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社史で見る日本経済史 第4期 第2回 全5巻

社史で見る日本経済史 第4期 第2回 全5巻

揃定価96,800円(揃本体88,000円) 
ISBN 978-4-8433-3601-4
刊行年月 2011年05月

本書の内容

社史で見る日本経済史 第4期 第49巻 東京瓦斯七十年史 (東京瓦斯株式会社・1956年)

刊行年月 2011年05月 定価35,200円 (本体32,000円) IISBN978-4-8433-3602-1 C3321
A5判/上製/函入

[解説]宮里立士

東京瓦斯株式会社は多くの社史を刊行しているが、本書は本格的社史『東京瓦斯五十年史』(ゆまに書房から1999年復刻)に続くもの。関東大震災の資料焼失などもあり、明治期の資料の採録が五十年史に欠けていたため、新たに構想されたことが、「あとがき」で述べられる。本社及び系統会社役員と同社施設の写真を最初に掲げ、明治大正昭和の同社の歩みが資料に基づき綴られる。最後の資料編には年表等とともに外部研究者や著名な文筆家の寄稿文、英文略史も収録。充実した体制の下で編纂されたことが伝わる社史。

社史で見る日本経済史 第4期 第50巻 藤田組の五十年 (株式会社藤田組・1960年)

刊行年月 2011年05月 定価15,400円 (本体14,000円) IISBN978-4-8433-3603-8 C3321
A5判/上製/函入

[解説]佐藤哲彦

藤田組(現・フジタ)は、明治43年に藤田一郎、定市兄弟が広島で土木請負業を開始したことによる。はじめ郷里・広島を基盤としたが、大正昭和に全国的に事業を拡大、また軍請負の海外進出や戦後の業績拡大など、平易な文体で述べられる。その他、広島に原爆が投下された際、自宅で社長定市も大怪我を負った様子なども生々しく語られる。今は見られない建築物の写真を多数掲載するなど建築史的価値も高い社史。

社史で見る日本経済史 第4期 第51巻 函館船渠株式会社四十年史 (佐藤庄治編、函館船渠株式会社刊・1937年)

刊行年月 2011年05月 定価19,800円 (本体18,000円) IISBN978-4-8433-3604-5 C3321
A5判/上製/函入

[解説]ゆまに書房編集部

函館船渠株式会社(現・函館どつく)創立40年を期し、「本社に保存されて居る諸記録日記等を整理しこれを基礎として創立前後から昭和十一年十一月現在迄の沿革の大略を記述編纂したもの」(「本書編纂に就て」)。幕末以来の重要港湾・函館に船渠を創立しようとする気運から、渋沢栄一などの実力者や地元有力者らを創立委員にして発足。中堅造船会社として多難な経営時期を堅実に進む姿を描く。附録に年表等とともに創業当時の回想を収録し、また、工場や工事風景、手掛けた船舶の写真は興味深い。昭和戦前期の造船会社の典型的な社史。

社史で見る日本経済史 第4期 第52巻 不二家・五十年の歩み  (株式会社不二家・1959年)

刊行年月 2011年05月 定価13,200円 (本体12,000円) IISBN978-4-8433-3605-2 C3321
A5判/上製/函入

[解説]宮里立士

藤井林右衛門が明治43年、横浜元町に洋菓子店舗を開いたことで不二家の歴史は始まる。外国人でも知る日本を代表する富士山と自分の名前をヒントに社名を「不二家」とするなど、不二家は当初から外国をも意識したモダンな会社作りを目指していた。大正以降の日本の都市中産層の生活スタイルを先取りする洋菓子や店舗作りで成長し敗戦の痛手も乗り越えて行くさまが同書から描かれる。カラー写真も使い製品を紹介する平易で読みやすく、しかも充実した社史である。

社史で見る日本経済史 第4期 第53巻 日本楽器製造株式会社の現況 (山葉寅楠翁銅像建設事務所・1929年) 山葉寅楠翁(山葉寅楠翁銅像建設事務所・1929年) 山葉の繁り(日本楽器製造株式会社・1936年)

刊行年月 2011年05月 定価13,200円 (本体12,000円) IISBN978-4-8433-3606-9 C3321
A5判/上製/函入 ※品切れ

[解説]後藤隆基

日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ)は、創業者・山葉寅楠が浜松でオルガン製造を始めたことを起源とする。『山葉の繁り』はその50年を記念して刊行。同社がピアノやハーモニカなどの楽器のみならず、プロペラ製造にも携わってきたことを伝える。会社概要的な記述を中心にするが、写真を多用する稀覯書。「本写真帖『山葉の繁り』は吾社事業の概要を縮写したもの」、「五十年歴史の記念誌」(「序」)。また会社創立30年記念に関連してまとめられた『日本楽器製造株式会社の現況』『山葉寅楠翁』も併録。