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植民地帝国人物叢書 台湾編 全19巻

植民地帝国人物叢書 台湾編 全19巻

[監修] 谷ヶ城秀吉

揃定価324,500円(揃本体295,000円) 
ISBN 978-4-8433-2939-9 C3321
A5判上製/クロス装/函入
刊行年月 2008年06月 ※在庫僅少

関連情報

本書の内容

日本の植民地経営の実態を人物から展望する新シリーズ。「台湾」「朝鮮」「満洲」の各地域毎に貴重な伝記を網羅。

※品切の巻数がございます。

刊行にあたって    加藤聖文(国文学研究資料館)

 歴史研究にとって史料は欠かせないものである。この場合の史料とは、主に行政機関や個人が作成した文書記録が中心の一次史料をおもに指すが、それを補完する二次史料として伝記などの刊行物もまた重要な史料である。近年、急速に深化を見せている植民地研究においてもこういった史料が不可欠であるが、国内史研究と比べると一次史料の不足は明らかである。そのため、二次史料で補完しなければならないのだが、植民地関係者の伝記などはもともと戦前に朝鮮や台湾、満洲で刊行されたものであったり、小部数しか印刷されなかったケースが多いため、国内の大学図書館などに所蔵されているケースが少なく、かろうじて残存している海外まで行かなければ見ることができない。こういった現状を鑑み、広く研究の基礎史料として供することを目的として、国内で稀少なものを中心に植民地関係者の伝記を復刻した。

【本書の特色】

1 旧植民地の統治機関のトップをはじめ、官僚、実業家、さらに現地出身者も含め、伝記を復刻。
2 重要且つ入手困難な伝記を選抜。植民地史研究、近代史研究に有用な史料。
3 各地域毎に気鋭の若手研究者が編集。解説は、最終配本の別巻に収録。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第1回配本 全7巻

刊行年月 2008年06月 揃定価154,000円 (揃本体140,000円) ISBN978-4-8433-2940-5 C3321
A5判上製/クロス装/函入

植民地帝国人物叢書 台湾編 第1巻 台湾全誌(『台湾史と樺山大将』改訂版/藤崎済之助著・史文館書店刊1928年)〔樺山資紀〕 

刊行年月 2008年06月 定価38,500円 (本体35,000円) ISBN978-4-8433-2941-2 C3321
A5判上製/クロス装/函入

樺山資紀〔かばやま・すけのり〕一八三七~一九二二
初代台湾総督(一八九五・五・一〇~一八九六・六・二在任)、元帥・海軍大将。天保八年薩摩藩に生まれる。戊辰戦争等に従軍し、陸軍軍人として台湾出兵や西南戦争で活躍。警視総監を務め、その後、海軍へ転じ、第一次山県、第一次松方内閣の海相となる。第二回帝国議会での民党批判(「蛮勇演説」)は有名。明治二十八年海軍大将に昇進、同年に台湾総督に就任。台北に総督府を定めた。離任後、枢密顧問官、内相、文相を歴任。典型的な武人政治家として知られた。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第2巻 台湾と乃木大将(渡部求著・大日本文化協会刊1940年) 〔乃木希典〕

刊行年月 2008年06月 定価9,900円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-2942-9 C3321
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乃木希典〔のぎ・まれすけ〕一八四九~一九一二
第三代台湾総督(一八九六・一〇~一八九八・二在任)、陸軍大将。嘉永二年長州支藩長府藩に生まれる。幕末から従軍し、西南戦争後にドイツ留学。日清戦争に出征。その後、台湾総督として赴任、日本統治最初期の激しい抵抗運動に苦慮する。日露戦争では、第三軍司令官として旅順攻略に多大な犠牲を出すも、戦中および戦後に広く知られた高潔な人物像と、明治天皇への殉死によって、明治を代表する「聖将」として後世に強い印象を残した。学習院院長も務める。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第3巻 佐久間左馬太(台湾救済団編刊1933年) 〔佐久間左馬太〕

刊行年月 2008年06月 定価36,300円 (本体33,000円) ISBN978-4-8433-2943-6 C3321
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佐久間左馬太〔さくま・さまた〕一八四四~一九一五
第五代台湾総督(一九〇六・四・一一~一九一五・五・一在任)、陸軍大将。弘化元年長州藩に生まれる。大村益次郎に西洋兵学を学び、第一次長州征伐に長州藩大隊長として従軍。戊辰戦争を経て陸軍軍人となり、佐賀の乱・台湾出兵・西南戦争に従軍。日清戦争では威海衛を攻略し、戦後占領地総督を務める。明治三十一年陸軍大将に昇進し、同三十九年台湾総督に就任。頻発する台湾先住民の抵抗運動に対して、鎮圧を推進した。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第4巻 大路水野遵先生(大路会編・大路会事務所刊1930年)〔水野遵〕

刊行年月 2008年06月 定価14,300円 (本体13,000円) ISBN978-4-8433-2944-3 C3321
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水野 遵〔みずの・じゅん〕一八五〇~一九〇〇
台湾総督府民政局長(一八九五・五・二一~一九八七・七・二〇在任)。嘉永三年尾張藩に生まれる。藩校明倫堂に学び、明治天皇御東幸の御雇となる。藩の東京留学生に選ばれた後、清国へ留学。明治六年に海軍省へ出仕し、台湾出兵に随行。参議院、法制局等に勤務し、同二十四年欧米へ視察旅行。帰国後、衆議院書記官長、弁理公使を経て、同二十八年台湾総督府民政局長心得、翌年に局長(後の総務長官)となる。離任後は貴族院議員に選ばれる。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第5巻 柳生頭取の片影(碧榕会編刊1917年) 〔柳生一義〕

刊行年月 2008年06月 定価15,400円 (本体14,000円) ISBN978-4-8433-2945-0 C3321
A5判上製/クロス装/函入

柳生一義〔やぎゅう・かずよし〕一八六四~一九二〇
台湾銀行第二代頭取(一九〇一~一九一九在職)。元治元年尾張藩に生まれる。維新後、近藤真琴の攻玉塾に通った後、大阪英語学校に学ぶ。明治二十四年〔東京〕帝国大学法科大学政治科を卒業し大蔵省試補となる。同二十六年に陸軍省参事官へ転じ法制局・農商務省参事官を経て同三十一年横浜郵便局長。翌年台湾銀行創立委員に任命され、直ちに副頭取就任。初代頭取添田寿一の下で台湾の金本位制を整備する。同行退任後、日本郵船取締役。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第6巻 辜顕栄翁伝(伝記編纂会編刊1939年) 〔辜顕栄〕

刊行年月 2008年06月 定価26,400円 (本体24,000円) ISBN978-4-8433-2946-7 C3321
A5判上製/クロス装/函入

辜顯栄〔こ・けんえい〕一八六六~一九三七
台湾の実業家。同治五(慶応二)年台湾中西部の鹿港に生まれる。若年から貿易業に従事し、日清戦争後の混乱に際し日本軍から台北保良局長を命じられる。以後、台中県知事顧問、全台官塩商組合長、台中庁参事を務める一方、大和製糖・大和興行・大和拓殖各株式会社を創設し、台湾地所建物・台湾日日新報社各取締役に就任。大正十年総督府評議員、昭和九年貴族院議員となる。同十二年東京で病没。生前の功績により従五位を贈られる。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第7巻 顔雲年翁小伝(友声会編・久保田章刊1924年) 〔顔雲年〕

刊行年月 2008年06月 定価13,200円 (本体12,000円) ISBN978-4-8433-2947-4 C3321
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顔雲年〔がん・うんねん〕一八七四~一九二三
台湾の実業家。同治十三(明治七)年台北庁石碇鰈魚坑庄に生まれる。明治三十年台湾総督府瑞芳守備隊雇員となり、瑞芳公学校学務委員、地方税調査委員、臨時台湾戸口調査通訳等に従事する。以後、鉱業経営に進出し台湾鉱業評議員、台湾水産株式会社・基隆軽便鉄道株式会社・台湾興業株式会社各取締役に就任。また、赤十字社特別社員・基隆商工会副会頭として社会事業にも貢献、各地の道路修築費や内国勧業博覧会費を拠出した。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第2回配本 全12巻

刊行年月 2009年01月 揃定価170,500円 (揃本体155,000円) ISBN978-4-8433-3075-3 C3321
A5判上製/クロス装/函入

植民地帝国人物叢書 台湾編 第8巻 伊沢多喜男(伝記編纂委員会著・羽田書店刊1951年)〔伊沢多喜男〕

刊行年月 2009年01月 定価17,600円 (本体16,000円) ISBN978-4-8433-3077-7 C3321
A5判上製/クロス装/函入

伊沢多喜男〔いざわ・たきお〕一八六九~一九四九
第十代台湾総督(一九二四・九・一~一九二六・七・一六)。大正・昭和期の官僚・政治家・貴族院議員・枢密顧問官。長野県出身。東京帝国大学政治学科を卒業して内務省に奉職。和歌山、愛媛、新潟の県知事、警視総監を歴任したのち、台湾総督に任ず。総督退任後、東京市長や枢密顧問官を務めるが、憲政会の政治家として活躍した。教育家の伊沢修二は兄。劇作家の飯沢匡は次男。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第9巻 台湾の一年(川村竹治著・時事研究会刊1930年) 〔川村竹治〕

刊行年月 2009年01月 定価5,500円 (本体5,000円) ISBN978-4-8433-3078-4 C3321
A5判上製/クロス装/函入

川村竹治〔かわむら・たけじ〕一八七一~一九五五
第十二代台湾総督(一九二八・六・一六~一九二九・七・三〇)。明治~昭和期の官僚・政治家、貴族院議員。秋田県出身。東大卒。はじめ逓信省に入り、のち内務省に移り、和歌山、香川、青森の各県知事、警保局長などを歴任する。内務次官、満鉄社長などを経て台湾総督。一九三二年に司法相。政友会系。政界引退後は夫人文子の経営する川村女学院(現・川村学園)の顧問。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第10巻 小林躋造伝(宗代策著・帝国軍事教育会刊1939年) 〔小林躋造〕

刊行年月 2009年01月 定価15,400円 (本体14,000円) ISBN978-4-8433-3079-1 C3321
A5判上製/クロス装/函入 ※品切れ

小林躋造〔こばやし・せいぞう〕一八七七~一九六二
第十七代台湾総督(一九三六・九・二~一九四〇・一一・二七)。明治~昭和期の海軍軍人。海軍大将、連合艦隊司令長官、国務大臣。広島県出身、海軍兵学校を経て、各艦乗組員、艦隊参謀などを歴任後、山本権兵衛海相秘書官、英大使館附武官などを務める。在英時代にセンピルの知己を得、彼に海軍航空隊の教育を託した。またジュネーブ海軍軍縮会議に条約派として参加している。連合艦隊司令長官となり大将に昇進するも、二・二六事件のあおりで予備役編入となる。その半年後、台湾総督となるが、文官の就任が続いていた異例のこととされた。小林以降は武官となった。在任中は、台湾拓殖会社の設立など、多くの施策が行われた。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第11巻 赤司初太郎伝(土師清二著・赤司初太郎伝記編纂会刊1948年 〔赤司初太郎〕

刊行年月 2009年01月 定価12,100円 (本体11,000円) ISBN978-4-8433-3080-7 C3321
A5判上製/クロス装/函入

赤司初太郎〔あかし・はつたろう〕一八七四~一九四四
台湾の日本人実業家。高知県出身。日清戦争期に陸軍軍属として渡台。雑貨店等をはじめ、樟脳製造業で成功し、鉱業、製糖業、新聞事業などを起こす。のちには東邦炭砿、満洲製糖、台湾バルブ、台湾鉄道などの経営を行い、そのほかの多くの企業の取締役をつとめた。さらに地方のさまざまな公職も歴任している。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第12巻 宮尾舜治伝(黒谷了太郎著・吉岡荒造刊1939年)〔宮尾舜治〕

刊行年月 2009年01月 定価25,300円 (本体23,000円) ISBN978-4-8433-3081-4 C3321
A5判上製/クロス装/函入 ※品切れ

宮尾舜治〔みやお・しゅんじ〕一八六八~一九三七
台湾総督府初期の官僚。殖産局長兼専売局長を務める(殖産局長一九〇七・三・三一~一九一〇・九・一五、専売局長一九〇六・四・一四~一九一〇・七・二〇)。また、短期間(一九一〇・七・二七~一九一〇・八・二二)、民政長官代理をつとめた。その後、関東都督府民政長官から愛知県知事、北海道庁長官などを務めるが、関東大震災の際、帝都復興院副総裁として後藤新平総裁を補佐した。退官後、東洋拓殖会社総裁などを経て勅撰貴族院議員。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第13巻 志豆機さんの思い出  〔志豆機源太郎〕

刊行年月 2009年01月 定価16,500円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-3082-1 C3321
A5判上製/クロス装/函入

志豆機源太郎〔しずはた・げんたろう〕?~?
司獄官練習所長、台北刑務所所長。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第14巻 台湾を視る(篠田治策著・楽浪書院刊1935年)〔篠田治策〕

刊行年月 2009年01月 定価11,000円 (本体10,000円) ISBN978-4-8433-3083-8 C3321
A5判上製/クロス装/函入

篠田治策〔しのだ・じさく〕一八七九~一九四六
植民地官僚。国際法学者。最終職は、京城帝国大学総長(一九四〇・七~一九四四・三)。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第15巻 柳生一義(山崎源二郎著1922年)〔柳生一義〕

刊行年月 2009年01月 定価24,200円 (本体22,000円) ISBN978-4-8433-3084-5 C3321
A5判上製/クロス装/函入

植民地帝国人物叢書 台湾編 第16巻 三好徳三郎(田中一二編・三好徳三郎編纂所刊1940年)〔三好徳三郎〕

刊行年月 2009年01月 定価5,500円 (本体5,000円) ISBN978-4-8433-3085-2 C3321
A5判上製/クロス装/函入 ※品切れ

三好徳三郎〔みよし・とくさぶろう〕一八七三~一九三九
日本人実業家。製茶業。一八九九年渡台し、辻利茶舗を台北に開店。茶樹栽培、製茶、品種改良などにつとめながら、企業経営に関わり、また公職についた。台湾政財界のリーダーたちと広くまじわり、のちに「民間総督」と呼ばれるようになった。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第17巻 金山王後宮信太郎(台湾実業界社著・蓬莱書院刊1934年)〔後宮信太郎〕

刊行年月 2009年01月 定価11,000円 (本体10,000円) ISBN978-4-8433-3086-9 C3321
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後宮信太郎〔うしろく・しんたろう〕一八九三?~一九六〇
日本人実業家。京都府出身。二十代で渡台し、はじめ、台湾煉瓦株式会社社長として煉瓦製造に成功する。のち、金瓜石金山を買い取り、鉱業家としても成功する。金山売却後、東京に居を移すが、さまざまな台湾企業の経営に関わるとともに、政治活動も行った。総督府評議会員や台湾商工会議所会頭などもつとめている。なお、陸軍大将後宮淳は実弟。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第18巻 陳中和翁伝(宮崎健三著刊1931年)〔陳中和〕

刊行年月 2009年01月 定価9,900円 (本体9,000円) ISBN978-4-8433-3087-6 C3321
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陳中和〔ちん・ちゅうわ〕一八五三~一九三〇
台湾人実業家。台湾五大家族のひとつ「高雄陳氏」の基礎を築いた。一九〇四年、はじめて台湾資本による新興製糖を起こし、一九二三年には陳中和物産株式会社を設立。種苗販売、不動産賃貸、精米関連事業などを行い、台湾南部の経済界の重要な地位を得た。

植民地帝国人物叢書 台湾編 第19巻 顔国年君小伝(長浜実著1939年)〔顔国年〕

刊行年月 2009年01月 定価16,500円 (本体15,000円) ISBN978-4-8433-3088-3 C3321
A5判上製/クロス装/函入 ※品切れ

顔国年〔がん・こくねん〕一八八五~一九三七
台湾人実業家。鉱山業で財を成した台湾五大家族のひとつ「基隆顔氏」の当主を、一九二三年に没した兄の顔雲年から継ぎ、その事業を拡大した。事業範囲を大陸にまで広げている。なお、歌手一青窈の父親も顔一族である。