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植民地帝国人物叢書 第58巻 満洲編19

植民地帝国人物叢書 第58巻 満洲編19
東宮大佐と加藤完治(石原文雄著・潮文閣刊1944年)

定価15,400円(本体14,000円) 
ISBN 978-4-8433-3674-8
刊行年月 2012年10月

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本書の内容

東宮鉄男〔とうみや・かねお〕一八九二〜一九三七
陸軍軍人。群馬県に生まれる。満洲開拓移民推進の中心的人物。また、張作霖爆死事件の実行犯ともされている。一九一五年に陸軍士官学校卒業後、陸軍歩兵少尉に任官。中尉に昇進した後、一九二〇年にシベリア出兵に参加する。一九二六年、独立守備歩兵第二大隊中隊長として奉天へ赴任。張作霖爆死事件の後、岡山第十連隊へ赴任となり帰国するも、一九三一年に吉林鉄道守備隊司令部応聘武官として再び満洲へ赴任。その後関東軍司令部付満洲国軍政部顧問となり、この頃より満洲への移民計画を推進する。日中戦争勃発後、特設師団の大隊長として杭州に赴き、戦死する。死後、特進し大佐となった。

加藤完治〔かとう・かんじ〕一八八四〜一九六七
教育者。農本主義者。満蒙開拓移民の指導者。東京に生まれる。一九一一年、東京帝国大学農学科を卒業後、帝国農会の嘱託として中小農保護政策に従事する。一九一三年、山崎延吉に招かれ愛知県立安城農林学校教諭となり、二年後、山形県立自治講習所所長となる。欧州視察を経て、一九二五年、茨城県に日本国民高等学校を創立し、校長として子弟の教育をする。満洲事変後、拓務省に招聘されると、東宮鉄男と共に満洲移民を推進させる。また、満洲開拓青少年義勇軍訓練所の所長として、多くの義勇軍を満洲へ送った。敗戦後は教職追放となるが、追放解除の後、日本国民高等学校校長に復帰する。