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社史で見る日本経済史 第5期 第78巻 中日実業株式会社三十年史 (中日実業株式会社編・刊 1934年)

社史で見る日本経済史 第5期 第78巻 中日実業株式会社三十年史 (中日実業株式会社編・刊 1934年)

[解説] 須永徳武

定価20,900円(本体19,000円) 
ISBN 978-4-8433-4600-6
刊行年月 2014年09月

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本書の内容

中日実業株式会社(初め「中国興業株式会社」)は、中国の鉱山開発を日華合弁で行うことを目的として、大正2(1913)年3月に設立された。設立発起人には、渋沢栄一、安田善三郎、益田孝、孫文等が名を連ねたが、袁世凱の介入により、大正3年4月「中日実業株式会社」へ改組される。本書前半では、会社存続を巡る、渋沢と中国政府との交渉が詳細に述べられる。本書後半では、同社の事業内容の他、借款先企業の解散や「現地不安」により、同社が本書刊行時点で整理縮小に向かっていたことが示される。業績の誇示を旨とする社史にあって、本書は企業の、特に戦前の外地における経営実態を記録した点で貴重であり、戦前期の日中関係を側面から映し出す好史料といえる。