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近代美術関係新聞記事資料集成 第1期 全71リール・別冊1

近代美術関係新聞記事資料集成 第1期 全71リール・別冊1

[監修] 青木茂 [解説] 吉田千鶴子

揃定価1,405,800円(揃本体1,278,000円) 
ISBN 978-4-89714-531-0 C3821
35mmポジティブロール
刊行年月 1991年09月

関連情報

本書の内容

我が国の美術の流れが生き生きと蘇る

東京芸術大学附属図書館に所蔵されている「諸新聞切抜帖」351冊を底本に、明治24年(1891)年から昭和16年(1941)年までに新聞に掲載された美術に関する記事を集成した日本近代美術史研究に不可欠の第一級史料です。

※オンデマンド商品につき、書店様のご注文より2~3週間の製作期間をいただいております。

【内容と特色】
●半世紀にわたる日本近代美術の壮大な歴史
収録期間は、東京美術学校が創立された明治22年より二年目、岡倉天心が校長に就任して一年目にあたる、明治24年1月から昭和16年12月に至る、51年間の長期に亘る。

●収録記事数三十数万件
東京芸術大学附属図書館に所蔵されている底本「諸新聞切抜帖」は日記帳のスタイルをとり合計351冊に及び、収録記事数は三十数万件を数えると推定される。

●あらゆる新聞より収録
全国の主な新聞全てから記事を集めており、初めの数冊を一督したたけでも、国会新聞・改進新聞・日本新聞・東京朝日新聞・立憲自由新聞・郵便報知新聞・読売新聞・東京日日新聞・朝野新聞・都新聞・東洋新報・国民新聞・中外商業新報・東京新報・雷新聞・あづま新聞・毎日新聞・中新聞・中正日報・自由新聞・時事新報・東京日の出新聞・京都日出新聞・大阪朝日新聞・京都中外電報・大和新聞・大阪毎日新聞・函館新聞・奥羽日日新聞・石川北陸新聞・福井新聞・九州日日新聞・鹿児島新聞等々、多数の紙名を掲げることができる。これらの中には現在では国会図書館にも所蔵されていない貴重紙も合まれている。

●現場からの証言
評論、論文をはじめ社会的事件、論争、恋愛、消息等々時代の肉声は日本近代美術史上における現場からの証言であるばかりでなく、凡そ美術とか美学に多少とも関係のある記事はすべて拾ったらしく、音楽や演劇はもとより園芸や建築に関する記事まで収録している。

●日本近代美術史研究の新紀元をひらく
「日本青年絵画協会の研究法」、「岡倉天心の栄光と凋落のドラマの詳細」、「黒田清輝の美術教育改革論」、「大村西崖美術活動の実態」、「岩村透の美術学校改革論」、「1900年パリ万国博をめぐる美術界の動き」等、今では一般の美術書で把握できない貴重な切り抜きが満載され、スリリングな謎にみちている日本近代美術史研究に不可欠の第一級史料の宝庫である。