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江戸のヒットメーカー

ゆまに学芸選書ULULA 7
江戸のヒットメーカー
―歌舞伎作者・鶴屋南北の足跡

[著] 津川安男

定価1,980円(本体1,800円) 
ISBN 978-4-8433-3942-8 C1323
四六判/上製カバー装
刊行年月 2012年11月

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本書の内容

虚構と現実を織り交ぜて ヒット作を量産した、 南北の巧みな戯作術を探る。

【日本図書館協会選定図書】

大田南畝や山東京伝、式亭三馬ら同時代の戯作者たちや社会との関わりの中で、観客を喜ばせる作品を量産した鶴屋南北の足跡をやわらかな筆致で描いた著者渾身の書。

【著者】
津川安男
大阪市出身。早稲田大学卒業後、1962年NHK入局。演劇を素材とする中継番組、ドキュメンタリー、テレビ小説、銀河テレビ小説などを担当。ドキュメンタリー「雪と炎の祭り」でダブリン国際フェスティバル銀賞受賞。1990年、ドラマ部チーフプロデューサーでNHKを退職。株式会社東京芸術プロジェクト設立。2000年から著述業に従事する。著書に『徳川慶喜を紀行する―幕末二十四景』(新人物往来社、1998)、『元禄を紀行する―忠臣蔵二十二景』(同、1999)、『歌舞伎いま・むかし』(同、2004)など。現在、公益財団法人都民劇場評議員・企画委員。日本演劇協会会員。

目次

プロローグ

一 作者修業
二 〈おかしみ〉の作者
三 水中早替り
四 芝居の料理人
五 「はなし」のネットワーク
六 江戸好み
七 悪の流行
八 空間の演出者
九 もうひとつの顔
十 悪婆と姫
十一 三ヶ津の大作者
十二 和解狂言のヒット
十三 色悪
十四 『忠臣蔵』への挑戦
十五 事の起こり
十六 浅草連続殺人事件
十七 深川の悲劇
十八 最後の諧謔

エピローグ

註釈
鶴屋南北略年譜
鶴屋南北とその周辺の人物
参考文献
口絵・図版一覧