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書誌書目シリーズ126
諸字類集成 —小山田与清『群書捜索目録』Ⅴ— 全9巻【new!】
揃定価159,500円(揃本体145,000円)
ISBN 978-4-8433-6892-3 C3300
A5判/上製/カバー
刊行年月 2025年01月(予定)
本書の内容
好評のシリーズ第五弾。江戸期の地誌の索引「大八洲記標目」、神祇関係の総索引「八部字類抄」、連歌関係の索引「家筑三類語」、「令義解目録」、「和名抄類字」など、日本語学や古辞書研究の立場からも有意義な文献を収録。
監修の言葉 梅田 径(帝京大学文学部日本文化学科講師/博士(文学))
国立国会図書館蔵『群書捜索目録』の中から第1回配本に「大八洲記標目」、「八部字類抄」、「色葉集字類」、「本草和名字類」、「家筑三類語」、「和名抄類字」、第2回配本として「令義解目録」「歌学索引」の8点18冊を復刻する。「大八洲記標目」は江戸期の地誌、「八部字類抄」は神祇関係の総索引、「家筑三類語」は連歌関係の索引、「和名抄類字」は平安期の古辞書の索引、「令義解目録」は平安初期の法制書の索引といったように、時代も性質もそれぞれに異なったものである。今回の企画ではそもそも雑多な『群書捜索目録』という索引叢書の現存部分中から比較的小ぶりな索引を集めることとした。これは出版の必要から巻次を編輯したものに過ぎず、これらがなんらかの内容上の関わりをもってまとめられたということではないことを最初にお断りしておく。当然「諸字類集成」という本書の書名も編者の便宜によるものである。
しかしながら、連歌の語句索引は極めて珍しく、『和名抄』、『令義解』は編者である小山田与清の考証随筆にも頻出する重要な著作である。「大八洲記標目」は江戸期の地誌に価値を認めて索引を作る事例として注目されるし、「歌学索引」は与清が作ろうとしたが完成に至らなかった『歌学大成』と索引との関係をうかがわせるだろう。国立国会図書館蔵『群書捜索目録』は「文峰四臨」、「八十八部類語」など大規模な索引叢書が集中的に書写されて現存しているように見えるが、このような小さくとも貴重な索引類が残されたことの意義は極めて大きい。また「色葉集字類」「和名抄類字」のように古辞書の索引を作っていたことは、古辞書をより使いやすくする工夫であったと言えるだろう。日本語学や古辞書研究の立場からも、有意義な文献である
書誌書目シリーズ126 諸字類集成 —小山田与清『群書捜索目録』Ⅴ 第1回配本 全5巻
刊行年月 2025年01月(予定)
定価88,000円
(本体80,000円)
ISBN978-4-8433-6893-0 C3300
書誌書目シリーズ126 諸字類集成 —小山田与清『群書捜索目録』Ⅴ 第2回配本 全4巻
刊行年月 2025年08月(予定)
定価71,500円
(本体65,000円)
ISBN978-4-8433-6899-2 C3300