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江戸時代の蘭画と蘭書 -近世日蘭比較美術史- 上巻

江戸時代の蘭画と蘭書 -近世日蘭比較美術史- 上巻

定価19,800円(本体18,000円) 
ISBN 978-4-8433-1162-2 C3071
A5判上製/クロス装/函入
刊行年月 2004年04月

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本書の内容

◆第1章◆江戸時代初期に舶載されたブラウ親子の壁掛け世界図?新井白石の「万国総図」と「泰西王侯騎馬図」屏風?(ブラウ親子の製作した壁掛け世界図/ブラウの世界図に見られる王侯騎馬図/「泰西王侯騎馬図」屏風)
◆第2章◆ヨーン・ヨンストン著『動物図譜』が投げかけた波紋(西欧博物学史におけるヨンストン著『動物図譜』の位置/ヨンストン著『動物図譜』とは、どのような蘭書か/ヨンストン著『動物図譜』の舶載と翻訳/宋紫石とヨンストン著『動物図譜』)
◆第3章◆秋田蘭画と蘭書(小田野直武の『解体新書』附図/ 平賀源内所蔵の蘭書と小田野直武、佐竹曙山/小田野直武、佐竹曙山の所有した西洋銅版画/直武、曙山所蔵の神話図と呼ばれる銅版画と彫刻家ケイセルの海神図/秋田蘭画における透視画法)
◆第4章◆将来されたライレッセ著『大絵画本』の波紋(ヘラルド・ドゥ・ライレッセの生涯/ライレッセの『大絵画本』/将来された『大絵画本』と平賀源内/小田野直武、佐竹曙山と『大絵画本』/ 司馬江漢のコンスト・シキルド・ブーク/森島中良著『紅毛雑話』と『大絵画本』/その後の『大絵画本』)
◆第5章◆司馬江漢と蘭書(司馬江漢の蘭画への志向/日本銅版画創製/江漢の西洋職人像と蘭書『職人ブック』/一角魚は、如何にして描かれたか/長崎遊学後の司馬江漢と蘭書/江漢の西洋画観)
◆第6章◆寛政四、五年、松平定信の入手した西洋銅版画を模写した絵師たち(松平定信の西洋画観/近藤重蔵の巻子本『荷蘭馬具図』?後半部の「蘭版西洋諸国馬図」?/近藤重蔵の巻子本『荷蘭馬具図』?前半部の「西洋馬具図」?/画家兼銅版画家ヨーハン・エリアス・リーディンガー/ リーディンガーの『銅版諸国馬画集』と『トルコ盛装馬』/リーディンガーの『狩人と鷹匠の生業』?若杉五十八とリーディンガー)
◆第7章◆舶載された五点のネーデルラント絵画?ファン・ロイエン花鳥図と石川大浪、谷文晁らの模写?(オランダに注文された五点の油絵/五百羅漢寺に施与された二点の紅毛油絵/紅毛油絵のその後の経過/石川大浪と孟高による「ファン・ロイエン花鳥図模写」/石川大浪と谷文晁の関係/谷文晁による「ファン・ロイエン花鳥図模写」)
◆第8章◆犀の図像的変遷?藤正範の「犀」と谷文晁の「犀」?(江戸時代以前の犀/規範となった犀の図像/ヨンストン著『動物図譜』の犀/江戸時代の犀図)