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新・プロレタリア文学精選集 第1巻 荒川義英『一青年の手記』大正9年 聚英閣
定価9,900円(本体9,000円)
ISBN 978-4-8433-1180-6 C3393
A5判/上製/函入
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本書の内容
その無頼により多くの人から憎まれ、また愛された夭折作家の遺稿集。陰鬱な心と無為の中に日々を送る青年の屈折を描いた表題作を含む八篇。編者堺利彦のほか佐藤春夫、尾崎士郎らの追悼文を収録。
[著者紹介]
荒川義英 あらかわ・よしひで ?~大正8(1919)・10・1
小説家。堺利彦の友人荒川銜次郎の子。「一青年の手記」(大正3)により注目された。アナキズムに共感し、大杉栄らと交流。大正4年には雑誌『近代思想』に参加。佐藤春夫がいうところの「不良性」を持ち、満州放浪の末、26歳にて夭折した。廃兵慈善運動の内幕を描いた「廃兵救慰会」(大正3)や、「生田長江氏を論ず」(大正4)などがある。