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新・プロレタリア文学精選集 第9巻 林房雄『都会双曲線』昭和5年 先進社

新・プロレタリア文学精選集 第9巻 林房雄『都会双曲線』昭和5年 先進社

[監修] 浦西和彦 [解説] 中川成美

定価16,500円(本体15,000円) 
ISBN 978-4-8433-1188-2 C3393
A5判/上製/函入

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本書の内容

プリズムの都市が輝く。素封家水野が抱く理想、彼の財産を狙う不良記者黒田の企み、モダンガール良子の純情を時代が飲み込んでゆく。香り立つモダニズムの中から狙い撃つ社会の欺瞞。他8篇。

[著者紹介]
林房雄 はやし・ふさお 明治36(1903)5・3~昭和50(1975)・10・9
小説家。大分生れ。本名後藤寿夫。東大在学中に中野重治らとマルクス主義芸術研究会を指導、『文芸戦線』に「林檎」(大正15)を掲載し著名となる。京大事件に連座し出獄後「青年」(昭和7)発表。昭和8年小林秀雄らと『文学界』を創刊、同11年にはプロレタリア作家廃業を宣言。戦後は流行作家となり、『大東亜戦争肯定論』(昭和39)で物議をかもした。