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関連情報

• 「自力更生彙報　全6巻」のカタログはこちらです。（pdf/5,136KB）

本書の内容

日本の朝鮮総督府植民地統治の特色が一目瞭然の資料

●植民地期朝鮮において総督府が行った施策の中で、特筆すべきもののひとつが農村における自力更生運動である。この運動の機関誌として総督府が発行したのが「自力更生彙報」であり、そこには、文書主義や、社会教育、人材育成など、総督府植民地統治の特色を見出すことができる。
　本誌は1933（昭和８）年3月に創刊され、1941年（昭和16）年１月第88号で終刊となる。
　本誌創刊時の朝鮮農村は、構造的な問題の上に世界的な不況が重なり、荒廃が進んでいた。それを立て直すため総督府が進めたのが、自力更生運動であった。一定の成果を収めつつ、日中戦争により、戦時体制が唱えられ、本運動はそこに収斂されていった。

【本書の特色】
●朝鮮総督府の植民地統治の中で重要な問題のひとつである「自力更生運動」の貴重な史料。

●総督府がとった文書主義、人材育成、社会教育などの施策を具体的に知ることが出来る。

●現在、日韓両国でほとんど所蔵がなく、今回、唯一全号を所蔵する岡山資生研図書館本を復刻。

●詳細な解説と総目次を付す。