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新・プロレタリア文学精選集 第12巻 金子洋文『部落と金解禁』昭和5年 塩川書房

新・プロレタリア文学精選集 第12巻 金子洋文『部落と金解禁』昭和5年 塩川書房

[監修] 浦西和彦 [解説] 須田久美

定価8,800円(本体8,000円) 
ISBN 978-4-8433-1191-2 C3393
A5判/上製/函入

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本書の内容

金解禁たぁ何だべか? 魚の相場がこんなに下がっておらたちが苦しむのも、この怪物のせいだんべ……。不況と選挙に揺れる秋田の漁村を舞台に、無産者の主張をユーモラスに描いた表題作など7篇。

[著者紹介]
金子洋文 かねこ・ようぶん 明治27(1894)・4・8~昭和60(1985)・3・21
小説家、劇作家。秋田生れ。本名吉太郎。大正2年秋田県立秋田工業機械科卒。同10年、小牧近江、今野賢三らと『種蒔く人』を創刊。「地獄」(大正12)により文壇に認められた。一方、『文芸戦線』系の劇作家、演出家としても活躍。戦後一時期、社会党の代議士となったが、一貫して新派、新国劇の発展に尽した。『洗濯屋と詩人』(昭和2)他、著書多数。