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近代日本アート・カタログ・コレクション 第6回配本 国民美術協会主催展/国画創作協会/国画会/日本自由画壇 全11巻

近代日本アート・カタログ・コレクション 第6回配本 国民美術協会主催展/国画創作協会/国画会/日本自由画壇 全11巻

揃定価200,200円(揃本体182,000円) 
ISBN 978-4-8433-1036-6 C3371
A5判/上製/函入
刊行年月 2003年11月

関連情報

本書の内容

■国民美術協会(こくみんびじゅつきょうかい)
国民美術協会は大正2年の西部第1回展から同10年まで毎年展覧会を開催した。第3回以降は会員による出品公募展に加え、特別陳列が企画された。また外国美術展として「仏蘭西現代美術展覧会」「独逸現代美術展覧会」やエミール・ベルナールの個展等を主催した。松方正義による絵画やタペストリーのコレクション展も開催された。

■国画創作協会(こくがそうさくきょうかい)
文展の曖昧な審査基準等への不満から、京都市立絵画専門学校の同窓生で若手の小野竹喬・土田麦僊・村上華岳・野長瀬晩花・榊原紫峰の5名により、大正7年(1918)に結成。「国画創作協会宣言書並ニ規約」を発表、鑑査顧問に竹内栖鳳と中井宗太郎を迎え第1回展を京都と東京で開催、その折に入選した入江波光が同人となる。大正15年に梅原龍三郎・川島理一郎、昭和2年に富本憲吉・金子九平次を迎え、それぞれ第2部(洋画)と、工芸部・彫刻部を新設。しかし文展に代わる帝展の創設や協会組織の運営上の問題等により、母体の第1部(日本画)が昭和3年(1928)に解散した。

■国画会(こくがかい)
国画創作協会の第1部(日本画)解散後、第2部(洋画)と彫刻部・工芸部は国画会と改称して活動を継続し昭和4年(1929)に最初の公募展を開催、第2部併設以来の回数を追い国画会第4回展とした。その際に高村光太郎・椿貞雄・浜田庄司・バーナード・リーチらが会員として参加した。昭和6年には平塚運一を中心として版画部、同14年には野島康三・福原信三により写真部を新設した。同年彫刻部全員が退会するが、戦後38年にS・A・S(彫刻家集団)の全委員が合流して再開された。現在も絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門を擁して、毎年春に公募展を開催している。

■日本自由画壇(にほんじゆうがだん)
大正8年(1919)11月、厳選な審査が問題となった帝展第1回展開催を契機に、南画家の池田桂仙が中心となって京都在住の画家16名(井口華秋・伊藤小坡・猪飼嘯谷・上田萬秋・植中直斎・小村大雲・水田竹圃・庄田鶴友・加藤英舟・林文塘・西井敬岳・渡辺公観・高山春凌・玉舎春輝・広田百豊)により結成された。「芸術ニ於ケルト同ジク凡テノ行動ニ何等拘束ヲ受クル処ナク」発表することを目的とし、翌9年の第1回展を京都・東京で開催、以降毎年開催するとともに臨時に試作展を開き、公募鑑査のうえ陳列した。昭和17年(1942)まで存続した。