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東邦協会会報 第Ⅰ期・全18巻【new!】

東邦協会会報 第Ⅰ期・全18巻【new!】

[監修] 有山輝雄(メディア史研究家) [編集・解題] 朝井佐智子(愛知大学非常勤講師) [編集] 髙木宏治(陸羯南研究会・筑波大学非常勤講師)

揃定価356,400円(揃本体324,000円) 
ISBN 978-4-8433-6182-5 C3321
A5判/上製
刊行年月 2022年05月(予定)

関連情報

本書の内容

「東邦協会報告」に引き続き発行された東邦協会の機関誌「東邦協会会報」全二三一号(明治二十七年〜大正三年)を復刻。近代日本の対外認識の変遷を知るために極めて有用な重要文献。

第Ⅰ期・全18巻
(東邦協会会報 第1号〜第57号/1894年8月〜1899年4月)

【以下続刊予定】東邦協会会報・全53巻(予定)
◆第Ⅱ期◆ 全16巻  東邦協会会報 第58号〜第124号 1899(明治32)年5月〜1905(明治38)年6月/解題・総目次
◆第Ⅲ期◆ 全19巻  東邦協会会報 第125号〜第231号 1905(明治38)年7月〜1914(大正3)年7月/解題・総目次

● 特におすすめしたい方  日本近代史、アジア史、植民地史研究者ほか研究機関、大学図書館・公共図書館など。

監修にあたって   有山輝雄

 今回復刻する『東邦協会会報』は前回復刻した『東邦協会報告』に引き続き、日清戦争中の一八九四(明治二十七)年から第一次世界大戦直前の一九一四(大正三)年までの長期間発行された東邦協会の機関誌である。これだけ長期間発行されたということこそ、この雑誌の最も重要な資料的価値である。東邦協会は副島種臣を中心に一八九一(明治二十四)年に成立し、朝鮮半島政略に積極的役割を果たしたが、そうした国権主義的団体が三国干渉、北清事変、日英同盟、日露戦争、韓国併合、辛亥革命といった複雑な東アジア情勢に対してどのような認識をもったのかは非常に興味深い問題である。日清戦争前までは比較的まとまりをもっていた国権主義者達もこの時期になると多様化し、様々な志向をもつようになる。『東邦協会会報』にはそうした過程が直接間接に反映されているはずである。
 ただ『東邦協会会報』はその「東邦協会会報発行の理由」にうたっているように「現今の政事」を論ずる論説記事を避け、「専はら学術的範囲」に属する情報や論説に限定していた。これは新聞紙法の定める保証金を避けるための措置であるが、それだけではなく、政事論説を掲げて会内の分化を引き起こすよりも、東アジア状勢や国際情勢についての客観的な情報を提供していこうとする東邦協会の基本的性格がこの時期も引き継がれていることを示している。いわゆる国権派があやふやな認識にもとづく誇大な論議に傾きがちであっただけに、こうした編集方針は重要である。会報各号に満載されている情報はその収集に多大の労力が必要であったはずで、これを持続発行していた東邦協会の活動力はひとかたならぬものである。そしてその情報収集は漫然としたものではなく、一定の方向性がうかがえることも注意しておくべきだろう。
 東アジアにおける日本の位置、日本の対外認識が改めて問われている今日、それを歴史的に考えなければならないが、『東邦協会会報』はきわめて重要な資料なのである。  (メディア史研究家)

刊行にあたって   朝井佐智子

 早いもので『東邦協会報告』復刻版発行から、八年近くが過ぎた。その間、東邦協会研究の第一人者である安岡昭男先生が鬼籍に入られたことは、研究進展にとっては大きな損失となった。しかしこの度、東邦協会設立一三〇年という節目の年に『東邦協会会報』の復刻版発刊の運びになったことは、東邦協会研究の裾野が広がる可能性を感じるうれしい知らせでもあった。
 東邦協会は、国際社会において、「近代日本がいかなる方向に進むべきか」という進路模索ともいえる時代の一八九一(明治二十四)年に設立され、一九一四(大正三)年七月までの二十三年間機関誌を発行する活動を続けてきた。
 東邦協会は、所属会員の多さと、その会員たちの多様な活動ぶりからか、多くの日本近代史の著作物でその存在や活動について取りあげられてきたにもかかわらず、その全貌が明らかになっていない。日清戦争までは『東邦協会報告』復刻版によって、その活動の認識を深めた方々も多いのではないだろうか。残された課題でもある東邦協会後半期の活動が、今回の『東邦協会会報』復刻版の発刊によって全容解明に一石を投じる契機となることを期待している。日清戦争・日露戦争勝利後は、どのような論調となっていくのか、そして欧米列強と肩を並べるところまで上り詰める第一次世界大戦へ向かうにあたって、どのような活動や投稿があったのかは、『東邦協会会報』の記事によって多くの事実が明らかになっていくのではないだろうか。
 明治中後期から大正前期まで日本をとりまく環境は予想を上回る変化を遂げていく。『東邦協会会報』の復刻は、その激動の歴史を振り返るのに不可欠なツールとなることを確信している。「東邦協会」に関心を寄せている多くの人々に是非とも活用していただくことを願ってやまない。 (愛知大学非常勤講師)

【本文の特色】

◆1891(明治24)年、東洋諸国および南洋群島との通商、移民のための調査・研究のために創立された東邦協会の機関誌「東邦協会報告」(全38号)に引き続き、日清戦争後の1894(明治27)年から第一次世界大戦直前の1914(大正3)年までの長期間発行された東邦協会の機関誌(全231号)。
◆東邦協会の会員は多彩な顔ぶれであり、欧化政策や対欧米中心の外交から、アジアに目を向ける流れの中で、政治家、ジャーナリスト、官僚、学者、経済人等が加わっている。

★主な当初会員:板垣退助、伊東巳代治、犬養毅、池辺吉太郎、井上哲次郎、原敬、星亨、尾崎行雄、岡倉覚三、渡辺国武、河野広中、谷干城、田口卯吉、副島種臣、中江篤介、榎本武揚、陸実(羯南)、矢野文雄、福本誠、小村寿太郎、岸田吟香、三浦梧楼、三宅雄二郎、柴四朗、志賀重昂。
★後の主な入会者:伊藤博文、井上毅、岩崎弥之助、岩村通俊、頭山満、徳富猪一郎、勝安芳、金子堅太郎、樺山資紀、嘉納治五郎、高田早苗、村山龍平、内田康哉、松方正義、益田孝、後藤象二郎、近衛篤麿、児島惟謙、加藤高明、宇垣一成、松永安左ヱ門、秋山真之、渋沢栄一。
◆記事の内容は多彩であり、執筆者それぞれの全集未収録の論説なども多く含まれている。基本的に東洋に関する記事・報告等が中心だが、それ以外の地域のものも少なくない。
◆各期の最終巻には解題(朝井佐智子)と詳細な総目次を付す。

東邦協会会報 第Ⅰ期 第1回 全6巻

刊行年月 2022年05月(予定) 揃定価118,800円 (揃本体108,000円) ISBN978-4-8433-6183-2 C3321

東邦協会会報 第Ⅰ期 第1巻 東邦協会会報 第1号・第2号 1894(明治27)年8月・10月

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6184-9

東邦協会会報 第Ⅰ期 第2巻 東邦協会会報 第3号〜第5号 1894(明治27)年10月〜12月

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6185-6

東邦協会会報 第Ⅰ期 第3巻 東邦協会会報 第6号〜第9号 1895(明治28)年1月〜4月

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6186-3

東邦協会会報 第Ⅰ期 第4巻 東邦協会会報 第10号〜第13号 1895(明治28)年5月〜8月 

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6187-0

東邦協会会報 第Ⅰ期 第5巻 東邦協会会報 第14号〜第17号 1895(明治28)年9月〜12月

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6188-7

東邦協会会報 第Ⅰ期 第6巻 東邦協会会報 第18号〜第20号 1896(明治29)年1月〜3月

刊行年月 2022年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6189-4

東邦協会会報 第Ⅰ期 第2回 全6巻

刊行年月 2022年11月(予定) 揃定価118,800円 (揃本体108,000円) ISBN978-4-8433-6190-0 C3321

東邦協会会報 第Ⅰ期 第7巻 東邦協会会報 第21号〜第23号 1896(明治29)年4月〜6月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6191-7

東邦協会会報 第Ⅰ期 第8巻 東邦協会会報 第24号〜第26号 1896(明治29)年7月〜9月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6192-4

東邦協会会報 第Ⅰ期 第9巻 東邦協会会報 第27号〜第29号 1896(明治29)年10月〜12月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6193-1

東邦協会会報 第Ⅰ期 第10巻 東邦協会会報 第30号〜第32号 1897(明治30)年1月〜3月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6194-8

東邦協会会報 第Ⅰ期 第11巻 東邦協会会報 第33号〜第35号 1897(明治30)年4月〜6月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6195-5

東邦協会会報 第Ⅰ期 第12巻 東邦協会会報 第36号〜第38号 1897(明治30)年7月〜9月

刊行年月 2022年11月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6196-2

東邦協会会報 第Ⅰ期 第3回 全6巻

刊行年月 2023年05月(予定) 揃定価118,800円 (揃本体108,000円) ISBN978-4-8433-6197-9 C3321

東邦協会会報 第Ⅰ期 第13巻 東邦協会会報 第39号〜第41号 1897(明治30)年10月〜12月

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6198-6

東邦協会会報 第Ⅰ期 第14巻 東邦協会会報 第42号〜第44号 1898(明治31)年1月〜3月

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6199-3

東邦協会会報 第Ⅰ期 第15巻 東邦協会会報 第45号〜第47号 1898(明治31)年4月〜6月

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6200-6

東邦協会会報 第Ⅰ期 第16巻 東邦協会会報 第48号〜第50号 1898(明治31)年7月〜9月

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6201-3

東邦協会会報 第Ⅰ期 第17巻 東邦協会会報 第51号〜第53号 1898(明治31)年10月〜12月

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6202-0

東邦協会会報 第Ⅰ期 第18巻 東邦協会会報 第54号〜第57号 1899(明治32)年1月〜4月/解題・総目次

刊行年月 2023年05月(予定) 定価19,800円 (本体18,000円) ISBN978-4-8433-6203-7