HOME書籍検索新・プロレタリア文学精選集 全20巻 > 新・プロレタリア文学精選集 第5巻 加藤一夫『村に襲ふ波』大正14年 大阪屋号書店

新・プロレタリア文学精選集 第5巻 加藤一夫『村に襲ふ波』大正14年 大阪屋号書店

新・プロレタリア文学精選集 第5巻 加藤一夫『村に襲ふ波』大正14年 大阪屋号書店

[監修] 浦西和彦 [解説] 大和田茂

定価11,000円(本体10,000円) 
ISBN 978-4-8433-1184-4 C3393
A5判/上製/函入

オンライン書店

オンライン書店で『新・プロレタリア文学精選集 第5巻 加藤一夫『村に襲ふ波』大正14年 大阪屋号書店』の情報をチェックする

本書の内容

資本家山内による砂利採集の影響で津波に襲われる村。文士の熊本と共に蜂起する青年たちに資本の壁が迫る。その時、芸者桃香の心は山内と熊本の間で揺れていた。寒村の争議を克明に描く活劇小説。

[著者紹介]
加藤一夫 かとう・かずお 明治20(1887)・2・28~昭和26(1951)・1・25
評論家、詩人。和歌山生れ。明治43年明治学院神学部卒。伝道中トルストイに影響される。西村伊作の援助で『科学と文芸』を創刊(大正4)、民衆芸術運動に尽す。大正7年、福田正夫の詩誌『民衆』に参加。春秋社を興し『トルストイ全集』などを刊行する一方、アナキズムに傾倒。のちに半農生活に入り、農本主義を唱える。著書に『民衆芸術論』(大正8)など。