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漱石復刻全集3 漱石評論・講演復刻全集 全8巻 

漱石復刻全集3 漱石評論・講演復刻全集 全8巻 

[監修] 山下浩

揃定価105,600円(揃本体96,000円) 
ISBN 978-4-8433-0762-5 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ
刊行年月 2002年11月

関連情報

本書の内容

漱石復刻全集三部作完結!

【本全集の特色】
●漱石が新聞、雑誌に発表した評論、講演など二百余点を可能な限り原紙(誌)から直接撮影、年次別に収録。
●全てを原寸で収録、各々に書誌学的注解を付す。原典のもつ雰囲気を余すことなく伝える。
●漱石文学を当時の視点で読むことを可能にし、それらがいかなるメディア形態によって発せられていたのかを、一目瞭然、臨場感豊かに伝え、漱石に親しむ新たな視点を提供する。

監修のことば  ― 新たな地平を切り拓くために
              山下 浩(書誌学者)
 漱石初出復刻全集シリーズの出版も三回目となり、これで漱石の初出本文の大部分が復刻されることになる。一回目は朝日新聞へ掲載された『新聞小説』全十一巻(一九九九)、二回目は各種雑誌へ掲載された『雑誌小説』全五巻(二〇〇一)であったが、今回はこれ以外の、評論、講演、翻訳を中心に全八巻、二百点の大台を超える資料群である。この中には通常ではめったに見られない、おそらくは unique copy (一点しか現存しない)とみなされるものも多数含まれている。
 復刻の方針はこれまでと同様に、すなわち東京と大阪の両朝日新聞に掲載されたものについては、その両者を詳細に校合、異同の記録につとめ、雑誌類に掲載されたものについては、複数部を照合・校合し欠字等の補訂につとめている。
 復刻版を製作する一般的な目的は、希少な原典の代用をなすことにあるが、本復刻全集シリーズにおいては、これに加えて通常の全集との併用ないしはその代替、リーディングテキストとしての使用を念頭に置いていたので、初出原典の調査には例外的な手間をかけ、「理想本」(出版物の完成形態)の姿を提示できるよう努力してきた。
 しかし当復刻全集シリーズもそれなりのまとまりを見せてきた今、当シリーズ製作の元来の目的が実はもっと別なところにもあったということを告白しなければならない。それは、漱石の著作群が、どのようなメディア形態に拠って、どのように編集・印刷され、発表されていたのか、そのありさまを従来のどんな形式の年表や解説よりも一目瞭然に、臨場感豊かに伝える、そのためのいわば「鳥瞰図」を描く試みであった。
 「書物史」の研究が世界的規模で充実してきた。従来の「出版史」(history of books) が、メジャーな出版物・出版社等の個々具体的な考察を主たる任務としたのに対して、「書物史」(history of the book)とは、「テクスト」(写本・印刷本・地図・楽譜・その他パンフレット類)の名で総称されるこれらの情報伝達メディアが、人類の歴史上・文化史上に果たしたさまざまな役割(the role of the book in history) を分析し明らかにすることである。英国は、フランスよりも後発でありながら、最近、D・F・マケンジーらの尽力によって、外的証拠に依存し過ぎなフランス的方法の弱点を、同国伝統の「本文書誌学」(textual bibliography)的方法(内的証拠)の導入・併用によって克服し、フランスのロジェ・シャルチエらからも高い評価を受ける精緻で完成度の高い書物史を誕生させた。
 日本においても、今後こうした高度な書物史を誕生させるべくさまざまな方法論が模索されるであろうが、私は、従前からそのための環境整備の一環として、上に述べたようなコンセプトの復刻版製作を考えていた。貴重な資料の個々及び全体が、製作から受容に至るまで、いかなる有機的交わり方をなして、いかなるコンテクストに置かれているか、これは書物史研究の出発点であるが、この種の情報を少数の研究者に独占させるのではなく、特別な専門的知識を持たない一般読者多数に至るまでに容易に供与できる、そんな文献の必要性を強く感じていたのである。             

漱石評論・講演復刻全集 第1巻 明治25年~37年(1892~1904)・総論

定価14,520円 (本体13,200円) ISBN978-4-8433-0763-2 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

〈明治25年〉催眠術 (Ernset Hart M.D)『哲学会雑誌』第6冊第63号 5月[翻]/文壇に於ける平等主義の代表者「ウォルト、ホイットマン」Walt Whitmanの詩について『哲学雑誌』第7冊第68号 10月[評]/詩伯「テニソン」(オウガスタス、ウード)〈第1回〉『哲学雑誌』第7冊第70号 12月[翻]
〈明治26年〉詩伯「テニソン」(オウガスタス、ウード)〈第2、3回〉『哲学雑誌』第8巻第71号、第73号 1月、3月[翻]/英国詩人の天地山川に対する観念『哲学雑誌』第8巻第73号~第76号 3月~6月[評]
〈明治28年〉愚見数則『保恵会雑誌』第123号 11月[評]
〈明治29年〉人生『龍南会雑誌』第49号 10月[評]
〈明治30年〉トリストラム、シヤンデー『江湖文学』第4号 3月[評]
〈明治31年〉不言之言『ホトゝギス』第2巻第2号、第3号 11月、12月[評]
〈明治32年〉英国の文人と新聞雑誌『ホトゝギス』第2巻第7号 4月[評]/小説「エイルヰン」の批評『ホトゝギス』第2巻第11号 8月[評]
〈明治37年〉マクベスの幽霊に就て『帝国文学』第10巻第1号 1月[評]/俳句と外国文学『紫苑』第4号 1月[評]/セルマの歌・カリックスウラの詩『英文学叢誌』第1輯 2月[翻]/小羊物語に題す十句 チヤールズ・ラム著『沙翁物語集』小松武治訳 日高有隣堂 6月[序]/英国現今の劇況『歌舞伎』第51号、第52号 7月、8月[評]

漱石評論・講演復刻全集 第2巻 明治38年~39年(1905~1906)

定価11,880円 (本体10,800円) ISBN978-4-8433-0764-9 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

〈明治38年〉倫敦のアミユーズメント『明治学報』第86号、第87号 4月、5月[講]/批評家の立場『新潮』第2巻第6号 5月[評]/近作短評『新潮』第2巻第6号 5月[評]/序 『ウォルヅヲォス(ワーズワス)の詩』浦瀬白雨訳 隆文館 7月[序]/戦後文界の趨勢『新小説』第10年第8巻 8月[評]/現時の小説及び文章に付て『神泉』第1巻第1号 8月[評]/本郷座金色夜叉『神泉』第1巻第1号 8月[談]/イギリスの園芸『日本園芸雑誌』第17年第8号 8月[評]/みづまくら『新潮』第3巻第2号 8月[評]/序 『吾輩ハ猫デアル』上篇 大倉書店・服部書店 10月[序]/夏目漱石氏曰『新声』第13編第6号 11月[評]
〈明治39年〉予の愛読書『中央公論』第21年第1号 1月[評]/昔の話『日本』1月1日[評]/〔余が文章に裨益せし書籍〕『文章世界』第1巻第1号 3月[評]/序『漾虚集』大倉書店・服部書店 5月[序]/文学談片『中学世界』第9巻第7号 6月[評]/落第『中学文芸』第1巻第4号 6月[評]/〔夏期学生の読物〕『中央公論』第21年第7号 7月[アンケート]/夏目漱石氏文学談『早稲田文学』第8号 8月[評]/文章の混乱時代『文章世界』第1巻第6号 8月[評]/余が一家の読書法『世界的青年』第1巻第1号 9月[談]/文学談『文芸界』第5巻第9号 9月[評]/現代読書法『成功』第10巻第1号 9月[評]/女子と文学者『女子時事新聞』第2巻第2号 10月[評]/〔我国の演劇と演芸〕『新公論』第21年第10号 10月[アンケート]/人工的感興『新潮』第5巻第4号 10月[評]/作中の人物『読売新聞』10月21日[評]/自然を写す文章『新声』第15編第5号 11月[評]/文学者たる可き青年『中学雑誌』第2巻第4号 11月[評]/文章一口話『ホトゝギス』第10巻第2号 11月[評]/序『吾輩ハ猫デアル』中篇 大倉書店・服部書店 11月[序]/余が「草枕」『文章世界』第1巻第9号 11月[評]

漱石評論・講演復刻全集 第3巻 明治40年(1907)

定価8,580円 (本体7,800円) ISBN978-4-8433-0765-6 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

作物の批評『読売新聞』1月1日[評]/将来の文章『学生タイムス』第2巻第1号 1月[評]/滑稽文学『滑稽文学』第1巻第1号 1月[評]/漱石氏の写生文論『国民新聞』1月12日[評]/写生文『読売新聞』1月20日[評]/家庭と文学『家庭文芸』第1巻第2号 2月[評]/僕の昔『趣味』第2巻第2号 2月[評]/漱石一夕話『新潮』第6巻第2号 2月[評]/漱石先生より 鈴木三重吉著『千代紙』俳書堂 4月[序]/〔巨匠談片〕『東京朝日新聞』4月3日[評]/文芸の哲学的基礎『東京朝日新聞』5月4日~6月4日[講]/序『吾輩ハ猫デアル』下篇 大倉書店・服部書店 5月[序]/序 藪野椋十著『東京見物』金尾文淵堂 6月[序]/序 森田草平・生田長江・川下江村著『草雲雀』服部書店 11月[序]/序『名著新訳』本間久四郎訳 11月[序]/虚子著「鶏頭」序『東京朝日新聞』12月23日[序]

漱石評論・講演復刻全集 第4巻 明治41年(1908)

定価14,300円 (本体13,000円) ISBN978-4-8433-0766-3 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

序『鶉籠』春陽堂 1月[序]/愛読せる外国の小説戯曲 『趣味』第3巻第1号 1月[評]/名家の見たる熊本『九州日日新聞』2月9日[評]/〔森田草平・平塚朋子の失踪事件について〕『東京朝日新聞』3月26日[インタビュー]/創作家の態度『ホトゝギス』第11巻第7号 4月[講]/「坑夫」の作意と自然派伝奇派の交渉『文章世界』第3巻第5号 4月[評]/〔名士と飲料〕『読売新聞』4月15日[アンケート]/近作小説二三に就て『新小説』第13年第6号 6月[評]/序 松根東洋城撰『新春夏秋冬 春之部』俳書堂 6月[序]/〔露国に赴かれたる長谷川二葉亭氏〕『趣味』第3巻第7号 7月[評]/〔倫敦といふ処〕『ホトゝギス』第11巻第10号 7月[評]/文章之変遷『江湖』第1年第5号 8月[評]/〔「古今 名流俳句談」序〕沼波瓊音・天生目杜南編『古今 名流俳句談』内外出版協会 8月[序]/正岡子規『ホトゝギス』第11巻第12号 9月[評]/時機が来てゐたんだ『文章世界』第3巻第12号 9月[評]/〔無教育な文士と教育ある文士〕『英語青年』第20巻第1号 10月[評]/偉い事を言へば幾らもある『新潮』第9巻第4号 10月[評]/文学雑話『早稲田文学』第35号 10月[評]/専門的傾向『国民新聞』10月7日[評]/〔小説中の人名〕『国民新聞』10月21日[評]/〔文展評〕『国民新聞』10月30日[評]/標準の立てかたに在り『新潮』第9巻第5号 11月[評]/生地の色、個性の香『新天地』第1巻第2号 11月[評]/田山花袋君に答ふ『国民新聞』11月7日[評]/独歩氏の作に低徊趣味あり『新潮』第9巻第1号 7月[評]/〔新年物と文士〕『国民新聞』11月20日〔評(談)〕/〔文壇諸名家雅号の由来〕『中学世界』第11巻第15号 11月[アンケート]/ミルトン雑話『英語青年』第20巻第5号 12月[評]

漱石評論・講演復刻全集 第5巻 明治42年(1909)

定価15,180円 (本体13,800円) ISBN978-4-8433-0767-0 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

文壇の変異『秀才文壇』第9巻第1号 1月[評]/文壇の趨勢『趣味』第4巻第1号 1月[評]/一貫したる不勉強『中学世界』第12巻第1号 1月[評]/〔私のお正月〕『明治之家庭』第5巻第1号 1月[評]/〔文士と酒、煙草〕『国民新聞』1月9日[評]/小説に用ふる天然『国民新聞』1月12日[評]/ポーの想像『英語青年』第20巻第8号 1月[評]/コンラツドの描きたる自然に就て『国民新聞』1月30日[評]/作家としての女子『女子文壇』第5年第2号 2月[評]/余の希望は独立せる作品也『新潮』第10巻第2号 2月[評]/「俳諧師」に就て『東京毎日新聞』2月5日[評]/〔読書と創作〕『中学世界』第12巻第2号 2月[評]/序 松根東洋城撰『新春夏秋冬 夏之部』俳書堂 3月[序]/太陽雑誌募集名家投票に就て『東京朝日新聞』5月5日[評]/明治座の所感を虚子君に問れて『国民新聞』5月15日[評]/メレディスの訃『国民新聞』5月21、22日[評]/感じのいゝ人『新小説』第14年第6巻 6月[評]/太陽雑誌募集名家投票に就て『太陽』第15巻第9号 6月[評]/長谷川君と余 坪内逍遥・内田魯庵編『二葉亭四迷』易風社 8月[評]/〔夏の生活〕『新潮』第11巻第2号 8月[評]/テニソンに就て『国民新聞』8月6日[評]/〔文士と八月〕『国民新聞』8月10日[評]/〔執筆 時間、時季、用具、場所、希望、経験、感想、等〕『国民新聞』9月3日[評]/「額の男」を読む『大阪朝日新聞』9月5日[評]/趣味に就て『満洲新報』9月21日[講]/満韓の文明『東京朝日新聞』10月18日、[評]/汽車の中―国府津より新橋まで―『国民新聞』10月19日[評]/満韓ところどころ『東京朝日新聞』10月21日~30日[評]/昨日午前の日記『国民新聞』10月29日[評]/序 松根東洋城撰『新春夏秋冬 秋之部』俳書堂 11月[序]/「夢の如し」を読む『国民新聞』11月9日[評]/「煤煙」の序『東京朝日新聞』11月25日[序]/俳諧新研究の序 樋口銅牛『俳諧新研究』隆文館 12月[序]/日英博覧会の美術品『東京朝日新聞』12月16日[評]

漱石評論・講演復刻全集 第6巻 明治43年~44年 (1910~1911)

定価17,600円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-0768-7 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

〈明治43年〉東洋美術図譜『東京朝日新聞』1月5日[評]/客観描写と印象描写『東京朝日新聞』2月1日[評]/不折俳画の序 中村不折著『不折俳画』上巻 光華堂 3月[序]/草平氏の論文に就て『東京朝日新聞』3月18日[評]/文話『新国民』第11巻第1号 4月[評]/色気を去れよ 小川煙村・倉光空喝編『名士禅』柳枝軒書店 4月[評]/〔二葉亭追弔会〕『東京朝日新聞』5月12日[評]/長塚節氏の小説「土」『東京朝日新聞』6月9日[評]/文芸とヒロイツク『東京朝日新聞』7月19日[評]/艇長の遺書と中佐の詩『東京朝日新聞』7月20日[評]/鑑賞の統一と独立『東京朝日新聞』7月21日[評]/イズムの功過『東京朝日新聞』7月23日[評]/好悪と優劣『東京朝日新聞』7月31日、8月1日[評]/自然を離れんとする芸術(新日本画譜の序)『東京朝日新聞』8月13日、15日[評]/対話 本間久著『枯木』良明堂書店 11月[序]
〈明治44年〉語学養成法『学生』第2巻第1号、第2号 1月、2月[評]/〔漱石氏訪問〕『東京朝日新聞』2月25日[評]/博士問題とマードツク先生と余『東京朝日新聞』3月6日~8日[評]/〔死骸となつて棄てられた学士号〕『中央新聞』3月7日[インタビュー]/〔勅令の解釈が違ふ〕『東京朝日新聞』3月8日[評]/マードツク先生の日本歴史『東京朝日新聞』3月16、17日[評]/博士問題の成行『東京朝日新聞』4月15日[評]/文芸委員は何をするか『東京朝日新聞』5月18日~20日[評]/太平洋画会『東京朝日新聞』5月21日、22日[評]/田中王堂氏の「書斎より街頭へ」『東京朝日新聞』5月23日[評]/西洋にはない『俳味』第2巻第6号 6月[評]/坪内博士と「ハムレット」『東京朝日新聞』6月5、6日[評]/〔夏目博士座談〕『高田日報』6月20日[評]/〔猫博士と中学生〕『高田日報』6月20、21日[講]/我輩の観た「職業」『南信日日新聞』6月22~30日[講]/教育と文芸『信濃教育』第297号 7月[講]/学者と名誉『東京朝日新聞』7月14日[評]/〔夏目漱石氏の談片〕『英語青年』第25巻第8号 7月[評]/稽古の歴史『能楽』第9巻第11号 11月[評]/道楽と職業『朝日講演集』朝日新聞合資会社 11月[講]/現代日本の開化『朝日講演集』朝日新聞合資会社 11月[講]/中身と形式『朝日講演集』朝日新聞合資会社 11月[講]/文芸と道徳『朝日講演集』朝日新聞合資会社 11月[講]

漱石評論・講演復刻全集 第7巻 明治45年(大正元年)~大正3年(1912~1914)

定価11,440円 (本体10,400円) ISBN978-4-8433-0769-4 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

〈明治45年・大正元年〉ノラは生るゝか『国民雑誌』第3巻第3号 2月[評]/やつと安心『読売新聞』3月4日[評]/「土」に就て 長塚節著『土』春陽堂 5月[序]/池邊君の史論に就て 瀧田哲太郎編『明治維新 三大政治家』新潮社 5月[序]/余と万年筆『万年筆の印象と図解カタログ』丸善株式会社 6月[評]/〔明治年代の著述にして不朽の生命あるもの〕『読書の友』第5号 9月[アンケート]/文展と芸術『東京朝日新聞』10月15日~28日[評]/読書と西洋の社会『読売新聞』10月20日[評]/序 高原操著『極北日本』政教社 12月[序]
〈大正2年〉序『社会と自分』実業之日本社 2月[序]/〔書籍と風景と色と?〕『時事新報』7月7日[アンケート]/序 タマス・ブルフィンチ著『伝説の時代 神々と英雄の物語』野上弥生子訳述 尚文堂 7月[序]/〔雅号の由来〕『時事新報』10月2日[アンケート]/漱石山房より『新潮』第19巻第6号 12月[評]
〈大正3年〉題言 想田秋暁著『高岳』高岳文芸社 1月[序]/〔模倣と独立〕『校友会雑誌』第232号 1月[講]/素人と黒人『東京朝日新聞』1月7日~12日[評]/序 米窪太刀雄著『海のロマンス』誠文堂書店・中興館書店 2月[序]/〔「サアニン」に対する評〕『新文壇』第10巻第5号 2月[談]/文士の生活『大阪朝日新聞』3月22日[評]/序 保坂帰一著『吾輩の観たる亜米利加』下篇 日米出版協会 4月[序]/漱石山房座談『反響』第1号 4月[評]/〔会心の一編及一節〕『読書世界』第4巻第2号 5月[アンケート]/おはなし『浅草文庫』第31号 5月[講]/序 岡本一平著『探訪画趣』礎部甲陽堂 6月[序]/〔趣味と好尚〕『文章世界』第9巻第9号 8月[アンケート]/新進作家と其作品『新潮』第21巻第3号 9月[アンケート]

漱石評論・講演復刻全集 第8巻 大正4年~9年(1915~1920)・漱石著作初出年譜

定価12,100円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-0770-0 C3393
A4判上製/カバー装/平均250ページ

〈大正4年〉序 木村恒著『南国へ』文芸社 2月[序]/序 木下杢太郎著『唐草表紙』正確堂 2月[序]/〔書斎に対する希望〕『新潮』第22巻第3号 3月[アンケート]/釣鐘の好きな人『俳味』第6巻第3号 3月[評]/私の個人主義『現代文集』実業之世界社 3月[講]/日本は何時も危険也『やまと新聞』7月22日[評]/猫の話絵の話『報知新聞』8月25日、26日[評]/序 植松安著『文芸批評論』大成堂 9月[序]/序 平井晩村著『野葡萄』国民書院 9月[序]/〔新しき女の入水〕『時事新報』10月9日[インタビュー]/〔津田青楓氏〕『美術新報』第14巻第12号 10月[評]/文壇のこのごろ『大阪朝日新聞』10月11日[評]/縮刷に際して『社会と自分』実業之日本社 11月[序]/〔序〕『金剛草』至誠堂 書店 11月[序]
〈大正5年〉点頭録『東京朝日新聞』1月1日~21日[評]/沙翁当時の舞台『日本及日本人』第677号 4月[評]/〔文章初学者に与ふる十五名家の箴言〕『文章倶楽部』第1巻第1号 5月[アンケート]/〔風采が立派〕『新潮』第25巻第1号 7月[アンケート]/文体の一長一短『日本及日本人』第689号 9月[評]/題丙辰溌墨 中村不折著『不折山人 丙辰溌墨』第一集  
中央出版協会 9月[序]/〔文学に志す青年の座右銘〕『文芸雑誌』第1巻第4号 10月[アンケート]
〈大正6年〉夏目先生の談片『英語青年』第36巻第9号 2月[評]
〈大正9年〉三愚集 秋元梧楼編『三愚集』俳画堂 7月[序]