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植民地帝国人物叢書 第33巻 朝鮮編14

植民地帝国人物叢書 第33巻 朝鮮編14

定価20,900円(本体19,000円) 
ISBN 978-4-8433-3397-6
刊行年月 2010年09月 ※在庫僅少

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本書の内容

【収録内容】
朴春琴代議士小伝(西田鶴子著・大日統社刊1933年) 〔朴春琴〕
我等の国家新日本 : 朝鮮同胞の不安と窘窮を述べて朝野諸賢に愬う(朴春琴著・朴春琴事務所刊1930年) 〔朴春琴〕
建白(杉山茂丸著・刊1923年) 〔杉山茂丸〕
樗堂言行録(須永元著・政教社刊1939年) 〔望月龍太郎〕

朴春琴〔ぼく・しゅんきん〕一八九一~一九七三
密陽漢文書塾・日語学校で学び、一九〇六年に日本へわたる。土木作業員をする一方、在日朝鮮人の相互扶助・地位向上に力を入れ、二〇年に朝鮮人労働者相互扶助団体である相救会を結成した。同会は翌年に親日融和団体である相愛会に改組した。三二年、衆議院議員に当選し、朝鮮人・在朝日本人の参政権と朝鮮人志願兵制度を請願する。また、京城で大義党を結成し、朝鮮独立運動家の一掃を試みるが失敗し、親日派民族反逆者に指名される。

杉山茂丸〔すぎやま・しげまる〕一八六四~一九三五
政治活動家。福岡藩出身。一八八〇年、東京へ出て山岡鉄舟の門人となる。八五年には同郷の頭山満と出会い、玄洋社の経済基盤確立のために奔走した。九二年、玄洋社を離れ、上海貿易を試みる。また、日本興業銀行の設立に尽力する。九八年、製糖産業の振興による台湾経済の確立を献策し、自らも製糖会社の設立に関わった。日露戦争後には、鉄道会社創設による満州経営策を立案した。また、韓国の保護国化を進めたが、希望していた両国の対等な立場での合併が行なわれなかったため、併合後には朝鮮の施政改革を訴えた。

望月龍太郎〔もちづき・りゅうたろう〕一八六四~一九三四
政治活動家。会津藩出身。官職には就かず、日本の大陸政策に奔走した。韓国における親日派団体である一進会の創立に関与し、同会とともに韓国の併合に尽力する。その一方、鉱山の経営を行なう。