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支配と統計【new!】

支配と統計【new!】
―台湾の統計システム(1945~1967)・総督府から国民党へ―

[著] 林佩欣

定価4,180円(本体3,800円) 
ISBN 978-4-8433-6353-9 C3022
A5判/並製/カバー装
刊行年月 2022年07月(予定)

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本書の内容

台湾の統計史についての初めての本格的研究。 台湾各所に残る公文書や、 日本の大学に集められた資料などを渉猟した実証研究。

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目次

第1章 はじめに――問題の設定 
第2章 南京国民政府の統計組織とその特徴
第3章 植民地における台湾統計制度の設立
第4章 戦後台湾国民政府による統計システムの接収とその再建(1945-1947)
第5章 中華民国による台湾への主計制度の移植と業務統計システム(1947-1967)
第6章 戦後台湾「中華民国台閩地区戸口普査」の実施
第7章 台湾における農家経済調査システムの構築
第8章 おわりに ―発見された事実の意味と残された問題
あとがき/参考文献/索   引

本書の構成と主な内容

●第1章 はじめに —問題の設定
●第2章 南京国民政府の統計組織とその特徴
現在台湾において統計制度の主流である主計制度が、戦前期にどのように、いかなる視点で南京国民政府により設計されて運用されたのかについて紹介する。
●第3章 植民地期における台湾統計制度の設立
戦前期に台湾総督府はどのように欧米の植民主義国家に学んで台湾に統計システムを導入し、調査統計と業務統計を完備させ、その成果を植民地支配に応用したのかについて紹介する。
●第4章 戦後台湾国民政府による統計システムの接収とその再建(1945〜1947)
終戦後、国民政府が台湾を接収した際に、どのように台湾総督府の統計実務家を「留用」しつつ、台湾総督府の統計設備やノウハウを学んで、過渡期の統計制度を設計し、それによって台湾を理解し、円滑に接収したのかについて紹介する。
●第5章 中華民国による台湾への主計制度の移植と業務統計システム(1947〜1967)
1949年に中央機関が台湾に転入したことをきっかけに、行政院主計処が入ってきたが、その中央レベルの統計機関は、省レベルの統計機関と、どのように統計任務を分担し、現代台湾の業務統計システムを制度化させたかについて紹介する。
●第6章 戦後台湾「中華民国台閩地区戸口普査」の実施
1950年代に戦後のベビーブームや大勢の軍民の台湾への撤退による人口爆発と直面するなか、中華民国政府はどのように戦前期の国勢調査のノウハウを学んで、戦後台湾に初めての人口センサスを実施したのかについて紹介する。
●第7章 台湾における農家経済調査システムの構築
戦前期に台湾総督府の農業専門家である東郷実により実施された農業調査体系は、植民地支配にどのような機能を果たし、さらに戦後の台湾にどのような影響を及ぼしたのかについて紹介する。
●第8章 おわりに —発見された事実の意味と残された問題
【参照文献】【索引】


林佩欣(りんぺーしん・LIN, Pei-Hsin) 1977年台湾屏東県生まれ。2012年に国立台湾師範大学歴史学科博士卒業。博士(歴史学)。国立台湾師範大学僑生先修部兼任助理教授、一橋大学経済研究所外国人特別研究員を経て、現在、国立台北大学海山学研究センター研究員、国立台北大学歴史学科兼任助理教授。専門は統計調査史、台湾近代史、海山地方学。主な業績:著書に『台湾総督府統計調査事業之研究』花木蘭出版社、2014年。編著に『海山大観:国立台北大学海山学研究センター簡介』国立台北大学海山学研究センター、2021年(洪健栄、林炯任共編)。