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社史で見る日本経済史 第5期 第2回 全5巻

社史で見る日本経済史 第5期 第2回 全5巻

揃定価73,700円(揃本体67,000円) 
ISBN 978-4-8433-4335-7
刊行年月 2013年09月

本書の内容

社史で見る日本経済史 第5期 第64巻 松屋発展史(デパスト社 編・刊 1935年)

刊行年月 2013年09月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-4336-4

[解説]末田智樹

松屋は古屋家が明治2(1869)年、横浜に鶴屋呉服店を開いたことに始まる。本書は「銀座の王者株式会社松屋を築き上げる迄の七十年間」を「初代二代の古屋徳兵衛氏を中心」に「同店経営の根幹をなす人々の功績と其経営の苦心の蹟を探り松屋発展の経路を明にせん事」を眼目とする(自序)。全六編から成り、コンパクトではあるが多角的に松屋発展の歩みと現況を伝える。

社史で見る日本経済史 第5期 第65巻 大伊勢丹 増築完成記念(百貨店新聞社 著・刊 1936年)

刊行年月 2013年09月 定価15,400円 (本体14,000円) IISBN978-4-8433-4337-1

[解説]末田智樹

伊勢丹は、明治19(1886)年に「伊勢屋丹治呉服店」として創業した。時代の趨勢とともに百貨店化を志し、昭和5(1930)年に株式会社となり、新宿に進出する。競合店のほてい屋を買収し、新宿本店の基礎を固める。創業者である初代二代の小菅丹治はともに商才に富み、その優れた経営方針によって伊勢丹は隆盛する。本書は、その増築を記念して「同店(伊勢丹)並に同店と取引ある諸生産業者の全貌」(序)を紹介する。

社史で見る日本経済史 第5期 第66巻 伊藤萬五十年史(株式会社伊藤萬商店 編・刊 1933年)

刊行年月 2013年09月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-4338-8

[解説]佐藤哲彦

伊藤萬は、明治16(1883)年に初代伊藤萬助が心斎橋筋に唐物屋(洋反物問屋)を開いたことに始まる。二代萬助の経営時代に洋反物の輸入から、繊維商品の販売と輸出に転じ、大正末から昭和初期に隆盛を迎え、「支那、満洲、印度、南洋、アフリカ方面に輸出を開始して国内商品の紹介に」貢献した(序)。かつて「天下の伊藤萬(イトマン)」とも称せられた同社の最盛期に編纂された社史の復刻。

社史で見る日本経済史 第5期 第67巻 日本綿花株式会社五十年史(日綿実業株式会社編・刊 1943年)

刊行年月 2013年09月 定価15,400円 (本体14,000円) IISBN978-4-8433-4339-5

[解説]宮里立士

日本綿花(後に日綿実業、ニチメン)は、外国産棉花の輸入を外国商人が独占していた明治25(1892)年、これに対抗するため関西の主な紡績会社が「棉花直輸入の機関」として創立する。インド綿や米綿の輸入大手として重きを成し、その後、綿布、羊毛や米穀、生糸も取扱い、紡績業や精米業その他の工業にも進出し、インド、ビルマから北米、中南米、東アフリカまで事業を展開する。本書は、戦後の総合商社の原型的活動を伝える貴重文献である。

社史で見る日本経済史 第5期 第68巻 風雪と激動の40年 油圧に生き 油圧を超えて(萱場工業株式会社 著・刊 1975年)

刊行年月 2013年09月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-4340-1

[解説]ゆまに書房編集部

萱場工業(現・カヤバ工業)は、青年発明家萱場資郎が大正8(1919)年に興した萱場発明研究所に始まり、昭和10(1935)年に株式会社となる。本書では、軍事関係で独創的開発の才を発揮した創業者萱場の発明苦心の話から筆が起こされ、戦前の軍需メーカーとしての同社が、敗戦と共に苦難期を迎えながら、やがてその高い技術力によって油圧機器や自動車などの基盤製品を生産するメーカーとなる姿が描かれる。技術史としても貴重な証言を含む独立系メーカーの社史。