HOME書籍検索近代日本アート・カタログ・コレクション 第1期 全82巻 > 近代日本アート・カタログ・コレクション 第5回配本 白日会/国民美術協会 全5巻

近代日本アート・カタログ・コレクション 第5回配本 白日会/国民美術協会 全5巻

近代日本アート・カタログ・コレクション 第5回配本 白日会/国民美術協会 全5巻

揃定価84,700円(揃本体77,000円) 
ISBN 978-4-8433-0973-5 C3371
A5判上製/函入
刊行年月 2003年05月

関連情報

本書の内容

■白日会
光風会の主導者であった中沢弘光と、フランスのサロン・ド・トンヌに入選を果たすなどしていた川島理一郎が中心となり発足。創設メンバーは、光風会・太平洋画・二科会・日本美術院系などの作家たちであり、一会派に偏らない、所属団体以外での研究発表の場となった。設立の年に第1回展を開催(三越呉服店・日本橋)、第2回展から一般公募の規定を設け東京府美術館にて毎年開催、合わせて小品展や、昭和7年には朝鮮総督府教育会後援で白日会朝鮮展覧会(京城府)を開催するなどしている。終戦の翌年には復活第1回展を呼びかけ第22回展を開催し、戦後は伊藤清永を中心に発展した。会は絵画部と彫刻部から成り、毎年公募展を開催して現在に至っている。

■国民美術協会
明治44年の白馬会解散後、「美術家共通の利害問題を処理すべき一大機関」とするべく、フランスのソシエテ・ナショナル・デ・ボザールに倣い、松岡壽・小山正太郎・黒田清輝(初代会頭)・岩村透らを中心として大正2年3月に創立。洋画部のほかに、彫塑・建築・装飾美術・日本画・学芸部が順次組織された。国民美術協会展の開催とは別に、「仏蘭西現代美術展覧会」や松方幸次郎のコレクション展(「松方氏蒐集 欧洲綴織及絵画展覧会」)等を主催し、さらに大典記念美術館建設を東京府に建議、また帝展への工芸部門新設を積極的に働きかけるなどした(大正14年に東京府美術館着工、昭和2年に帝展第四部工芸が開設)。大正12年12月には、機関紙『国民美術』(『美術月報』の改称)を創刊した。