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歴代総理大臣伝記叢書 第1回配本 全9巻

歴代総理大臣伝記叢書 第1回配本 全9巻

揃定価150,700円(揃本体137,000円) 
ISBN 978-4-8433-1749-5 C3323
A5判/上製/クロス装/函入
刊行年月 2005年06月

本書の内容

歴代総理大臣伝記叢書 第1巻 伊藤 博文 いとう ひろぶみ〔収録〕『孝子伊藤公』(末松謙澄著・博文館・一九一一年)

刊行年月 2005年06月 定価23,100円 (本体21,000円) IISBN978-4-8433-1779-2 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

伊藤博文(一八四一~一九〇九)。公人としての伊藤の功績を顕彰する伝記は数多く著されているが、本書は「私人」として、家庭生活を主軸として叙述されたもの。伊藤が父母、妻子など家族に宛てた書簡を編年で多数盛り込み、ここから生活人としての伊藤の生涯が描かれる。あわせてその私生活から明治政治史を検証する趣も備え、「明治の元勲・伊藤博文」を楽屋裏から観た明治政治史の貴重資料とも言うべき興味深い伝記。

歴代総理大臣伝記叢書 第2巻 黒田 清隆 くろだ きよたか〔収録〕『明治功臣録 玄の巻』〈抄〉(明治功臣録刊行会・一九一五年)/『明治偉傑集 上巻』〈抄〉(松栄閣書房・一九二六年)/『天下を取つた人々 1』〈抄〉(原田指月著・文武書院・一九二九年)

刊行年月 2005年06月 定価8,800円 (本体8,000円) IISBN978-4-8433-1780-8 C3323
A5判/上製/クロス装/函入 ※在庫僅少

黒田清隆(一八四〇~一九〇〇)。黒田には伝記刊行会等による正伝が無く、単独で著された伝記も数少ない。本叢書では大正、昭和初期に編まれた明治元勲の列伝、歴代総理伝の中から黒田についての伝記部分を抄録した。「維新三傑」に次ぐ薩摩閥の代表者にして、北海道開拓に大きな足跡を残しながらも、後半生は不本意な政治生活を送った黒田について、次代の評をここではまとめた。

歴代総理大臣伝記叢書 第3巻 山県 有朋 やまがた ありとも〔収録〕『山県元帥』(杉山茂丸著・博文館・一九二五年)

刊行年月 2005年06月 定価23,100円 (本体21,000円) IISBN978-4-8433-1781-5 C3323
A5判/上製/クロス装/函入 ※品切れ

山県有朋(一八三八~一九二二)。著者杉山茂丸は、福岡出身で頭山満の莫逆の友。明治から昭和初期にかけて、「政界の黒幕」として、その裏面で奔走した人物。「藩閥」の雄・山県は、著者にとって一面では「郷国の先輩の敵」(本書自序より)とも言うべき人物であるが、明治年間に時には提携し、日清、日露の戦勝を支えぬいた仲。その杉山が綴った「山県伝」。特に巻末に収められた「著者の追憶」は、両人の交渉を通して明治政治、外交の裏面を生々しく伝える注目すべき内容。

歴代総理大臣伝記叢書 第4巻 松方 正義 まつかた まさよし〔収録〕『明治功臣録 天之巻』〈抄〉(明治功臣録刊行会・一九一五年)/『天下を取つた人々1』〈抄〉(原田指月著・文武書院・一九二九年)

刊行年月 2005年06月 定価6,600円 (本体6,000円) IISBN978-4-8433-1782-2 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

松方正義(一八三五~一九二四)。松方には、徳富蘇峰監修で、戦後も数度復刻されている『公爵松方正義伝』や多くの関係資料が網羅された『松方正義関係文書』がある。ここでは『明治功臣録』から長州閥の巨頭・井上馨と併せてまとめられた「井上侯と松方侯」。『天下を取つた人々』から「公爵松方正義」を収録。主に財政家としての松方に対する次代の評をまとめた。

歴代総理大臣伝記叢書 第5巻 大隈 重信 おおくま しげのぶ〔収録〕『大隈重信』(渡辺幾治郎著・大隈重信刊行会・一九五二年)

刊行年月 2005年06月 定価18,700円 (本体17,000円) IISBN978-4-8433-1783-9 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

大隈重信(一八三八~一九二二)。大隈研究の根本資料を整理する機会に恵まれ、数種の大隈伝を執筆してきた著者が、様々な制約が解けた戦後、新たな視点から描いた「大隈重信伝」。「大隈資料とその一代の事績、思想の再検討」(本書より)を志し、「近代日本史上におけるかれ(大隈)の真価を究め、かれの正しい意思」を伝えるべく著わされた大隈に関する伝記の決定版。

歴代総理大臣伝記叢書 第6巻 桂 太郎 かつら たろう〔収録〕『桂大将伝』(杉山茂丸著・博文館・一九二四年)

刊行年月 2005年06月 定価31,900円 (本体29,000円) IISBN978-4-8433-1784-6 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

桂太郎(一八四七~一九一三)。「ニコポン」と呼ばれ、政界操縦策に長けた軍人政治家桂を、「政界の黒幕」杉山が描いた異色の伝記。「日露戦争を其当初より設計したる当の責任者として」「離るべかざる地位にあつた」(序言より)両者の視点から明治期の軍政、軍部と政治の関り、また著者が心血を注いだ日露戦争、韓国併合の問題が、桂を主軸として明らかにされる異色の伝記。

歴代総理大臣伝記叢書 第7巻 西園寺公望 さいおんじ きんもち〔収録〕『西園寺公望自伝』(小泉策太郎筆記、木村毅編・大日本雄弁会講談社・一九四九年)

刊行年月 2005年06月 定価13,200円 (本体12,000円) IISBN978-4-8433-1785-3 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

西園寺公望(一八四九~一九四〇)。西園寺の口述を、大正・昭和初期の政党政治家で、幸徳秋水との交遊や政界切っての策士として知られた小泉策太郎が筆記。これを木村毅が編集したもの。敗戦後の「時勢の一変」により、公表可能となった自伝。西園寺の肉声を通して幕末以来の近代日本の政情、政界人物月旦が縦横に語られる貴重な証言。

歴代総理大臣伝記叢書 第8巻 山本権兵衛 やまもと ごんべえ〔収録〕『英傑山本権兵衛』(鷲尾義直著・牧書房・一九四一年)

刊行年月 2005年06月 定価14,300円 (本体13,000円) IISBN978-4-8433-1786-0 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

山本権兵衛(一八五二~一九三三)。犬養毅を畏敬する著者が、それに並ぶ近代日本の英傑と観る山本権兵衛を描いた伝記。「我が海軍育ての親であり、海国日本の大恩人」(本書より)を、本人の直話や海軍関係者、側近、知人、家族の逸話を中心として、「権兵衛伯概観」「武人権兵衛伯」「政治家権兵衛伯」「人間権兵衛伯」に編立てして、描き出した「英雄伯(山本)の全貌」。

歴代総理大臣伝記叢書 第9巻 寺内 正毅 てらうち まさたけ 〔収録〕『父子寺内元帥』(片倉藤次郎・アジア青年社・一九四四年)

刊行年月 2005年06月 定価11,000円 (本体10,000円) IISBN978-4-8433-1787-7 C3323
A5判/上製/クロス装/函入

寺内正毅(一八五二~一九一九)。本書は、「父子伝」の体裁を取っているが、父子別々に叙述され、子の寿一より正毅に多くの紙幅を割いている。その寺内正毅の典型的な長州閥軍人としての栄達、韓国統監から朝鮮総督を経て首相の印綬を帯び、総辞職直後の死去までを描く。同内閣の直面した難問題、鄭家屯事件、シべリア出兵、米騒動等個別に整理され、彼の内閣時代に関し、簡便に纏められた好著。