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東アジア近代史 第16号

東アジア近代史 第16号

定価2,200円(本体2,000円) 
ISBN 978-4-8433-4197-1 C3020
刊行年月 2013年06月

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本書の内容

《特集》国境の多層性と明瞭化― 一九世紀東アジアの経験―
特集にあたって(高江洲昌哉)
帝政期のロシア極東における「自由港」の意味(左近 幸村)
一九世紀の国境策定と先住民
 ―アムール、樺太、千島における日ロ中のせめぎあいの中で―(佐々木史郎)
一九世紀後半の鴨緑江境界と越江朝鮮人―『江北日記』を通して―(秋月 望)
東南アジア海域世界における国境の導入をめぐる一考察―スールー諸島周辺の事例から―(床呂 郁哉)
近世対馬沿岸の漁業に見る漁場と国境―対馬藩の西目?規制と朝鮮海密漁―(木部 和昭)
《独立論文》
朝鮮・満洲方面からみた寺内正毅像の一断面
 ―鴨緑江採木公司等との関係を通じて―(菅野 直樹)
植民地朝鮮の日本人農村移民村と同化主義
 ―全羅北道・大場村里の事例―(鄭 勝 振・松本 武祝)
明治初期の法運用と旧刑法編纂の契機―讒謗律・新聞紙条例から旧刑法ヘ―(大庭 裕介)
汪兆銘南京国民政府参戦問題に関する一考察(李 仁 哲)
第一次世界大戦期における中国の参戦問題と日中外交(楊 海 程)
戦後台湾における中華民国の国定祝日
 ―国民党政権「正統中国国家」の象徴とその変容―(周 俊 宇)
一九世紀後半の中国における国際法をめぐる状況
 ―ウィリアム・マーティンの書簡に基づく一考察―(原田明利沙)
《インドシナ戦争史研究》
「インドシナ戦争史聞き取り会」報告(饗庭 孝男・岩壁 義光)
防衛駐在官の見たサイゴン陥落(新井 道彦)
《書  評》
家近亮子著『蔣介石の外交戦略と日中戦争』(深町 英夫)
阿南友亮著『中国革命と軍隊 近代広東における党・軍・社会の関係』(山本  真)
石井寛治著『帝国主義日本の対外戦略』(谷ヶ城秀吉)
麻田雅文著『中東鉄道経営史 -ロシアと「満洲」 1896-1935-』(加藤 聖文)
近藤正己・北村嘉恵・駒込武編『内海忠司日記 
一九二八-一九三九-帝国日本の官僚と植民地台湾-』(松田 利彦)
《新刊紹介》
小林隆夫著『19世紀イギリス外交と東アジア』(藤波  潔)
谷ヶ城秀吉著
『帝国日本の流通ネットワーク―流通機構の変容と市場の形成― 』(高江洲昌哉)
裴京漢著『汪精衛研究―現代中国民族主義の屈折』(金 賢 貞)
鈴木楠緒子著
『ドイツ帝国の成立と東アジア─遅れてきたプロイセンによる「開国」』(青山 治世)
《活動報告》/《第一八回研究大会予告》