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新・プロレタリア文学精選集 第20巻 平田小六『囚はれた大地』昭和9年 ナウカ社

新・プロレタリア文学精選集 第20巻 平田小六『囚はれた大地』昭和9年 ナウカ社

[監修] 浦西和彦 [解説] 対馬美香

定価17,600円(本体16,000円) 
ISBN 978-4-8433-1199-8 C3393
A5判/上製/函入

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本書の内容

津軽で教師木村狷助が見たのは貧困と無知にあえぐ農民たちだった。煩悶する狷助、改革を志す与一青年、栄達を目論む一家、悲恋を育む若者らの群像を通して「村」という共同体の来歴を雄渾に描く。

[著者紹介]
平田小六 ひらた・ころく 明治36(1903)・11・1~昭和51(1976)・5・18
小説家。秋田生れ。大正12年、弘前中学を卒業し、青森の漁村の小学教師になる。昭和4年画家を志して上京。同7年唯物論研究会に参加し文学に転向。『文化集団』に「囚はれた大地」(昭和8)を連載し注目された。以降農村を舞台にした作品を発表。戦後は木村狷助などの名義で評論活動を展開。著書に『童児』(昭和10)『瑞穂村』(昭和14)など。