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関連情報

• 『写真集成　近代日本の建築　第Ⅳ期　清水組建築写真集　全4巻・別巻1』のカタログはこちらです。（pdf/4,673KB）
• Maruzen eBook Library搭載　電子書籍版　清水組建築写真集　カタログ
• KinoDen搭載　電子書籍版　清水組建築写真集　カタログ

本書の内容

明治維新以降から戦前におけるあらゆる分野の建築物を収録する近代日本の名建築物写真集。現在では失われてしまった建築物をも収載する極めて貴重な建築資料集。

※品切れ、重版中です。（2023年2月27日現在）


★電子書籍版刊行しました★
価格等は、KinoDen／Maruzen eBook Library／EBSCO eBooks ほか各サービスにお問い合わせ下さい。

※刊行中止のお詫び
第２回配本の、『清水組建築写真集　別巻（解題・解説）』（通巻２４）につきまして、下記のとおりご報告申し上げます。
本巻は当初、２０１８年２月の刊行予定としてご案内申し上げ、編集作業を進めておりましたが、その後の度重なる監修者の個人的事情により、編集作業が滞っておりました。その結果小社としましては、やむを得ず刊行を中止させて戴くことと致しました。
つきましては本シリーズ「第Ⅳ期　清水組建築写真集」は全４巻（通巻２０～２３）を以て完結と致します。なお、本巻に収録する予定でございました解題および解説等は、監修者の意向も含めて、別途新たな企画として出版を目指す所存でございます。

　刊行をお待ち戴いておりましたお客様には、多大なるご迷惑をおかけ致したことと拝察し、深くお詫び申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。


【刊行にあたって】
　本シリーズ第Ⅰ期に続き、清水建設株式会社が戦前に刊行した建築作品写真集を復刻する。今回は第Ⅳ期として、明治期の作品集『清水方建築いへの写真』（明治二十二〜二十三年）、『清水方建築家屋撮影』（明治二十四年〜三十三年）、『弊店之作業 壱』（明治四十二年）と、その流れを汲む昭和初期の作品集『住宅建築図集』（昭和十年〜十四年）、『ホテル建築図集』（昭和十一年）を、同社所蔵資料を底本として収録する。
　清水建設株式会社が竣工記録を写真によって残しはじめるのは明治期からであるが、建築作品集の体裁を整えたのは『清水方建築いへの写真』（第一帙・明治二十二年、第二帙・明治二十三年）が最初である。両帙には明治十七年から明治二十二年までに竣工した主要建築作品二十四件を収めている。ちなみに『いへの写真』のプレート全てに「清水氏ノ依頼ニ応シテ江崎禮二撮影」と印字があり、日本の写真家の先駆けの一人で東京市会議員としても活躍した江崎禮二（一八四五年〜一九一〇年）が手がけている。これらを日本近代写真史の研究資料として見ることも可能であろう。
　『いへの写真』に続く『清水方建築家屋撮影』は折本の体裁で計七冊を収録。目次と凡例を附し、新たに平面図や配置図を示すなど写真以外の要素が加わっている。
　大正十二年九月の関東大震災の復興期を経て、昭和初期の作品集として『住宅建築図集』（第一輯・第二輯）と『ホテル建築図集』の三冊が刊行された。そのうち『住宅建築図集』第一輯には、明治二十年から大正五年までの約三十年間にわたり同社の相談役を務めた渋沢栄一の邸宅（震災により焼失）を、『ホテル建築図集』では大政奉還の翌年に竣工した代表的擬洋風建築のひとつである築地ホテル館（慶応四年）の錦絵と古写真を掲げている。いずれも象徴的な建築物であり、両作品集とも社史としての性格を備えた、日本の近代化を彩る歴史的建築作品集成であるといえよう。
　本シリーズ〈写真集成 近代日本の建築〉では今後、大正期の『彩色設計図集』と『清水組技術部設計建築作品集』（銀行之巻・事務所之巻）を刊行する予定である。（ゆまに書房出版部）

本書の特色

●あらゆる分野の建築物約600件の建築写真を収録。
●現存しない建物も多数収録し、写真資料としても貴重。