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どう向きあう? HIV╱エイズのこれから

どう向きあう? HIV╱エイズのこれから

[著] 山縣真矢(NPO法人プラウドハウス東京 理事) [監修] 染矢明日香(NPO法人ピルコン 理事長)

定価3,740円(本体3,400円) 
ISBN 978-4-8433-7140-4 C0036
B5判/上製カバー装/オールカラー/48頁
刊行年月 2025年12月(予定)

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本書の内容

将来、未知の感染症はかならず登場します。 同じ過ちを犯さないために、わたしたちは何ができるでしょうか。

<はじめに>
人類の歴史に「エイズ」が登場してから半世紀近くが経ちました。
この間に治療法は格段に進歩し、エイズは「死に至る病」から「コントロール可能な病気」になりました。しかし、減ったとはいえ、世界規模で見ると感染者はまだまだ多く、また、日本では社会的関心が薄れてきているのが現状です。
本書は、中学・高校背に向けて、「HIV/エイズ」という感染症が、日本の社会でこれまでどう扱われてきたのかを伝え、これからどう向き合えばいいのかを考える手がかりを提示します。
その上で本書が、新型コロナウイルスをはじめ、これから出会うだろう道の感染症とどのように向きあえば良いのかのヒントになれば幸いです。

目次

第1章 「これから」のためのHIV/エイズの歴史
01 未知の病の登場
02 日本のエイズ患者第1号をめぐって
03 エイズは、ゲイの病気?
04 エイズパニック〜松本・神戸・高知〜
05 「日本人異性愛者」はどこにいる?
06 エイズ予防法案をめぐって
07 薬害エイズ
08 薬害エイズ裁判
09 第10回国際エイズ会議in横浜
10 GIPA原則
11 「Living Together」キャンペーン
12 HIV/エイズ流行の終結を目指して


第2章 HIV/エイズの基本情報
01 日本のHIV感染者、エイズ患者数、HIV検査件数の動向
02 HIV感染後の経過
03 HIV検査について
04 治療薬の進化
05 HIV陽性者が利用できる主な支援制度
06 U=U
07 現在も続くHIV陽性者への差別や偏見
08 世界のHIV/エイズの状況
09 セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)

コラム1 「世界エイズデー」のポスターに見る女性表象
コラム2 世界に向けて発信!HIV/エイズの啓発活動

手記1 後藤正義「ツッコミだらけの人生」
手記2 奥井裕斗「いないはずの僕」
寄稿 染矢明日香「HIV/エイズは『わたしたち』の問題」

本書の特色

●中高生向けに書かれた、HIV╱エイズの本。
●HIV╱エイズの歴史、感染経路、治療薬の進化などの基礎知識を豊富な図版でわかりやすく紹介。
●HIV陽性者の手記、感染症年表、相談窓口なども収録。
●国際エイズ会議やGIPA(Greater Involvement of People Living with HIV/AIDS エイズ問題へのHIV陽性者の積極的参加)、「Living Together」キャンペーンなどの様々な取り組みも詳しく紹介します。