吉屋信子少女小説選２ 返らぬ日
定価1,870円（本体1,700円）
ISBN 978-4-8433-0738-0 C0393
四六判上製／美麗カバー装
刊行年月 2003年04月
本書の内容
人生の荒波を前に、少女はいつまで幸せでいられるだろう―
女学生の哀歓を描き切った、『花物語』の姉妹編ともいうべき初期短編集。
★時代を超えて読み継がれる少女小説の古典、待望の再刊。
★古き良き乙女の世界が、中原淳一の美しい挿絵と共に新たによみがえります。
●『返らぬ日』
《美しいこのひとは私のこいびとよ！》―。日本橋の乾物問屋の妾腹の娘・彌生と上海生まれの早熟な少女・かつみ、やさしい桃色のためいきのような二人の友愛は《あぶのうまる》？ 女学生をめぐる小説とエッセイを収録した『花物語』の姉妹篇ともいえる初期作品集。
★吉屋信子少女小説選シリーズ ★
1.暁の聖歌
2.返らぬ日
3.紅雀
4.三つの花
5.毬子