HOME書籍検索 > 田村俊子全集 全9巻+別巻1

田村俊子全集 全9巻+別巻1

田村俊子全集 全9巻+別巻1

[監修] 黒澤亜里子 [監修] 長谷川 啓

ISBN 978-4-8433-3781-3 C3393
A5判/上製/クロス・カバー装
刊行年月 2012年08月

関連情報

本書の内容

大正期を代表する女性作家の全貌。待望の初出復刻版全集。全作品を網羅。

※第5回配本 全2巻として刊行予定でした第9巻と別巻の配本は別々になりました。
第9巻・・・第5回配本 2017年4月刊行予定
別巻・・・第6回配本 刊行日未定

大正期を代表する女性作家である田村俊子(1884-1945)の作品を初出復刻の形で集成する。大正期の一流行作家という認識を覆した、『田村俊子作品集』(全3巻、オリジン出版センター、1987-88)の刊行以来、その評価は高まるばかりである。田村俊子について語ることは、近代女性作家研究のスタンダードであると言っても過言ではないだろう。田村俊子がそこまでのメインストリームとなったのは何故だろうか-それは女性の持つ可能性をどこまでも体現しようとした存在だからではないだろうか-作家であり、女優であり、ジャーナリストであり、自分を偽ることのない恋愛観を持ち、海外への開かれた眼を持ち、当時の女性たちへの啓蒙を活発に行い……このように、田村俊子はどこまでも魅力に満ちた存在なのである。しかし、作家としての全盛期である大正前期に発表した『暗い空』『二たつの生』『女優』などの長編をはじめ、多くの短編が刊本に未収録のままであり、加えて、露伴門下の佐藤露英時代の初期作品や、カナダ時代および帰国した後の昭和期の作品は、ごくわずかの例外を除き、いまだまとまった形で刊行されたことがなかった。前述の作品集や、生前に刊行された単行本を集めても、彼女が発表した作品の三割弱に過ぎない。本企画は、それらの新出資料を含む全作品を調査収集し、編年体・初出復刻の形態で刊行する初の全集となる。今回も、かつてオリジン出版センターの『田村俊子作品集』の編者を務めた、長谷川啓、黒澤亜里子の両氏が監修者として各巻の編集・解題を担当する。また別巻として、田村俊子の論集を新たに編み刊行する。現在までの研究成果の多くがそこに反映されることとなるであろう。

大正文壇最大の女性作家・田村俊子。その作品の全貌が明らかになる初の全集を、初出復刻の形式で刊行。

田村俊子全集 第1回配本 全2巻

刊行年月 2012年08月 揃定価41,040円 (揃本体38,000円) ISBN978-4-8433-3947-3 C3393
A5判/上製/クロス・カバー装

田村俊子全集 第1巻  明治36年〜明治43年(1903〜1910)

刊行年月 2012年08月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3782-0 C3393

小説「露分衣」(『文芸倶楽部』)/小説「花日記」(『女鑑』)/小説「小萩はら」(『女学世界』)/小説「夕霜」(『新小説』)/小説「夢のなごり」(『文芸界』)/小説「白すみれ」(『女鑑』)/雑文「痩せて帰られなば詩想を得て」(『手紙雑誌』)/雑文「賞めてやらざりしが口惜しく候(妹の死を報ず)」(『手紙雑誌』)/小説「乙女写真帖」(『女学世界』)/小説「若紫」(『女鑑』)/小説「春のわかれ」(『文芸界』)/小説「露」(『新小説』)/詩「かざし笠」(『文芸界』)ほか

田村俊子全集 第2巻  明治44年〜大正元年(1911〜1912)

刊行年月 2012年08月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3783-7 C3393

小説「あきらめ」(『大阪朝日新聞』)/小説「静岡の友」(『新小説』)/劇評「帝国座出勤女優の予評」(『新小説』)/雑文「私の女優を志した動機」(『新婦人』)/小説「浮気」(『美芸画報』)/雑文「私どもの夫婦間」(『新婦人』)/小説「本門寺のさくら」(『文章世界』)/小説「生血」(『青鞜』)/雑文「一体に欲が熾んになる」(『婦人乃鑑』)/雑文「文芸の影響を受けたる恋愛は崇高なリ」(『女子文壇』)/小説「魔」(『早稲田文学』)/小説「離魂」(『中央公論』)/小説「誓言」(『新潮』)/小説「悪寒」(『文章世界』)/小説「嘲弄」(『中央公論』)/雑文「匂ひ」(『新日本』)ほか

田村俊子全集 第2回配本 全2巻

刊行年月 2012年11月 揃定価38,880円 (揃本体36,000円) ISBN978-4-8433-3948-0 C3393
A5判上製/クロス・カバー装

田村俊子全集 第3巻 大正2年(1913) 

刊行年月 2012年11月 定価12,960円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-3784-4 C3393

小説「遊女」(『新潮』)/雑文「同性の恋」(『中央公論』)/小説「初雪」(『読売新聞』)/小説「おしの」(『婦人評論』)/小説「雪ぞら」(『大阪朝日新聞』)/雑文「ある令嬢に」(『新婦人』)/雑文「かくあるべき男」(『中央公論』)/小説「繍ひのどてら」(『読売新聞』)/雑文「読んだもの二種」(『新潮』)/雑文「笑ひ顔」(『ニコニコ』)/アンケート「上場して見たき脚本三種」(『早稲田文学』)/評論「演劇
的の趣味」(『時事評論』)/小説「親指の刺」(『読売新聞』)/雑文「しょっぱいあじのする泡鳴さんの小説」(『新潮』)/小説「木乃伊の口紅」(『中央公論』)/雑文「柔順な良人」(『新小説』)/小説「揺籃」(『新潮』)/小説「山吹の花」(『新日本』)/小説「緑の朝」(『文章世界』)/雑文「「新小説」編集主任に」(『読売新聞』)/小説「青麦のそよぎ」(『現代』)/雑文「再び「新小説」編集主任に」(『読売新聞』)/劇評「新富座」(『演芸画報』)/小説「憂欝な匂ひ」(『中央公論』)ほか

田村俊子全集 第4巻 大正3年(1914)

刊行年月 2012年11月 定価25,920円 (本体24,000円) ISBN978-4-8433-3785-1 C3393

小説「市の晩」(『大阪朝日新聞』)/小説「時雨の朝」(『秀才文壇』)/小説「楽屋」(『処女』)/小説「お豊」(『新公論』)/小説「整二のこゝろ」(『新小説』)/小説「白昼の思ひ」(『新潮』)/雑文「昔ばなし」(『新日本』)/小説「昼の暴虐」(『中央公論』)/小説「或る日」(『婦人評論』)/小説「ぬるい涙」(『早稲田文学』)/小説「やま子」(『大阪毎日新聞』)/劇評「『海の夫人』を観て」(『時事新報』)/小説「寒椿」(『新潮』)/「私の見た女優」(『新婦人』)/小説「炮烙の刑」(『中央公論』)/雑文「双葉記」(『読書世界』)/雑文「『匂ひ』を書いた頃」(『新日本』)/小説「夜道」(『読売新聞』)/小説「暗い空」(『読売新聞』)/小説「春の晩」(『新潮』)/小説「枸杞の実の誘惑」(『文章世界』)ほか

田村俊子全集 第3回配本 全2巻

刊行年月 2013年03月 揃定価43,200円 (揃本体40,000円) ISBN978-4-8433-3949-7 C3393
A5判上製/クロス・カバー装

田村俊子全集 第5巻 大正4年(1915)

刊行年月 2013年03月 定価22,680円 (本体21,000円) ISBN978-4-8433-3786-8 C3393

劇評「七月中の芝居」(『演芸画報』)/小説「二人」(『淑女画報』)/小説「二人の世界」(『婦人画報』)/小説「母の出発」(『文章世界』)/雑文「冬の日を見詰めながら」(『読売新聞』)/小説「約束」(『大阪朝日新聞』)/小説「鳩」(『読売新聞』)/劇評「新年劇合評(下)」(『読売新聞』)/雑文「一日一信」(『読売新聞』)/劇評「一月の帝劇」(『演芸画報』)/時評「一月の創作壇」(『新潮』)/小説「お角力から帰って」(『中央公論』)/小説「男の先生へ」(『新潮』)/小説「圧迫」(『中央公論』)/小説「下女の歯」(『新公論』)/小説「夜着」(『中央公論』)/劇評「尾上芙雀」(『演芸画報』)/小説「命」(『婦人画報』)/小説「明日」(『女の世界』)/対談「俊子の観たる野依秀一」(『女の世界』)/小説「兄と妹」(『少女画報』)/小説「人形の踊り」(『中央公論』)/小説「一日の生活記録」(『文章世界』)/雑文「凭な小説が欲しい」(『時事新報』)/雑文「緑の誘惑」(『新潮』)/小説「彼女の生活」(『中央公論』)ほか

田村俊子全集 第6巻  大正5年1月〜6月(1916.1〜6)

刊行年月 2013年03月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3787-5 C3393

小説「栄華」(『文章世界』)/劇評「大正四年劇壇回顧 五月」(『演芸画報』)/小説「お七吉三」(『女の世界』)/小説「お夏」(『娯楽世界』)/小説「友達」(『淑女画報』)/小説「邂逅」(『処女』)/小説「放浪」(『新潮』)/小説「小藤」(『中央公論』)/小説「誘惑」(『婦人画報』)/雑文「女子の結婚適齢」(『婦人公論』)/小説「艶子の家出」(『婦人公論』)/アンケート「酒」(『文章世界』)/小説「裾模様」(『大阪毎日新聞』)ほか

田村俊子全集 第4回配本 全2巻

刊行年月 2015年02月 定価42,120円 (本体39,000円) ISBN978-4-8433-3950-3 C3393
A5判上製/クロス・カバー装

田村俊子全集 第7巻  大正5年7月〜12月(1916.7〜12)

刊行年月 2015年02月 定価20,520円 (本体19,000円) ISBN978-4-8433-3788-2 C3393

小説「藤いろ」(『娯楽世界』)/紀行文「京都奈良印象記」(『中央公論』)/小説「いつまで」(『婦人公論』)/小説「不安」(『文章世界』)/小説「二たつの生」(『読売新聞』)/劇評「河合の研究」(『演芸画報』)/雑文「嫉妬を超越せよ」(『女の世界』)/小説「女優」(『女学世界』)/雑文「清水寺の舞台」(『新潮』)/紀行文「面白い大阪の女と懐しい京都の女」(『婦人公論』)/小説「薄光」(『新家庭』)/雑文「島原の太夫」(『新潮』)/小説「彼女の一生」(『婦人雑誌』)/小説「姉の家」(『婦人画報』)/雑文「文学を志望する若き婦人に与へて」(『婦人公論』)/小説「私の好きな恋もの語り 恋の女王」(『婦人公論』)/雑文「一日一信」(『読売新聞』)/小説「河原撫子」(『少女画報』)/小説「蛇」(『中央公論』)ほか

田村俊子全集 第8巻  大正6年〜昭和11年(1917〜1936)

刊行年月 2015年02月 定価21,600円 (本体20,000円) ISBN978-4-8433-3789-9 C3393

小説「反抗」(『新聞の新聞』)/雑文「下町で育ったお正月の思出」(『ニコニコ』)/小説「魔か聖か」(『黒潮』)/小説「再会」(『新日本』)/雑文「女と東京」(『婦人公論』)/小説「めくら」(『文章世界』)/雑文「悲しみと楽しみ」(『中央公論』)/小説「淋しみ」(『婦人公論』)/小説「油やお染」(『淑女画報』)/雑文「気分の上品な人」(『新潮』)/雑文「私の悲みと楽み」(『新潮』)/小説「チユウリツプ物語」(『新日本』)/小説「錦絵」(『文芸倶楽部』)/雑文「選後に」(『処女文壇』)/小説「第一印象」(『太陽』)/雑文「選後に」(『処女文壇』)/雑文「都会生活者の採り容れ得べき自然生活味」(『中央公論』)/紀行文「奈良へ」(『ポケット紀行文粋(新潮社)』)/雑文「浴衣姿の美人に対して」(『中央公論』)/小説「月見草」(『読売新聞』)/小説「破壊する前」(『大観』)/雑文「一とつの夢」(『文芸春秋』)ほか

田村俊子全集 第5回配本 全1巻

刊行年月 2017年05月(予定) 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-3790-5 C3393

田村俊子全集 第9巻 昭和12年~昭和15年(1937~1940)

刊行年月 2017年05月(予定) 定価18,360円 (本体17,000円) ISBN978-4-8433-3790-5

雑文「働く婦人たちへ」(『婦人運動』)/雑文「富士山を見る」(『明日香』)/評論「同性を護る」(『婦人公論』)/小説「昔がたり」(『文学界』)/雑文「内田多美野さんへお返事」(『新女苑』)/書評「秋鳥集を読む」(『むらさき』)/小説「愛は導く−小さき歩み(完)−」(『改造』)/評論「第二世の子女の教育は外国人として扱へ」(『東京日日新聞』)/雑文「銀座の夜」(『文芸』)/雑文「白珠集」(『明日香』)/座談会「世界の女性生活を語る」(『新女苑』)/雑文「メーキアツプ」(『婦人公論』)/評論「日本婦人運動の流れを観る」(『都新聞』)/雑文「テンニング爺さんの思ひ出」(『婦人公論』)/雑文「アメリカの夏の印象」(『明日香』)/小説「残されたるもの」(『中央公論』)/雑文「卑俗な美感覚」(『帝国大学新聞』)/雑文「秋」(『改造』)/雑文「茶室に寝て」(『新女苑』)/小説「馬が居ない」(『文芸』)/雑文「婦人の因循性」(『日本読書新聞』)/雑文「或るプログラム」(『日本読書新聞』)/雑文「豪奢な日光」(『むらさき』)/小説「愛の簪」(『中央公論』)/小説「山道」(『中央公論』)/小説「侮蔑」(『文芸春秋』)/雑文「婦人の大陸進出とその進歩性」(『婦人公論』)ほか

田村俊子全集 第6回配本 全1巻

ISBN978-4-8433-3792-9

田村俊子全集 別巻 『田村俊子研究―露英時代から『女声』まで』

ISBN978-4-8433-3792-9

※刊行日未定 予価本体8,500円

第1章 俊子とその時代/第2章 表象への視点 —女性領域・メディア・境界・移動/第3章 作品論の現在/第4章 『女声』 —資料紹介/第5章 著作年譜・生涯年譜