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新・プロレタリア文学精選集 第18巻 徳永直『何処へ行く?』昭和6年 改造社
定価14,300円(本体13,000円)
ISBN 978-4-8433-1197-4 C3393
A5判/上製/函入
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本書の内容
貧困に倒れた小作農はどこへ行けばいい? 東京か、地獄か、闘争か? 慶一は数奇な運命の末、孤独な上流夫人と出会う。それは嵐のような労働争議の幕開けだった。暴圧と闘う青年たちを描く長篇。
[著者紹介]
徳永直 とくなが・すなお 明治32(1899)・1・20~昭和33(1958)・2・15
小説家。熊本生れ。大正15年の共同印刷争議で指導的存在として活動。この体験に基づく長篇『太陽のない街』(昭和4)は学歴の無い労働者による最初の小説として注目を集めた。ナップに参加し、以降作家生活に入る。戦後は新日本文学会に参加、一貫して労働する庶民の姿を描き出した。著書に『八年制』(昭和14)、『妻よねむれ』(昭和23)など多数。