立命館大学社会システム研究所叢書1
近代中国と企業・文化・国家
定価7,150円(本体6,500円)
ISBN 978-4-8433-3170-5 C3022
刊行年月 2009年04月
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本書の内容
近代中国・台湾を舞台とした、政治経済史・経営史・日中関係史・文化史を主題にした実証論文集。新進・若手の優れた研究者による成果をよりすぐった、立命館大学社会システム研究所叢書第一号。
目次
緒 言 金丸裕一
第一章 清朝駐英公使薛福成の領事設置活動
―総理衙門との論議を中心に― 青山治世
第二章 中国塩「専売」芻議
―司馬遷、加藤繁と左樹珍― 山腰敏寛
第三章 官営製鉄所と赤谷鉱山:大冶鉱石獲得前史 長島修
第四章 民国期華商企業における西洋式会計制度移植
―中華煤球公司の事例研究(一九二六 ~ 一九三六年)― 陳計堯
第五章 中国における近代的出版業の展開
―「雑誌の時代」を演出した張静廬― 絹川浩敏
第六章 近代上海日系中小企業の存立基盤 許金生
第七章 十九世紀末 ―一九三〇年代初期の上海における製革業 吉田建一郎
第八章 抗戦前期上海租界における資本家の経済活動
―虞洽卿の言動にみる「救済市民」と「発国難財」― 今井就稔
第九章 上海電力公司接収前後
―各種調査報告書の陥穽― 金丸裕一
第十章 近代日本の「外地」における高等商業教育
―台北・京城・大連を事例として― 横井香織
第十一章 戦時経済統制下の台湾炭鉱業 一九三七 ~ 一九四五 陳慈玉
後 記 金丸裕一
人名索引
【本書の特色と目次】
●近代中国・台湾を舞台とした、政治経済史・経営史・日中関係史・文化史を主題にした実証論文集。全十一論文。人名索引付き。
●新進・若手の優れた研究者による成果をよりすぐった、立命館大学社会システム研究所叢書第一号である。