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江戸遊女紀聞―売女とは呼ばせない

ゆまに学芸選書ULULA 8
江戸遊女紀聞―売女とは呼ばせない

[著] 渡辺憲司

定価1,944円(本体1,800円) 
ISBN 978-4-8433-3943-5 C1321
四六判/上製カバー装
刊行年月 2013年01月

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本書の内容

売春と社会のパラドックスに生きた全国各地の遊女たちの実像に迫る。

「不義にして義あり、不道にして道あり」(藤本箕山『色道大鏡』)―太夫から飯盛女まで、各地の遊女一人ひとりの知られざる生涯に光をあて、新しい遊女研究への視座を提示する。

[著者]
渡辺憲司 立教新座中学校・高等学校校長 立教大学名誉教授

目次

はじめに 売女とは呼ばせない

第一章 『色道大鏡』の周辺
第一節 破家者藤本箕山の好色道
第二節 遊里百科全書『色道大鏡』の世界
第三節 公界の遊女たちの苦界

第二章 太夫の周辺――都会の遊女たち
第一節 『源氏物語』を読む遊女「八千代」京
第二節 縄暖簾からのぞく立兵庫の遊女
第三節 鼻歌をうたう遊女「小藤」大坂
第四節 情け第一の遊女「吉野」京
第五節 意気地の遊女「高尾」江戸

第三章 飯盛女の周辺――地方の遊女たち
第一節 父子相姦の悲劇「鍋子」奥州中山
第二節 親孝行な遊女「浅間」長州下関
第三節 俳人遊女「哥川」越前三国
第四節 自害する遊女「千代」信州軽井沢
第五節 瀬戸のヴィーナス 芸州御手洗
第六節 ラシャメン「お玉」蝦夷箱館
第七節 流人遊女「さよ」能登門前・加賀五箇山

第四章 作法に縛られる遊女
第一節 放屁する遊女――笑えぬ女たち
第二節 台所の遊女――夜食雑考
第三節 床入りの遊女――性の品格

第五章 東アジアの遊女へ
韓国「論介」の義/中国「李香君」の侠/琉球「ユシヤ」の孝/「吉野」の情/遊女賞讃のキーワード

あとがき
初出一覧

図版クレジット