HOME ＞ 書籍検索 ＞ 近代未刊史料叢書6　参謀本部歴史草案　全7巻・別冊

近代未刊史料叢書6　参謀本部歴史草案　全7巻・別冊

近代未刊史料叢書6　参謀本部歴史草案　全7巻・別冊

［監修・編集・解説］ 広瀬順皓

定価165,000円（本体150,000円）　
ISBN 978-4-8433-0305-4 C3321
A５判／上製／函入／総頁3758頁　
刊行年月　2001年05月

本書の内容

明治35年８月に一部完成した参謀本部の幻の正史「参謀本部歴史草案」（防衛庁防衛研究所図書館所蔵「宮崎史料」）を復刻。「草案」の序文には、第一に参謀本部の設立過程を記述し、第二に明治35年現在に至る本部条例・編制・職制沿革、本部重要処理事項、主要人事などを編纂した旨が記されており、「正史編」11冊（明治４年～21年）、「編輯材料」26冊（明治11年～36年）で構成されている内容は、次の四種に大別される。

【甲】 本部条例、編制および職制等に関する件。
【乙】 本部にて処理せし主要事項及び受領せる移牒・協議・報告等本部業務に関する件。
【丙】 本部に関する主要人事。
【丁】 参考雑件。特に甲乙は「機秘密書類、機秘密人事書類、普通書類、人事命令簿、請書簿、日記、外事書類等ヨリ博ク探」った（序文）もので、軍事・内政・外交に関する重要書類が多い。また「編輯材料」には正史に採用されなかった多くの関係史料が収録されている。本書の刊行に際し、「編輯材料」（第４巻～第７巻）の詳細な件名目録を別冊として収録し、史料利用の便を図ると共に、「正史」編との比較検討を容易にできるよう配慮した。