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琉球文学大系 全35巻【new!】
定価237,820円(本体216,200円)
ISBN 978-4-8433-6238-9 C3391
A5判/上製/本クロス装/貼函入
刊行年月 2022年03月(予定)
本書の内容
琉球文学研究120年。琉球文学のテキストを初めて集大成。 名桜大学創立25周年、公立大学法人化10周年記念事業。 ゆまに書房創業50周年記念出版。
【名桜大学『琉球文学大系』編集刊行委員会】
◆ 名誉委員長
山里 勝己 前・名桜大学学長/名桜大学大学院教授
◆ 委員長
波照間 永吉 名桜大学大学院教授
◆ 副委員長
照屋 理 名桜大学上級准教授
◆ 委員
山里 純一 名桜大学大学院教授 赤嶺 守 名桜大学大学院教授
小番 達 名桜大学教授 小嶋 洋輔 名桜大学教授
屋良 健一郎 名桜大学上級准教授 渡具知 伸 編集刊行事務局長
【第一回配本】二〇二二年三月刊行予定
第一巻=おもろさうし 上
著=波照間 永吉
名桜大学大学院教授
名桜大学『琉球文学大系』編集刊行委員会委員長
●発売記念特価:本体五、四〇〇円+税
ISBN978-4-8433-6239-6 C3391
A5判上製/本クロス装/貼函入/六五〇頁(予)
[本文組]三段組=頭注7ポ/本文9ポ/訳文8ポ
造本・装幀=倉本 修
電子書籍 同時刊行予定!!
価格等は、KinoDen/Maruzen eBook Library/EBSCO eBooks ほか各サービスにお問い合わせ下さい。
※推薦します
中西 進 Nakanishi Susumu
国際日本文化研究センター名誉教授
藤井貞和 Fujii Sadakazu
詩人・東京大学名誉教授
高良倉吉 Takara Kurayoshi
琉球大学名誉教授・琉球史
佐藤 優 Sato Masaru
作家・名桜大学客員教授・元外務省主任分析官
刊行にあたって 波照間 永吉 『琉球文学大系』編集刊行委員会委員長
琉球文学研究が始まって約120年が経つ。この間、伊波普猷・仲原善忠・外間守善・池宮正治など多くの研究者がこの未開の大地を耕して豊饒の沃野とし、さまざまな成果物を世に送ってきた。しかし、まだこの領域のテキストを体系的に整理し、研究者はじめ多くの人々に提供する仕事は成されていない。
『おもろさうし』や琉球歌謡のテキストについては、評価すべき仕事はなされているが、琉歌・組踊はじめ説話、沖縄芝居、琉球和文学・琉球漢文学、そして文学を支える歴史・民俗などの基礎資料を含めた、琉球文学を一望するテキストの制作がなされなくてはならない。琉球文学研究、そして琉球・沖縄文化研究の拡大と深化のために、研究水準を保ったテキストの整備が必要である。『琉球文学大系』を構想する所以である。
今回、名桜大学が『琉球文学大系』を構想し、その実現に向けて確たる一歩を踏み出したことは、琉球文学研究史にとどまらず、ひろく琉球・沖縄文化研究の世界で特筆されることである。文学領域を主要な部分とするが、文学と表裏をなす歴史・民俗などの領域についてもその必須文献を収録することとしている。これを整備し公刊することによって、琉球・沖縄文化研究は大きく裾野を広げることができるにちがいない。その概要は、全35巻。文学領域27巻、歴史領域4巻、民俗・地誌領域4巻である。これまでの研究の粋をあつめ、信頼される本文を構築し、細密な語注を施し、全巻に解説を付す。そして、現代語訳の必要な文献については可能な限り訳文も付けていく予定である。
この事業の完成によって、ユネスコが「消滅の危機に瀕した言語」とした琉球語の表現の豊かさ・多様性が多くの人々に共有されることになるだろう。未来につながる琉球語へ永遠の生命を吹きこむ仕事になるにちがいない。
1992年、関根賢司氏は「アンソロジー〈琉球弧の文学〉の構想」(『省察』第4号)の中で「琉球文学古典大系(あるいは全集、あるいは集成)、全一〇〇巻(あるいは全六〇巻、少なくとも三十六巻)という企画を構想しなければならない」と書いた。我々の構想の魁であることを記しておきたい。一方、氏はこれを「幻の〜」とし、その実現は「ほとんど絶望的だ」とも書いた。しかし、今、氏が負の要素として挙げた研究者の協力態勢は整い、そして編集・刊行の経済的問題も、山里勝己前学長の思想と沖縄への篤い思いに導かれて、名桜大学が本事業を地域文化への貢献事業と位置づけることによって、道が開けた。幻ではなくなったのである。10年〜12年という時間は『琉球文学大系』の完成のためにはむしろ短い。世紀の大事業の完成に向けて心して歩んで行きたいと思っている。
全35巻の構成 第1巻=発売記念特価:本体5,400円+税/第2巻〜第35巻=各巻定価:本体6,200円+税
※刊行予定:2022年3月=第1巻、2022年9月=第14巻、2022年12月=第11巻、2023年3月=第2巻。以降、約3ヶ月毎に1巻ずつの配本予定。
第1巻 おもろさうし 上 波照間永吉 著 ISBN978-4-8433-6239-6 2022年3月刊行
第2巻 おもろさうし 下 波照間永吉 著 ISBN978-4-8433-6240-2 2023年3月刊行予定
第3巻 混効験集 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6241-9
第4巻 琉球歌謡 沖縄篇 上 照屋 理 ほか著 ISBN978-4-8433-6242-6
第5巻 琉球歌謡 沖縄篇 下 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6243-3
第6巻 琉球歌謡 奄美篇 先田光演 ほか著 ISBN978-4-8433-6244-0
第7巻 琉球歌謡 宮古篇 上 本永 清 ほか著 ISBN978-4-8433-6245-7
第8巻 琉球歌謡 宮古篇 下 上原孝三 ほか著 ISBN978-4-8433-6246-4
第9巻 琉球歌謡 八重山篇 上 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6247-1
第10巻 琉球歌謡 八重山篇 下 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6248-8
第11巻 琉歌 上 照屋 理 ほか著 ISBN978-4-8433-6249-5 2022年12月刊行予定
第12巻 琉歌 中 前城淳子 ほか著 ISBN978-4-8433-6250-1
第13巻 琉歌 下 前城淳子 ほか著 ISBN978-4-8433-6251-8
第14巻 組踊 上 大城 學 ほか著 ISBN978-4-8433-6252-5 2022年9月刊行予定
第15巻 組踊 下 大城 學 ほか著 ISBN978-4-8433-6253-2
第16巻 琉狂言 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6254-9
第17巻 琉球演劇(1) 狩俣繁久 ほか著 ISBN978-4-8433-6255-6
第18巻 琉球演劇(2) 狩俣繁久 ほか著 ISBN978-4-8433-6256-3
第19巻 琉球演劇(3) 狩俣繁久 ほか著 ISBN978-4-8433-6257-0
第20巻 琉球演劇(4) 狩俣繁久 ほか著 ISBN978-4-8433-6258-7
第21巻 琉球演劇(5) 狩俣繁久 ほか著 ISBN978-4-8433-6259-4
第22巻 琉球説話 上 山里純一 ほか著 ISBN978-4-8433-6260-0
第23巻 琉球説話 下 山里純一 ほか著 ISBN978-4-8433-6261-7
第24巻 琉球和文学 上 大胡太郎 ほか著 ISBN978-4-8433-6262-4
第25巻 琉球和文学 下 屋良健一郎 ほか著 ISBN978-4-8433-6263-1
第26巻 琉球漢文学 上 上里賢一 ほか著 ISBN978-4-8433-6264-8
第27巻 琉球漢文学 下 上里賢一 ほか著 ISBN978-4-8433-6265-5
第28巻 琉球史史料(1)田名真之 ほか著 ISBN978-4-8433-6266-2
第29巻 琉球史史料(2)麻生伸一 ほか著 ISBN978-4-8433-6267-9
第30巻 琉球史史料(3)赤嶺 守 ほか著 ISBN978-4-8433-6268-6
第31巻 琉球史史料(4)豊見山和行・ 屋良健一郎 ほか著 ISBN978-4-8433-6269-3
第32巻 琉球民俗関係資料(1) 波照間永吉 ほか著 ISBN978-4-8433-6270-9
第33巻 琉球民俗関係資料(2) 赤嶺 守 ほか著 ISBN978-4-8433-6271-6
第34巻 琉球民俗関係資料(3) 照屋 理 ほか著 ISBN978-4-8433-6272-3
第35巻 琉球民俗関係資料(4) 山里純一 ほか著 ISBN978-4-8433-6273-0
琉球文学大系 第1巻 おもろさうし 上
刊行年月 2022年03月
定価5,940円
(本体5,400円)
ISBN978-4-8433-6239-6 C3391
A5判/上製/本クロス装/貼函入/656頁
琉球文学大系 第14巻 組踊 上
刊行年月 2022年09月(予定)
定価6,820円
(本体6,200円)
ISBN978-4-8433-6252-5
琉球文学大系 第11巻 琉歌 上
刊行年月 2022年12月(予定)
定価6,820円
(本体6,200円)
ISBN978-4-8433-6249-5
琉球文学大系 第2巻 おもろさうし 下
刊行年月 2023年03月(予定)
定価6,820円
(本体6,200円)
ISBN978-4-8433-6240-2