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天皇皇族実録 補巻 孝明天皇実録 第3巻【new!】

天皇皇族実録 補巻 孝明天皇実録 第3巻【new!】

[監修] 藤井讓治 [監修] 吉岡眞之

定価19,980円(本体18,500円) 
ISBN 978-4-8433-5490-2 C3321
A5判/上製/クロス装/函入
刊行年月 2019年01月

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本書の内容

『天皇皇族実録』全136巻堂々完結!!

これまで非公開であった『孝明天皇実録 巻七・八』を補うことによって完全な『天皇皇族実録』が成立。
孝明天皇の女御で、明治天皇の実母、日本近代史上最初の皇太后となった、英照皇太后の唯一の基本資料である。

本書について

 『天皇皇族実録』公刊開始時(二〇〇五年)これらの実録は、宮内庁書陵部図書寮に所蔵されていた。
 その後、「公文書等の管理に関する法律」(二〇一一年四月一日施行・いわゆる公文書管理法)の施行を前にして、これらの実録は、宮内公文書館へ移管され、のち、明治以降の宮内省・宮内府・宮内庁が作成又は取得した他の実録や史料と共に特定歴史公文書として公開された。
 『孝明天皇実録』を初めて公刊した当時、その巻七と巻八は非公開であった。内容は主として英照皇太后にかかわる事蹟である。公開が延びた理由は未詳だが、前近代の天皇実録の中であっても、皇太后(明治三〇年崩御)の生前の事蹟が近代史の領域にわたっていたためと推測される。
 今回、公刊当時非公開であった「孝明天皇実録」巻七及び同巻八を復刻することにより、初めて完全な『天皇皇族実録』となり、刊行中の『四親王家実録』と併せ見ることにより天皇・皇族研究の一段の前進が期待される。
 今回刊行する、英照皇太后(旧名九条夙子)は、弘化三年(一八四六年)孝明天皇践祚に一〇日遅れて女御となり、嘉永元年(一八四八年)十二月入内後に改めて女御と称され、同六年准三宮宣下を受けた。しかし、幕府の反対により、立后が見送られたまま、孝明天皇の急逝に遭い、天皇崩御後立后を経ずして慶応四年三月皇太后に冊立された。
 「孝明天皇実録」巻七及び巻八が英照皇太后の唯一の基本史料であり、日本近代史上初の皇太后として研究の空白を埋める史料となる。


『天皇皇族実録』とは
神武天皇より第一二一代孝明天皇に至る歴代天皇並びに光厳・光明・崇光・後光厳・後円融の北朝五天皇と、皇后以下後宮、皇親、皇親妃、(但し、伏見宮・桂宮・有栖川宮・閑院宮の四親王家を除く)に関する事蹟を、あらゆる文書・記録より渉猟し、編年体に載録した戦前期最高水準の実録。

本書の成立
大正九年五月より宮内省図書寮において編修に着手し、昭和十一年十二月脱稿した。本文二八五冊(総頁六九、一九四頁)と総目録一冊より成り、昭和十九年七月すべての印刷が完了した。作成された数はごく少部数で、天皇をはじめ関係者のみに上呈された。以後、近年まで斯界研究者の利用に供されることなく幻の史料として存在した。原本はB5判和装、袋綴、和紙上質紙にタイプ印刷。

本書の特色
◆『天皇皇族実録』は、編年体の史料集である『大日本史料』とほぼ同じ形式で、歴代天皇および后妃・皇族ごとにその事蹟を生涯にわたり編纂するものであり、皇室史ならびに宮廷社会の研究に必須の史料集である。ことに各時代の宮中の儀礼や年中行事のあり方を知るためにも利用価値は大きい。

◆『大日本史料』の編纂が進まない現在、明正天皇から孝明天皇までの事蹟は、本史料が唯一の本格的天皇・皇族研究史料といって過言ではない。

◆『天皇皇族実録』には、歴代天皇の后妃および皇子・皇女以下、系譜関係の明らかな皇孫・皇曽孫・皇玄孫までの事蹟も収録しており、后妃・皇族の研究に資する点が多大である。

◆事蹟の典拠として公家の日記や古文書のような一等史料を用いているが、また和歌集や歴史物語などの古典文学作品も数多く引用して王朝文化の実相を豊かに示しており、文学史的にも、また思想史的にも貴重な史料集となっている。

●特におすすめしたい方 日本史・国文学・政治史・法制史・宗教史・思想史・文化史などの研究者および研究機関。天皇皇族研究者、研究機関。図書館、政府関係団体ほか