
千島開拓の先覚者―
評伝 郡司成忠【new!】
定価19,800円(本体18,000円)
ISBN 978-4-8433-7163-3 C1023
A5判/上製/カバー装
刊行年月 2026年03月(予定)
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本書の内容
千島の開拓に人生を捧げた郡司成忠(1860~1924)の生涯と活動。
(電子書籍=同時1アクセス:本体19,800円+税╱同時3アクセス:本体39,600円+税)
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印刷書籍版 2026年3月刊行予定
電子書籍版 2026年3月刊行予定
明治時代に千島拓殖を試みた海軍軍人、郡司成忠(ぐんじ・しげただ 1860~1924)の初の本格的評伝にして、成忠曾孫による研究成果の集大成。成忠は幕臣幸田家に生れてほどなく郡司家の養子となってから、明治維新の荒波に立ち向かう。武士の世界から抜け出した成忠は軍人を志し、1872年に海軍の門戸を叩く。その時に際会した北の辺境、千島に自らの大義を見出したことは、1893年に報效義会を立ち上げる動機となり、成忠を同志とともに千島へといざなった。拓殖では特に水産業の発展に尽力し、後年には北洋漁業の先駆者と評価された。拓殖事業は1920年に中止されるまで続くが、その間にも成忠は中国やロシアへ進出し、1924年に死去するまで日本の国防に尽した。本書では、これまで知られてこなかった成忠の軍人時代や報效義会の詳細な拓殖経緯、中国大陸への進出、シベリア出兵への関わりなども克明にして、新たな成忠像に迫る。
目次
第1章 成忠の生い立ちと少年時代
はじめに
第1節 幸田家のなりたち
第2節 誕生から海軍兵学寮入寮まで
第3節 海軍兵学寮(校)時代
小括
第2章 海軍将校時代
はじめに
第1節 千島防衛プランの構想
第2節 報效義会の誕生
第3節 出発前夜
小括
第3章 報效義会創生時代
はじめに
第1節 短艇隊の悲劇
第2節 択捉島、捨子古丹島、占守島へ
第3節 千島での最初の越年
小括
第4章 報效義会発展時代
はじめに
第1節 日清戦争への従軍
第2節 家族とともに占守島へ移住
第3節 カムチャツカへ初渡航
第4節 千島移民保護費の継続を求めて
小括
第5章 独立自営時代
はじめに
第1節 報效義会の南洋進出
第2節 千島アイヌ帰還運動
第3節 高岡直吉と勝田主計の千島視察
小括
第6章 報效船隊設立運動時代
はじめに
第1節 報效義会の登記と韓国への出漁
第2節 報效船隊設立運動と全国遊説
第3節 カムチャツカへのまなざしと拿捕事件
小括
第7章 「風雲急」の時代
はじめに
第1節 日露戦争前夜
第2節 日露戦争中の成忠
第3節 幽閉と占守島本部の解体
第4節 釈放とグレブニツキーの援助
小括
第8章 「北奔南走」の時代
はじめに
第1節 日露戦争後10年間の報效義会
第2節 露領漁業組合組織活動
第3節 辛亥革命と清国における漁業調査
第4節 反革命派との関係
第5節 革命派との関係
小括
第9章 「大陸雄飛」の時代
はじめに
第1節 念願のシベリア渡航
第2節 斎藤実の密命(反日運動調査)
第3節 日本軍の撤退と成忠の帰国
第4節 最後の日々
小括
第10章 死後の評価
はじめに
第1節 北海道庁による評価
第2節 青森県民による顕彰
第3節 政府、遺族、社会運動家による顕彰
第4節 戦争中の出版物
第5節 戦後の出版物
小括
終 章
補 説 郡司家史料の来歴
年譜╱参考文献╱おわりに╱事項索引╱人名索引
