HOME書籍検索 > 和漢仏書総合索引『文峰四臨』―小山田与清『群書捜索目録』Ⅱ―全16巻【new!】

和漢仏書総合索引『文峰四臨』―小山田与清『群書捜索目録』Ⅱ―全16巻【new!】

書誌書目シリーズ115
和漢仏書総合索引『文峰四臨』―小山田与清『群書捜索目録』Ⅱ―全16巻【new!】

[編・解題] 梅田 径

揃定価264,000円(揃本体240,000円) 
ISBN 978-4-8433-5574-9 C3300
A5判/上製/カバー
刊行年月 2019年08月

関連情報

本書の内容

前近代最大規模の検索範囲を備える総合索引『文峰四臨』を全点紹介する。和書、漢籍、仏書に亙る二五〇点の作品を対照した総合索引である。冒頭の引用書目と序跋を含め、近世和学の到達点を示す重要文献!

[編・解題]梅田 径 早稲田大学日本古典籍研究所招聘研究員
【検索対象作品】
一禅付録 有識備考 梅窓筆記 半宵談 桂林遺芳抄 茅窓漫録 烹雑の記 宝物集 白河燕談 日本霊異記 日本国風 忍辱随筆 遠西観象図説  堀川百首肝要抄 本朝怪談故事 本朝月令 本朝軍器考 本朝語園 本朝奇跡談 北山医話 法躰装束事付童躰装束事 本朝文粋 法林輯要 東遊記 東北院職人歌合 東国旅行談 東遊記後篇 同契纂異 同文通考 御伽話 富常問答 地蔵菩薩霊験記 塵塚物語 長明発心集 長崎夜話草 長崎聞見録 年中故事要言 柱史抄 中国描談 梨窓随筆 諸国里人談 柳菴随筆 類聚符宣抄 類聚国史 温故日録 小野宮年中行事 後奈良院何曽合 嘉樹随筆 契沖河社 佛神感応録 閑居友 閑窓倭筆 漢語大和故事 進退記 好古日録 ほか

 日本最大級の蔵書家として知られた和学者、小山田与清(1783〜1847)。彼が蔵書の蒐集の傍ら種々の索引を製作し続け『群書捜索目録』として巨大な叢書を作り上げたことはよく知られている。多種多様な索引を含む『群書捜索目録』のうち、最大規模の検索範囲を備える巻丁索引が『文峰四臨』である。
 冒頭の引用書目には250点の作品が網羅され、考証随筆や故実書を中心に、物語、日記、和歌、仏書に及ぶ膨大な書目が列挙される。複数の作品を一括して検索する総合索引は多種存在するが、ここまで大規模な索引は、小山田与清の手による『二念三抄』の零本が残るのみである。和漢仏にまたがる巨大な索引は与清の蔵書構成、利用の実態とも密接に関連する。『文峰四臨』は一般的に国学を中心とした学者と捉えられる与清の関心領域の幅広さを物語り、近世和学の到達点の一つとして検討・利用されるべきであろう。
 与清が彰考館に献納した書籍の大半は消失してしまい、本書の原本も同じく戦災での焼失を免れることはできなかった。しかし、幸運にも『文峰四臨』は揃いで明治期に書写され国立国会図書館に蔵されている。前近代における情報検索技術の展開を知る上でも見逃せない重要史料を影印で刊行する。

【本書の特色】

●小山田与清献納書目と併せて与清の蔵書利用を知るよすがとなる。
●自跋をもち、小山田与清の渾身の索引である。
●非常に状態の良い写本で読みやすい。
●イロハ順項目を引きやすくした上で、第2回配本末尾に詳細な解題を付す。

書誌書目シリーズ115 和漢仏書総合索引『文峰四臨』―小山田与清『群書捜索目録』Ⅱ 第1回配本 全8巻

刊行年月 2019年08月 揃定価132,000円 (揃本体120,000円) ※分売不可 ISBN978-4-8433-5575-6

◆第1巻◆ 文峰四臨 一(イ〜ハ)
◆第2巻◆ 文峰四臨 二(ニ〜ト)
◆第3巻◆ 文峰四臨 三(チ〜ワ)
◆第4巻◆ 文峰四臨 四(カ〜ヨ)
◆第5巻◆ 文峰四臨 五(タ〜ソ)
◆第6巻◆ 文峰四臨 六(ツ〜ウ)
◆第7巻◆ 文峰四臨 七(ヰ〜ク)
◆第8巻◆ 文峰四臨 八(ヤ〜フ)

書誌書目シリーズ115 和漢仏書総合索引『文峰四臨』―小山田与清『群書捜索目録』Ⅱ 第2回配本 全8巻

刊行年月 2019年12月 揃定価132,000円 (揃本体120,000円) ※分売不可 ISBN978-4-8433-5576-3

◆第9巻◆ 文峰四臨 九 (コ〜テ)
◆第10巻◆ 文峰四臨 十 (ア〜サ)
◆第11巻◆ 文峰四臨 十一(キ〜ミ)
◆第12巻◆ 文峰四臨 十二(シ)
◆第13巻◆ 文峰四臨 十三(ヱ〜モ)
◆第14巻◆ 文峰四臨 十四(セ〜ス)
◆第15巻◆ 文峰四臨 十五 地名ノ部(イ〜オ)
◆第16巻◆ 文峰四臨 十六 地名ノ部(ク〜ス)/解題