HOME書籍検索 > 時世粧 全2巻【new!】

時世粧 全2巻【new!】

時世粧 全2巻【new!】

[監修] 三上聡太(同志社大学助教)

揃定価63,800円(揃本体58,000円) 
ISBN 978-4-8433-7232-6 C1395
B5判/上製/カバー装
刊行年月 2026年06月(予定)
電子書籍 あり

関連情報

本書の内容

伝統から流行へ。―京都の老舗をスポンサーとして刊行したPR誌/文芸誌を完全復刻!

(電子書籍=同時1アクセス:本体63,800円+税╱同時3アクセス:本体127,600円+税)
★電子書籍版はKinoDen/Maruzen eBook Libraryのサービスでご購入になれます。

本書の特色

●「日本一贅沢なPR誌」(堀口大学)
● 鳩居堂、一保堂、春芳堂、ゑり善、香取屋、寺内貴金属店など京都の老舗十九店が同人として参加。
● 佐藤春夫、室生犀星、萩原朔太郎、三好達治、与謝野晶子、宇野浩二、井伏鱒二ら京都ゆかりの文学者が寄稿。
● 小林祐史、浅沼守らK・P・S(キヨウト・ホト・ソサエテ)の写真家が広告を撮影。
● 堂本印象、清水六兵衛ら京都ゆかりの画家・陶芸家の作品も紹介。

刊行にあたって          同志社大学助教 三上聡太

 「時世粧(じせいそう)」はもともと白居易の言葉で、「流行」という意味がある。パリでさまざまなモード誌に触れていた堀口大学が、そのスタイルを輸入し、京都で同じようなものをつくろうと刊行したのがこの雑誌である。
 見どころは何と言っても「PR誌と文芸誌の両者を兼ねた編集」(紅野敏郎)にある。目次には京都の老舗と京都ゆかりの文学者の名前がずらりと並ぶ。いかに堀口大学でも京都にこれほどの人脈をもっていたとは考えにくく、友人の初瀬川松太郎(八代目初瀬川柳庵)らの協力があったと思われる。また直前に京都の老舗をあつめた「洛趣会」、専門店をあつめた「京都専門大店会」が発足したことも後押しとなったに違いない。
 今回の復刻では、一九三四(昭和九)年十一月から一九三八(昭和十三)年二月までに刊行された全八号を復刻する。使用した原本は京都の老舗に大切に保管されていたものであり、当時のモダンかつ瀟洒な雰囲気をそのまま再現することができた。メディア研究や文学研究はもちろん、広告研究にも幅広く活用されたい。

●時世粧同人会● 
鳩居堂(熊谷直清)、香取屋(橋本信次郎)、山本ショール(山本源三郎)、鎰屋(白波瀬季一)、初瀬川(初瀬川松太郎)、揚光堂(三上正三郎)、マルサン(木村安次郎)、ゑり善(亀井辰次郎)、寺内貴金属店(寺内季之助)、一保堂(渡辺雅之助)、志ま三(山本勝之助)、小野春宝飾店(小野正之助)、アダチ鞄靴店(安達真三)、岩田蒲団店(岩田市兵衛)、石川雑貨店(酒井定右衛門)、春芳堂(伏原佳一郎)、杉村屋モスリン店(稲本治三郎)、蝶屋洋服店(大橋理祐)、めいせんや(山本文助)。