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香港都市案内集成 第4巻 香港通過商業調査報告書ほか

シリーズ・近代アジアの都市と日本
香港都市案内集成 第4巻 香港通過商業調査報告書ほか

定価23,100円(本体21,000円) 
ISBN 978-4-8433-4398-2
刊行年月 2013年11月

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本書の内容

 ●香港通過商業調査報告書 
 伊藤武男(1909年・東京高等商業学校)
本書は、東京高等商業学校の「修学旅行制度」により作成された香港の現地調査報告書である。当時、日本では英語資料しか利用できなかったことに鑑み、現地企業や香港政庁、商工会議所等に赴き、貿易、商習慣、殖民政策等について信頼すべき情報を収集している。
 ●神戸華商ノ香港広東貿易事情
 満鉄経済調査会編(1936年・満鉄経済調査会)
調査にあたったのは満鉄嘱託の岡崎弘文。日貨排斥の傾向が強まる中で、対華南貿易に重要な地位を占める神戸華僑について、日本商人との関係、売買契約・決済の方式、香港広東間の交通状態等を示す他、神戸華商団体の定款等、重要資料を採録する。
 ●香港華僑概説 
 下條義克(1939年・東亜研究所)
著者は東亜同文書院の学生であり、夏季旅行の調査報告として本書をまとめた。本書の主眼は、抗戦経済に重要な地位を占めた香港華僑の実力把握にあり、居住地、有力華僑の職業、資産、経歴の紹介や、彼等の経営する企業・新聞の統計等のデータを多く含み、現在から見ても援蒋ルートの研究資料として有効である。
 ●香港と海南島 附澳門・広東・広州湾
 (朝日東亜リポート 1) 
 朝日新聞社東亜問題調査会編(1939年・朝日新聞社)
日中戦争の動向に伴い、華南地域への注目が高まったことに鑑み発行されたレポート。経済や交通等に関する当時最新の情報を集めていることに加え、英米の言説を紹介しつつ、極東における香港の政治的地位を強調する。太平洋戦争が勃発するまで数年の、日本の香港に対する見方を示す恰好の書である。