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坂口安吾論集1 越境する安吾

坂口安吾論集1 越境する安吾

定価3,080円(本体2,800円) 
ISBN 978-4-8433-0722-9 C0095
A5判
刊行年月 2002年09月

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本書の内容

日本は、日本人は、日本文化はどこへ行くのか。20世紀的価値観の大転換期を迎えたいま、ふたたび「安吾」の言葉が持つ可能性を考える。「坂口安吾研究会」の初の論文集!

●収録内容●
■柄谷行人「安吾とアナーキズム」
■西川長夫「戦争と文学―文学者たちの十二月八日をめぐって」
■山城むつみ「坂口安吾と『古代日本』」
■小谷真理「それは遠く、電子の森の彼方から―坂口安吾『桜の森の満開の下』を読む」
■〈共同討議〉「批評と研究の『あいだ』」(川村湊/浅子逸男/小林真二/井口時男)
■武田信明「『アンゴウ』解読のためのエスキース ―坂口安吾『アンゴウ』論」
■林 淑 美「<モラル>と呼ぶ新しい概念の創造―「白痴」と安吾の戦後」
■菅本康之「歴史とアレゴリー ―『紫大納言』の政治的読解」
■藤原耕作「無頼という場所」
■杉浦 晋「『文章の一形式』の同時代性」
■大原祐治「ひとつの血脈への賭け―坂口安吾『イノチガケ』の典拠と方法」
■七北数人 新資料と解題「坂口安吾・全集未収録エッセイ&アンケート」
■加藤達彦 安吾時評「文学研究にまつわるある種の閉塞感と<伝記的研究>の可能性」

【訂正事項】
「越境する安吾」書籍内に以下の誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
()内はルビを示します。
・44頁下段10行目
〈誤〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の[2字欠]空間 → 
〈正〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の遊ぶ空間
・44頁下段17行目
〈誤〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の[3字欠]   → 
〈正〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の世界と
・47頁下段6行目
〈誤〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の[6字欠]楽[2字欠]ん →
〈正〉仮想性差(ヴァーチャル・ジェンダー)の演技的行為を楽しんで~