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15歳のエッセイ 全3巻【new!】

大人になるまでに読みたい
15歳のエッセイ 全3巻【new!】
中学校~高校向け(一般)

[編・エッセイ] 和合 亮一

揃定価5,940円(揃本体5,400円) 
ISBN 978-4-8433-6144-3 C1395 NDC:911
四六判/並製/カバー装
刊行年月 2021年12月

関連情報

本書の内容

ゆれ動く思春期のこころに語りかける珠玉のアンソロジー

生きること、まもること、悲しむこと、喜ぶこと、愛すること…。若々しい青春の季節にあるみなさんの、心のなかにある種子の一粒一粒が、このアンソロジーのなかにあります。たくさんの書き手たちが一心に刻んだ文章に触れながら、いま、ここに根を生やして、芽を出して、枝葉を広げて、生きていくことの意味をあらためて感じてみてください。ふところの深いエッセイの数々が、みなさんと出会って、花を咲かせたくて待っています。(和合亮一)

本書の特色

●中高生に必読のエッセイを収録。好評のシリーズ第五弾。
●各テーマごとに、30〜40篇を収録。
●各巻末に編者のエッセイを収録。

大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ① むねにひびく

刊行年月 2021年12月 定価1,980円 (本体1,800円) ISBN978-4-8433-6145-0 C1395
四六判/並製/カバー装

[編・エッセイ]和合 亮一

青春時代の心のありかを、一つ一つの文章に描かれた、大いなる歳月の中から見つけ出して欲しい。

40篇の「むねにひびく」エッセイを収録!

 【目次】 (部分)
〈この胸のたかまり〉
 はじめに世界があると知る 角田光代   
 また人を好きになってしまった 植本一子
 ラヴレター 長田弘 
 幸福な質問 黒川伊保子 
 宇宙のほんとのとこはどうなってるか 中島らも 
 超光速 星新一 ほか

〈こころの距離〉
 ピアノ・トリステ 武満徹 
 コーヒーのにがい理由 寺山修司 
 初心の喪失 平出隆 
 ひとりぼっちのきみへ 石田衣良 
 虚ろな内側をよく見ておきなさい 片岡義男
 勇気とは何か 若松英輔 
 悩み続ける決意 有吉玉青 
 一本の電話 鷺沢萠  ほか

〈日々の風景〉
 新年・自戒 安藤鶴夫
 雪から花へ、雪から死へ 天沢退二郎
 道順の話 谷川俊太郎
 街と歩行 松浦寿輝
 小猫との遊戯 鮎川信夫
 小鮒つりの川 安野光雅  ほか

巻末エッセイ からむしの声に耳を澄ませて 和合亮一

大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ② こころがさわぐ

刊行年月 2022年03月 定価1,980円 (本体1,800円) ISBN978-4-8433-6146-7 C1395
四六判/並製/カバー装

[編・エッセイ]和合 亮一

青春時代の心のありかを、一つ一つの文章に描かれた、大いなる歳月の中から見
つけ出して欲しい。

40篇の「こころがさわぐ」エッセイを収録!

〈忘ることなかれ〉
 時に、死を考えたまえ 野坂昭如 
 思い出せなかった話 須賀敦子
 死とのすれ違い 吉行淳之介 
 ジャニスへのさよなら 長田弘 
 涙ぐむジル 寺山修司 
 「ぼく」の発見 石田衣良
 死んだら、思えない 長嶋有   ほか 

〈無常へのバラッド〉
 なぜ人を殺してはいけないか 池田晶子 
 限界状況における人間(抄)汚職の心理 武田泰淳 
 官僚について 星新一 
 どくだみ茶 車谷長吉 
 恐怖について 海野十三 
 誰が力石を殺したか 寺山修司 
 虎列剌(コレラ) 内田百閒
 ソ連十日 正宗白鳥  ほか

〈まだ見ぬあなたに〉
 靴の埋葬 蜂飼耳 
 夏の花 最相葉月 
 梯梧の花 山之口貘 
 ”くせに”と”だから” 森毅 
 ある厭な記憶 黒井千次
 残虐への郷愁 江戸川乱歩
 希望 武満徹   ほか

巻末エッセイ 心の火を求めて 和合亮一

大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ③ まぶたにのこる

刊行年月 2022年03月 定価1,980円 (本体1,800円) ISBN978-4-8433-6147-4 C1395
四六判/並製/カバー装

[編・エッセイ]和合 亮一

戦争や震災など、風化させたくない出来事を綴った、30篇の「まぶたにのこる」
エッセイを収録!

〈はかり知れないこと〉
 歴史への逃避 堀田善衛 
 黙示 古井由吉
 東京大空襲 澁澤龍彥
 葦の中の声 須賀敦子
 運と沈黙 北村太郎 
 原発事故のこと 井伏鱒二 
 枯れ葉と「高校生」と私 津島佑子  ほか

〈あらそいの傷あと〉
 戦後 寺山修司 
 独楽 三島由紀夫
 終戦前後 織田作之助 
 戦争について 黒島伝治
 私の戦争文学 大岡昇平
 戦後などない 四方田犬彦 
 戦争体験記の変質 吉村昭 

〈それでも日々は続く〉
 原爆回想 原民喜 
 一枚の写真から 野呂邦暢
 被災地までの距離 平野啓一郎 
 震災のあと 伊坂幸太郎 
 自転車を洗う。 和合亮一

巻末エッセイ ただ野菜が嫌いだったというだけの話である。和合亮一