物である川上音二郎が欧米に何を学んだか、何を伝えたかを語る史料。
●現代で言う「ソフトパワー」外交の先駆である演劇公演や文化交流を知る。
●貞奴については、女優養成の思いと活動を伝える資料を掲載。
●編者の解説「川上音二郎総括」とあわせ、川上の業績を振り返る貴重な史料集。

倉田喜弘(くらた・よしひろ) 1931年、大阪市生まれ。大阪市立大学経済学部卒。NHKに勤務。1988年退職し日本芸能史研究に専念。編著書:『日本近代思想大系18 芸能』(岩波書店、1988年)、『近代日本芸能年表』全2巻(ゆまに書房、2013年)ほか多数。

目次

●第一部 世界を見て(川上の署名記事)
 一、第一回欧米公演(第二回渡航)
シヤトル通信/丸山完美死亡/ボストン大盛況/アーヴィングと知り合う/ワシントン悲喜交々〜マッキンレー大統領観劇〜/米国演劇学校参観/バッキンガム宮殿/英皇太子上覧/パリ日本公使館/仏大統領園遊会
 二、第二回欧米公演(第三回渡航)
英、仏、ベルギー巡演/パリで六十余日/ベルリン公演/ドイツ皇帝上覧/ハンガリーの入場料/スペインとポルトガル
 三、世界的演劇を起すの必要
 四、俳優に踊りは要らぬ
 五、保育会慈善演劇
 六、新派演劇の変遷〜正劇の生いたち〜
 七、新派の方針
 八、第四回渡航
出発時の挨拶/パリ通信/俳優大学/大使館の夜会/帰国
 九、大阪・帝国座
建設へ/場内の設備
 十、劇場のマナー
子供を同伴しないで/演劇は社会の鏡
●第二部 波紋と反響(報道の中から)
 一、壮士芝居登場
喝采、壮士芝居/久保田彦作「黒船が来た」/『日本』の弾劾/鈴木芋兵衛「衆議院」評
 二、フランスへ(第一回渡航)
パリへ/帰国/フランス土産
 三、第一回欧米公演(第二回渡航)
桑港で失敗/シカゴで起死回生/アービングと交流/ニューヨーク好評/久保田米斎の通信/パリ万博から帰国
 四、第二回欧米公演(第三回渡航)
土肥春曙の通信/藤沢浅二郎の通信/ハラキリ批判/川上芝居は軽業/ロシア皇帝上覧
 五、お伽芝居
東京初演/長崎は公演保留
 六、劇場改革
五ヶ条の提案/抵抗勢力/改良第一歩/白面子の評/東帰坊の評/名古屋で男女混合/徳島は大賛成
 七、革新劇団
第一軍/第二軍/大向生の視点
 八、川上逝く
波乱の生涯/栗野大使の談話/田村成義の追悼/さようなら! 音二郎
●第三部 貞奴奮闘
 一、「ル・タン」の評
 二、貞奴の心構え
 三、女優の養成
養成所の規則/カリキュラム/一期生の経歴/森律子の決意/世評「女優と女学生」/開所式/帝劇へ移管/二期生入校/七十七子「女俳優の養成」
あとがき ─川上音二郎総括─
興行略年譜

NDC:772