HOME > 書籍検索 > 動物はどのくらいかしこいのかな?【new!】
動物はどのくらいかしこいのかな?【new!】
定価3,960円(本体3,600円)
ISBN 978-4-8433-6959-3 C6745
A4判変型/48頁
刊行年月 2025年09月(予定)
オンライン書店
オンライン書店で『動物はどのくらいかしこいのかな?【new!】』の情報をチェックする
本書の内容
人間はかなりかしこい。 でも、人間が、地球上でいちばんかしこい生き物なの?
はじめに
知能はいろいろ
人間以外の動物がどれくらいかしこいのかを知るには、人間と同じことができるかどうかを比べてもたいしてよくはわからない。
それぞれの動物が生きている自然環境のなかで、どのようにして困った問題を切りぬけているのかとか、なにをして生き残ってきたのかとかを調べてみるといい。
人間が考えたり学んだりするやり方がすばらしいのは、たしかにそのとおり。ただ、ほかの生き物にも、その生き物だけがもつ、知恵をはたらかせる力があるんだ。
生き物の世界には、みんながまだ知らないおもしろいことがたくさんあるんだよ。
第1章
進化は止まらない
チャールズ・ダーウィンが、種は親から子、子から孫へとつづくうちに体の特徴が少しずつ変わっていく、「進化する」という考えを思いついたんだ。
第2章
ささやきでコミュニケーション
人間以外の動物は私たちのような言葉は話せないけど、仲間どうしでコミュニケーションをとれるように進化してきたんだ。
第3章
仲間といっしょがいい
動物は仲間の様子をじっと見て、なにを食べるかとか、どうやって危険をさけたらいいかとかを考えたりしている。
第4章
なんとか切りぬける
野生で暮らす生き物のまわりには危険がいっぱい!次々と降りかかる問題を切りぬけるためには、かしこく考える力がなくっちゃね。
第5章
あふれ出る気持ち
動物って、ほんとうのところなにかを感じているんだろうか?じつは動物の行動や体の動き—姿勢、顔の表情、動作、鳴き声—がいい手がかりになるんだ。
さいごに
もっともっとよく知る
世界はかしこい生き物であふれている。私たち人間には、そんな生き物たちから学ぶことがまだまだたくさんあるってことをおぼえておいてね。
動物行動学者は......
自然環境のなかで動物がどんなことをしているのかを調べている。とくに注意して観察するのは、こんなときの様子だ。
● 仲間と、考えや気持ちを伝えあう(コミュニケーションする)、競争する、協力しあう
● 食べ物をさがす、自分を守る、ほかの場所へ引っ越す
● 子どもをつくるつがい相手を選ぶ、子どもを生んで育てる
● 困っている問題を切りぬける、そのとき考え出した方法を身につける
性格ってなんだろう?
あなたがほかの人と違うのは、あなただけの考え方や感じ方があって、あなただけのふるまい方をするから。人間以外の動物にも性格があるんだよ。
ハエでもイカでもガチョウでも、同じ種の2匹がいっしょにいたとしても、なんでも同じようにするわけじゃない。パグやトラネコを2匹飼っている人なら、動物にも性格の違いがあるってことに気づいているかもしれないね。